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公開番号
2024078859
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-11
出願番号
2022191447
出願日
2022-11-30
発明の名称
樹脂製弁装置及びその製造方法
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類
F02M
26/66 20160101AFI20240604BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】樹脂製弁装置につき、使用環境の温度差又は温度変化によるハウジングの寸法変化を抑制し、開弁特性の変化を抑制すること。
【解決手段】樹脂製弁装置は、流路2を含み、繊維入り樹脂により円筒状に形成されたハウジング3と、流路2に設けられた弁座と、流路2にて弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が設けられた弁軸と、弁軸を駆動するための駆動部とを備える。樹脂製のハウジング3は、その外周面に軸方向に延伸し、径方向に突出する複数のリブ3e,3fを有し、ハウジング3の軸方向Xにおける一端側3Aの端面3Aaに溶融樹脂の射出成形によるゲート跡11が配置される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
流路を含み、繊維入り樹脂により円筒状に形成されたハウジングと、
前記流路は、入口及び出口を含むことと、
前記流路に設けられた弁座と、
前記流路にて前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
前記弁体が設けられた弁軸と、
前記弁軸を駆動するための駆動部と
を備えた樹脂製弁装置において、
前記ハウジングは、その外周面に軸方向に延伸し、径方向に突出する複数のリブを有し、
前記ハウジングの前記軸方向における一端側の端面に溶融樹脂の射出成形によるゲート跡が配置される
ことを特徴とする樹脂製弁装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の樹脂製弁装置において、
前記弁座は、前記ゲート跡が配置される前記一端側にて前記ハウジングと一体に形成される
ことを特徴とする樹脂製弁装置。
【請求項3】
請求項1に記載の樹脂製弁装置において、
前記ゲート跡が、前記ハウジングの前記一端側の前記端面の周方向において、隣合う前記リブと前記リブとの間に対応して配置される
ことを特徴とする樹脂製弁装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれかに記載の樹脂製弁装置を製造する製造方法において、
前記ハウジングは、金型のキャビティにおいて、前記ハウジングの前記一端側の前記端面に対応して配置されるゲートから射出される繊維入り溶融樹脂により成形される
ことを特徴とする樹脂製弁装置の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、ハウジングが樹脂で製造された樹脂製弁装置及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載されるEGRバルブが知られている。このEGRバルブは、EGRガスの通路に設けられ、EGRガス流量を調節するために使用される。このバルブは、EGRガスのための流路を含むハウジングと、流路に設けられた弁座と、流路にて弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が設けられた弁軸と、弁軸を駆動するための駆動部とを備え、ハウジングが樹脂材で製造されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-71102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ハウジングが樹脂製の場合、常温時と高温時との間では、ハウジングの寸法が線膨張差により変化することから、EGRバルブの開弁特性が大きく変化するおそれがある。例えば、EGRバルブを常温時に開弁したときと高温時に開弁したときとでは、同じ開度に対する駆動部の駆動量に差が生じる。すなわち、EGRバルブの開弁特性が変化してしまう。また、ハウジングを樹脂材で製造したので、弁座をハウジングと一体に樹脂成形した場合、弁座の真円度を確保することが難しくなる。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用環境の温度差又は温度変化によるハウジングの寸法変化を抑制し、開弁特性の変化を抑制することを可能とした樹脂製弁装置及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、流路を含み、繊維入り樹脂により円筒状に形成されたハウジングと、流路は、入口及び出口を含むことと、流路に設けられた弁座と、流路にて弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が設けられた弁軸と、弁軸を駆動するための駆動部とを備えた樹脂製弁装置において、ハウジングは、その外周面に軸方向に延伸し、径方向に突出する複数のリブを有し、ハウジングの軸方向における一端側の端面に溶融樹脂の射出成形によるゲート跡が配置されることを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、ハウジングは、その外周面に軸方向に延伸し、径方向に突出する複数のリブを有するので、ハウジングがリブにより構造的に補強される。また、ハウジングの軸方向における一端側の端面にゲート跡が配置されるので、ハウジングの射出成形時には、金型のキャビティに、その軸方向の一端側にてゲートから繊維入り溶融樹脂が射出されることになる。従って、ハウジングの軸方向において溶融樹脂の中の繊維の配向が揃い易い。また、リブがハウジングの軸方向に延伸するので、その方向に繊維入り溶融樹脂が流れ易くなり、その繊維の配向が揃い易い。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の樹脂製弁装置において、弁座は、ゲート跡が配置される一端側にてハウジングと一体に形成されることを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、弁座は、ゲート跡が配置される一端側にてハウジングと一体に形成されるので、ゲートから射出される繊維入り溶融樹脂が弁座に対応する位置に充填され易い。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項1に記載の樹脂製弁装置において、ゲート跡が、ハウジングの一端側の端面の周方向において、隣合うリブとリブとの間に対応して配置されることを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)
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