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公開番号2024090763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206855
出願日2022-12-23
発明の名称飛行体及び飛行体を用いた給水システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B64U 10/13 20230101AFI20240627BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】道路が分断された場合であっても、給水が必要な場所へ迅速な給水ができる飛行体、及び、この飛行体を用いた給水システムを提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、ドローン10において、吸水ポンプ61と、吸水ポンプ61により汲み上げた水を貯留する貯留タンク62と、プロペラ21を駆動するモータ22と、吸水ポンプ61とモータ22に電力を供給するパワーコントロールユニット35と、電力を蓄電するバッテリ31と、電力を発電するジェネレータ42と、ジェネレータ42を駆動するエンジン41と、エンジン41に供給する燃料を蓄える燃料タンク32と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
吸水ポンプと、
前記吸水ポンプにより汲み上げた水を貯留する貯留容器と、
プロペラを駆動するプロペラ駆動モータと、
前記吸水ポンプと前記プロペラ駆動モータに電力を供給する電力制御回路と、
前記電力を蓄電するバッテリと、
前記電力を発電する発電機と、
前記発電機を駆動するエンジンと、
前記エンジンに供給する燃料を蓄える燃料タンクと、を有すること、
を特徴とする飛行体。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
請求項1の飛行体において、
前記飛行体を水上に浮かせるための浮力部を有すること、
を特徴とする飛行体。
【請求項3】
請求項1または2の飛行体と、
取水が可能な複数の取水ポイントに関する情報を記憶している記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記情報から、給水が必要な場所から最寄りの位置にある取水ポイントを選定して第1目的地に決定し、前記給水が必要な場所を第2目的地にする目的地決定部と、
前記飛行体を前記第1目的地へ飛行させて前記貯留容器への取水を行い、前記貯留容器への取水が完了した後、前記飛行体を前記第2目的地へ飛行させる飛行体運行管理部と、を有すること、
を特徴とする飛行体を用いた給水システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、水を汲み上げて貯留することができる飛行体、及び、この飛行体を用いて被災地の避難所などの給水が必要な場所への給水を行う飛行体を用いた給水システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水を飲料用や医療用に浄化する各種機器が搭載された移動台車を用いて、インフラの損壊による給水不能地域や水不足地域に給水する造水装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-195767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、各地で自然災害が多発しており、被災地において、インフラが損壊して、水の供給が困難になる事態が発生している。このように被災地にて水の供給が困難になると、被災地の住民の日常生活に大きな影響を及ぼし、場合によっては被災地の住民の人命に関わるおそれもある。そのため、被災地への迅速な給水を行うことが必要である。
【0005】
特許文献1に開示された造水装置では、移動台車として、キャタピラー走行式や荒れ道を走行可能な車輪走行式といった陸上で走行させる車両を用いるとしているが、災害により道路が分断された場合には移動台車を走行させることができなくなる。そうすると、被災地の避難所などの給水が必要な場所へ迅速な給水ができなくなってしまう。
【0006】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、道路が分断された場合であっても、給水が必要な場所へ迅速な給水ができる飛行体、及び、この飛行体を用いた給水システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、飛行体において、吸水ポンプと、前記吸水ポンプにより汲み上げた水を貯留する貯留容器と、プロペラを駆動するプロペラ駆動モータと、前記吸水ポンプと前記プロペラ駆動モータに電力を供給する電力制御回路と、前記電力を蓄電するバッテリと、前記電力を発電する発電機と、前記発電機を駆動するエンジンと、前記エンジンに供給する燃料を蓄える燃料タンクと、を有すること、を特徴とする。
【0008】
この態様によれば、飛行体は吸水ポンプと当該吸水ポンプにより汲み上げた水を貯留する貯留容器とを有する。そのため、飛行体を飛行させることにより、陸路を使用しないで、水源まで飛行して水源で吸水ポンプにて水を汲み上げて貯留容器に貯留した後、給水が必要な場所まで飛行して水を運んで給水を行うことができる。したがって、道路が分断された場合であっても、給水が必要な場所へ迅速な給水ができる。
【0009】
また、飛行体はエンジンで駆動する発電機を有する。そのため、バッテリの充電量が少なくなった場合でも、エンジンで発電機を駆動させて発電することにより、バッテリの充電量を補うことができる。したがって、飛行体を長時間かつ長距離飛行させることができるので、水源から給水が必要な場所まで遠く離れている場合であっても、給水が必要な場所へ給水ができる。
【0010】
上記の態様においては、前記飛行体を水上に浮かせるための浮力部を有すること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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