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公開番号2024090776
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206876
出願日2022-12-23
発明の名称カートリッジ
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類B41J 2/175 20060101AFI20240627BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】より効率的に液体収容部に液体を注入できる技術を提供する。
【解決手段】印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジにおいて、カートリッジは、カートリッジ装着部に対して水平方向である挿入方向に挿入された挿入完了の後に、挿入方向の奥側を回転支点として、カートリッジのうち挿入方向の手前側部分を、重力方向成分を有する回転装着方向に移動させる装着動作によってカートリッジ装着部に装着され、カートリッジは、外殻を形成する本体部と、本体部の内部に位置し、印刷装置に供給する液体を収容する液体収容部と、本体部を貫通して液体収容部と連通する液体注入口と、液体収容部と連通し、カートリッジ装着部の液体導入部に液体を供給する液体供給部と、を有する液体収容体と、液体収容体に取り付けられたアダプターであって、液体導入部が挿通される挿入開口部を有するアダプターと、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジであって、
前記カートリッジは、前記カートリッジ装着部に対して水平方向である挿入方向に挿入された挿入完了の後に、前記挿入方向の奥側を回転支点として、前記カートリッジのうち前記挿入方向の手前側部分を、重力方向成分を有する回転装着方向に移動させる装着動作によって前記カートリッジ装着部に装着され、
前記カートリッジは、
外殻を形成する本体部と、
前記本体部の内部に位置し、前記印刷装置に供給する液体を収容する液体収容部と、
前記本体部を貫通して前記液体収容部と連通する液体注入口と、
前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部の液体導入部に前記液体を供給する液体供給部と、を有する液体収容体と、
前記液体収容体に取り付けられたアダプターであって、前記液体導入部が挿通される挿入開口部を有するアダプターと、を備える、カートリッジ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記本体部は、前記カートリッジ装着部に前記カートリッジが装着された装着状態において、
前記本体部のうち前記挿入方向の奥側に位置する前壁と、
前記前壁と交差し、前記アダプターが位置する側とは反対側に位置する上壁と、
前記前壁と前記上壁とが交わる収容体角部と、を有し、
前記液体注入口は、前記収容体角部に形成される、カートリッジ。
【請求項3】
請求項1に記載のカートリッジであって、
前記液体注入口の直径は、前記液体導入部の内径よりも大きい、カートリッジ。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のカートリッジであって、さらに、
前記液体注入口を塞ぐ栓体を備え、
前記栓体は、前記装着動作において、前記カートリッジ装着部に干渉しない、カートリッジ。
【請求項5】
請求項4に記載のカートリッジであって、
前記栓体は、前記液体注入口に取り付けられた状態において、前記液体収容部側に位置する栓底部を有し、
前記栓底部は、溝部を有する、カートリッジ。
【請求項6】
請求項4に記載のカートリッジであって、
前記栓体は、弾性部材によって形成されている、カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、カートリッジの技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、液体収容体と、液体収容体に取り付けられるアダプターと、を備えたカートリッジが知られている(特許文献1)。この技術では、カートリッジは、印刷装置のカートリッジ装着部に対して、水平方向である挿入方向に挿入された後に、挿入方向の奥側を始点として重力方向成分を有する接続方向に回転移動させることで装着される。液体収容体は、液体を収容する液体収容部と、液体収容部の液体を印刷装置の液体導入部に供給する液体供給部と、を有する。液体供給部には、液体を流通させる内部流路を開閉する弁機構が配置されている。弁機構は、カートリッジ装着部にカートリッジが装着された装着状態において、液体供給部のうち液体導入部側に位置する供給先端部から順に、弁座と、弁体と、付勢部材と、を有する。弁座は、円環状の弾性部材である。弁体は、柱状部材であり、弁座に形成された弁孔を塞ぐ。付勢部材は、弁体を弁座側に付勢する。