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公開番号2024073907
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184886
出願日2022-11-18
発明の名称PCVシステム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F01M 13/00 20060101AFI20240523BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】PCVバルブに伝わるブローバイガスの圧力変動幅を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】PCVシステムは、単気筒又は二気筒のエンジンと、エンジンに接続された吸気通路と、エンジンと吸気通路に接続されており、エンジンから吸気通路にブローバイガスを送るPCV通路と、PCV通路に配置されているPCVバルブと、を備えている。PCV通路は、エンジンとPCVバルブとの間の上流通路と、PCVバルブと吸気通路との間の下流通路と、を備え、上流通路は、第1通路と、第1通路と並列の第2通路とを備え、第1通路と第2通路の少なくとも一方にチャンバーが設けられていてもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
単気筒又は二気筒のエンジンと、
前記エンジンに接続された吸気通路と、
前記エンジンと前記吸気通路に接続されており、前記エンジンから前記吸気通路にブローバイガスを送るPCV通路と、
前記PCV通路に配置されているPCVバルブと、を備え、
前記PCV通路は、前記エンジンと前記PCVバルブとの間の上流通路と、前記PCVバルブと前記吸気通路との間の下流通路と、を備え、
前記上流通路は、第1通路と、前記第1通路と並列の第2通路とを備え、
前記第1通路と前記第2通路の少なくとも一方にチャンバーが設けられている、PCVシステム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
単気筒又は二気筒のエンジンと、
前記エンジンに接続された吸気通路と、
前記エンジンと前記吸気通路に接続されており、前記エンジンから前記吸気通路にブローバイガスを送るPCV通路と、
前記PCV通路に配置されているPCVバルブと、を備え、
前記PCV通路は、前記エンジンと前記PCVバルブとの間の上流通路と、前記PCVバルブと前記吸気通路との間の下流通路と、を備え、
前記上流通路は、第1通路と、前記第1通路と並列の第2通路とを備え、
前記第1通路の径と前記第2通路の径とが異なっている、PCVシステム。
【請求項3】
単気筒又は二気筒のエンジンと、
前記エンジンに接続された吸気通路と、
前記エンジンと前記吸気通路に接続されており、前記エンジンから前記吸気通路にブローバイガスを送るPCV通路と、
前記PCV通路に配置されているPCVバルブと、を備え、
前記PCV通路は、前記エンジンと前記PCVバルブとの間の上流通路と、前記PCVバルブと前記吸気通路との間の下流通路と、を備え、
前記上流通路は、第1通路と、前記第1通路と並列の第2通路とを備え、
前記第1通路の長さと前記第2通路の長さとが異なっている、PCVシステム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のPCVシステムであって、
前記第1通路と前記第2通路の両方にチャンバーが設けられており、
前記第1通路に設けられたチャンバーの容積と前記第2通路に設けられたチャンバーの容積とが異なっている、PCVシステム。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載のPCVシステムであって、
前記第1通路と前記第2通路の両方にチャンバーが設けられており、
前記エンジンから前記第1通路に設けられたチャンバーまでの距離と前記エンジンから前記第2通路に設けられたチャンバーまでの距離とが異なっている、PCVシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のPCVシステムであって、
前記第1通路に設けられたチャンバーの容積と前記第2通路に設けられたチャンバーの容積とが同じである、PCVシステム。
【請求項7】
請求項1から3のいずれか一項に記載のPCVシステムであって、
前記PCVバルブは、前記PCV通路の長手方向の中央部よりも前記吸気通路側に配置されている、PCVシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、PCVシステムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているシステムは、エンジンと、エンジンに接続された吸気通路と、エンジンと吸気通路に接続されたPCV通路(なお、特許文献1では「BGV通路」と言われている。)と、PCV通路に配置されたPCVバルブとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-44486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のシステムでは、エンジンが動作するとピストンが上下動することによりPCV通路内の圧力が変動する。例えば、ピストンが下降するとPCV通路内の圧力が高くなり、ピストンが上昇するとPCV通路内の圧力が低くなる。
【0005】
このとき、エンジンが単気筒又は二気筒のエンジンである場合はPCV通路内の圧力変動幅が大きくなることがある。より詳細には、仮にエンジンが三気筒以上のエンジンである場合は、各気筒のピストンが上下動するときの位相が異なることにより、各ピストンの上下動による圧力変動が互いに打ち消し合い、PCV通路内の圧力変動幅が抑制される。しかしながら、単気筒のエンジンの場合は、圧力変動の打ち消し合いが生じないので、PCV通路内の圧力変動幅が抑制されない。また、二気筒のエンジンの場合は、各気筒のピストンが上下動するときの位相が同じである場合にPCV通路内の圧力変動幅が大きくなることがある。その結果、PCVバルブに伝わるブローバイガスの圧力変動幅が大きくなることがある。
【0006】
そこで本明細書は、PCVバルブに伝わるブローバイガスの圧力変動幅を抑制することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術の第1の態様では、PCVシステムが、単気筒又は二気筒のエンジンと、前記エンジンに接続された吸気通路と、前記エンジンと前記吸気通路に接続されており、前記エンジンから前記吸気通路にブローバイガスを送るPCV通路と、前記PCV通路に配置されているPCVバルブと、を備えている。前記PCV通路は、前記エンジンと前記PCVバルブとの間の上流通路と、前記PCVバルブと前記吸気通路との間の下流通路と、を備えていてもよい。前記上流通路は、前記第1通路と、前記第1通路と並列の第2通路とを備えていてもよい。前記第1通路と前記第2通路の少なくとも一方にチャンバーが設けられていてもよい。
【0008】
この構成によれば、ブローバイガスが流れる通路にチャンバーが設けられていることにより、その通路内のブローバイガスの圧力変動の位相が変化する。これにより、第1通路内の圧力変動の位相と第2通路内の圧力変動の位相とをずらすことができる。その結果、上流通路においてブローバイガスの圧力変動を打ち消し合うことができ、PCVバルブに伝わるブローバイガスの圧力変動幅を抑制することができる。
【0009】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記第1通路の径と前記第2通路の径とが異なっていてもよい。なお、この場合は、前記第1通路と前記第2通路の両方にチャンバーが設けられていなくてもよい。
【0010】
この構成によれば、ブローバイガスが流れる第1通路の径と第2通路の径とが異なることにより、第1通路内のブローバイガスの圧力変動の位相と第2通路内のブローバイガスの圧力変動の位相とをずらすことができる。その結果、上流通路においてブローバイガスの圧力変動を打ち消し合うことができ、PCVバルブに伝わるブローバイガスの圧力変動幅を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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