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公開番号
2025058459
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168403
出願日
2023-09-28
発明の名称
圧力開放弁
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
F16K
17/04 20060101AFI20250402BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】小型の圧力開放弁を実現する技術を提供する。
【解決手段】圧力開放弁100は、開口部52の連通と閉塞とを切り換える弁部材28と、開口部の中心軸に平行な軸線を中心とする回転方向に弁部材を付勢するとともに、開口部側に弁部材を付勢する弾性部材20と、弾性部材を支持する弾性部材支持部26と、弾性部材の回転方向への付勢力に抗して弁部材が回転することを禁止し、開口部と外部空間との連通を弁部材が完全に閉塞する全閉位置に弁部材を保持する全閉保持ストッパ12を備えている。また、この圧力開放弁では、電池パック内の圧力上昇に伴い弁部材が全閉保持ストッパの保持から外れたときに、弾性部材の回転方向への付勢力によって、開口部が開放され、開口部と外部空間が連通する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電池パックの開口部に取り付けられ、前記開口部と外部空間を閉塞するとともに、前記電池パック内の圧力上昇に伴い前記開口部と前記外部空間を連通させる圧力開放弁であって、
前記開口部の連通と閉塞とを切り換える弁部材と、
前記開口部の中心軸に平行な軸線を中心とする回転方向に前記弁部材を付勢するとともに、前記開口部側に前記弁部材を付勢する弾性部材と、
前記弾性部材を支持する弾性部材支持部と、
前記弾性部材の前記回転方向への付勢力に抗して前記弁部材が回転することを禁止し、前記開口部と前記外部空間との連通を前記弁部材が完全に閉塞する全閉位置に前記弁部材を保持する全閉保持ストッパと、を備えており、
前記電池パック内の圧力上昇に伴い前記弁部材が前記全閉保持ストッパの保持から外れたときに、前記弾性部材の前記回転方向への付勢力によって、前記開口部が開放され、前記開口部と前記外部空間が連通する、圧力開放弁。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の圧力開放弁であって、
さらに、前記電池パック内の圧力が開放された後、前記弾性部材の前記開口部側への付勢力により、前記弁部材を前記全閉位置に案内するガイド部材を備えている、圧力開放弁。
【請求項3】
請求項2に記載の圧力開放弁であって、
前記電池パック内の圧力を開放している間、前記弾性部材の前記回転方向への付勢力に抗して前記開口部と前記外部空間との連通を維持する開放位置に前記弁部材を保持する開弁保持ストッパを備えている、圧力開放弁。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載の圧力開放弁であって、
前記弾性部材及び前記弾性部材支持部が内部に収容されているとともに、前記開口部と連通する連通口が設けられているケースを有し、
前記弁部材が前記連通口を開閉する、圧力開放弁。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、圧力開放弁に関する技術を開示する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、電池パック内の圧力が上昇した際、電池内の圧力を開放する圧力開放弁が開示されている。特許文献1の圧力開放弁は、いわゆるスイングバルブであり、電池パックの開口部を塞ぐ弁部材の周方向外側に、ダブルトーションばねを配置している。そして、ダブルトーションばねの延出部を、弁部材の中央部分に固定している。ダブルトーションばねは、弁部材を電池パックの開口部に付勢している。特許文献1の圧力開放弁では、電池パック内の圧力が上昇すると、弁部材が、ダブルトーションばねの付勢力に抗し、ダブルトーションばねを中心として回動する。その結果、電池パックの開口部が開放され、電池パック内の圧力が開放される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-194719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、特許文献1の圧力開放弁は、弁部材の周方向外側に設けたダブルトーションばねを中心とし、弁部材が回動する。そのため、弁部材が開く(電池パックの開口部が開放される)際、弁部材、特に、弁部材のダブルトーションばねが設けられている位置とは反対側部分は、動作距離が長くなる。その結果、圧力開放弁のサイズが増大し、ひいては、電池システム(圧力開放弁が取り付けられた電池パック)のサイズが増大する。小型の電池システムを実現するため、圧力開放弁の小型化が必要とされている。本明細書は、小型の圧力開放弁を実現する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書で開示する第1技術は、電池パックの開口部に取り付けられ、前記開口部と外部空間を閉塞するとともに、前記電池パック内の圧力上昇に伴い前記開口部と前記外部空間を連通させる圧力開放弁であってよい。この圧力開放弁は、前記開口部の連通と閉塞とを切り換える弁部材と、前記開口部の中心軸に平行な軸線を中心とする回転方向に前記弁部材を付勢するとともに、前記開口部側に前記弁部材を付勢する弾性部材と、前記弾性部材を支持する弾性部材支持部と、前記弾性部材の前記回転方向への付勢力に抗して前記弁部材が回転することを禁止し、前記開口部と前記外部空間との連通を前記弁部材が完全に閉塞する全閉位置に前記弁部材を保持する全閉保持ストッパと、を備えていてよい。また、この圧力開放弁では、前記電池パック内の圧力上昇に伴い前記弁部材が全閉保持ストッパの保持から外れたときに、前記弾性部材の前記回転方向への付勢力によって、前記開口部が開放され、前記開口部と前記外部空間が連通してよい。
【0006】
本明細書で開示する第2技術は、上記第1技術の圧力開放弁であって、さらに、前記電池パック内の圧力が開放された後、前記弾性部材の前記開口部側への付勢力により、前記弁部材を前記全閉位置に案内するガイド部材を備えていてよい。
【0007】
本明細書で開示する第3技術は、上記第1または第2技術の圧力開放弁であって、前記電池パック内の圧力を開放している間、前記弾性部材の前記回転方向への付勢力に抗して前記開口部と前記外部空間との連通を維持する開放位置に前記弁部材を保持する開弁保持ストッパを備えていてよい。
【0008】
本明細書で開示する第4技術は、上記第1から第3技術のいずれかの圧力開放弁であって、前記弾性部材及び前記弾性部材支持部が内部に収容されているとともに、前記開口部と連通する連通口が設けられているケースを有し、前記弁部材が前記連通口を開閉してよい。
【発明の効果】
【0009】
第1技術によると、電池パック内の圧力が上昇し、弁部材が電池パックの開口部を開放(開口部と外部空間を連通)する際、弁部材は開口部から僅かに離れ、弁部材の軸線(開口部の中心軸に平行な軸線)を中心に回転する。そのため、弁部材の動作範囲(弁部材の動作を許容する範囲)が小さく、弁部材のサイズを小さくすることができる。なお、電池パックの開口部を開放する際に弁部材と電池パックの開口部との距離が短くても、弁部材が回転することによって開口部の開口面積を確保することができる。
【0010】
第2技術によると、電池パック内の圧力が低下した(電池パック内の圧力を開放した)後、付勢部材の伸張力を利用し、弁部材を全閉位置(弁部材が電池パックの開口部を完全に塞ぐ位置)に戻すことができる。すなわち、電池パック内の圧力が上昇した際、電池パック内の圧力の開放から再度電池パックの開口部を閉塞するまでの動作を、自動的に(人間が作業を行うことなく)行うことができる。その結果、電池パックの開口部を開放する必要がないとき(電池パック内の圧力が平常のとき)に、電池パックの開口部が開放されていることを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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