カートリッジ装着部に対するカートリッジの装着動作において、液体導入部が弁体を弁座から離れる方向に押すことで、弁機構が開弁して、液体収容部に収容された液体が印刷装置側に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-53794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、液体収容部に液体を注入する場合に、液体供給部の弁機構を開弁して液体を注入する必要がある。よって、より効率的に液体収容部に液体を注入できる技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本開示の一形態によれば、カートリッジが提供される。印刷装置のカートリッジ装着部に着脱可能に装着されるカートリッジにおいて、前記カートリッジは、前記カートリッジ装着部に対して水平方向である挿入方向に挿入された挿入完了の後に、前記挿入方向の奥側を回転支点として、前記カートリッジのうち前記挿入方向の手前側部分を、重力方向成分を有する回転装着方向に移動させる装着動作によって前記カートリッジ装着部に装着され、前記カートリッジは、外殻を形成する本体部と、前記本体部の内部に位置し、前記印刷装置に供給する液体を収容する液体収容部と、前記本体部を貫通して前記液体収容部と連通する液体注入口と、前記液体収容部と連通し、前記カートリッジ装着部の液体導入部に前記液体を供給する液体供給部と、を有する液体収容体と、前記液体収容体に取り付けられたアダプターであって、前記液体導入部が挿通される挿入開口部を有するアダプターと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
印刷システムの概略構成を示す斜視図。
カートリッジ装着部の斜視図。
カートリッジ装着部を+Z方向側から見た図。
液体導入部と液体供給部との詳細を説明するための図。
カートリッジ装着部に対するカートリッジの着脱過程を説明するための図。
挿入完了状態におけるカートリッジおよびカートリッジ装着部を示す断面図。
装着状態におけるカートリッジおよびカートリッジ装着部を示す断面図。
カートリッジの斜視図。
液体注入口の詳細を説明するための図。
図9の領域A1の拡大図。
液体注入口に栓体が装着されたカートリッジの部分斜視図。
第2実施形態における栓体の第1斜視図。
第2実施形態における栓体の第2斜視図。
取付状態のカートリッジとカートリッジ装着部とを示す第1断面図。
図14の領域A2の拡大図。
取付状態のカートリッジとカートリッジ装着部とを示す第2断面図。
第3実施形態における栓体の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
A.第1実施形態:
A-1.印刷システムの構成:
図1は、印刷システム1の概略構成を示す斜視図である。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるXYZ軸が描かれている。X軸,Y軸,Z軸の矢印が向いている方向は、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を示している。X軸,Y軸,Z軸に沿った正の方向を、それぞれ+X方向,+Y方向,+Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸の向いている方向と逆の方向が、それぞれX軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向である。X軸,Y軸,Z軸に沿った負の方向を、それぞれ-X方向,-Y方向,-Z方向とする。X軸,Y軸,Z軸に沿った方向で正負を問わないものを、それぞれX方向,Y方向,Z方向と呼ぶ。
【0008】
本実施形態では、印刷システム1の使用状態において、X軸およびY軸が水平面に沿った軸であり、Z軸が重力方向に沿った軸である。以下においては、重力方向を-Z方向とし、反重力方向を+Z方向とする。印刷システム1の前面側から後面側に向かう方向を-Y方向とし、後面側から前面側に向かう方向を+Y方向とする。また、印刷システム1を前面側から見たときに、右側から左側に向かう方向を+X方向とし、左側から右側に向かう方向を-X方向とする。なお、「印刷システム1の使用状態」とは、水平面に印刷システム1が設置された状態を指す。これ以降に示す図および説明についても同様とする。
【0009】
印刷システム1は、印刷装置10と、印刷装置10に液体としてのインクを供給するカートリッジ4と、を備える。
【0010】
本実施形態では、印刷装置10は、液体としてのインクを吐出ヘッド22から吐出するインクジェットプリンターである。印刷装置10は、カートリッジ装着部6と、制御部31と、キャリッジ20と、吐出ヘッド22と、駆動機構30と、を備える。また、印刷装置10は、印刷装置10の動作をユーザーが操作するための操作ボタン15を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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