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公開番号
2025070284
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023180488
出願日
2023-10-19
発明の名称
集電体
出願人
愛三工業株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01M
4/64 20060101AFI20250424BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電極層が接合されるときに延伸しにくい集電体を開示する。
【解決手段】二次電池の電極層が接合される集電体は、電極層が接合される側の第1面と、第1面と反対側の第2面と、を備えている導電性の多孔性膜であって、第1面に複数の第1開口を有するとともに、内部に複数の空隙を有する、多孔性膜と、導電助剤を含む樹脂からなり、その少なくとも一部が第1面上に配置される樹脂層と、を備えている。多孔性膜は、樹脂層よりも第2面側の領域において樹脂層が浸入可能な複数の空隙を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池の電極層が接合される集電体であって、
前記電極層が接合される側の第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を備えている導電性の多孔性膜であって、前記第1面に複数の第1開口を有するとともに、内部に複数の空隙を有する、前記多孔性膜と、
導電助剤を含む樹脂からなり、その少なくとも一部が前記第1面上に配置される樹脂層と、を備えており、
前記多孔性膜は、前記樹脂層よりも前記第2面側の領域において前記樹脂層が浸入可能な複数の前記空隙を有する、集電体。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の集電体であって、
前記第1面のうち、前記樹脂層が配置されている特定領域における前記第1面と前記第2面との間の複数の前記空隙の総体積は、前記樹脂層の体積よりも大きい、集電体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の集電体であって、
前記第2面には、複数の第2開口が設けられており、
前記複数の第1開口の開口面積の平均値は、前記複数の第2開口の開口面積の平均値よりも大きい、集電体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、集電体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に、導電性材料が添加された樹脂から構成される樹脂集電体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198197号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、集電体が利用される二次電池では、負極集電体、負極電極層、セパレータ、正極電極層、及び、正極集電体が積層方向に積層される。即ち、正極集電体が、セパレータによって、負極集電体及び負極電極層に接触しないように構成されている。二次電池を製造する際に、正極集電体のセパレータ側の面に正極電極層が接合される。正極集電体に正極電極層を接合するときに、正極集電体に圧力がかかる。これにより、樹脂から構成される正極集電体が圧力によって周囲に延伸する。この場合に、正極集電体の延伸した部分がセパレータの周囲からセパレータよりも負極電極層側に入り込み、正極集電体と負極電極層とが接触してしまう可能性がある。
【0005】
本明細書では、電極層が接合されるときに延伸しにくい集電体を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する技術の第1の態様では、二次電池の電極層が接合される集電体であって、前記電極層が接合される側の第1面と、前記第1面と反対側の第2面と、を備えている導電性の多孔性膜であって、前記第1面に複数の第1開口を有するとともに、内部に複数の空隙を有する、前記多孔性膜と、導電助剤を含む樹脂からなり、その少なくとも一部が前記第1面上に配置される樹脂層と、を備えてもよい。前記多孔性膜は、前記樹脂層よりも前記第2面側の領域において前記樹脂層が浸入可能な複数の前記空隙を有していてもよい。
【0007】
上記の構成によると、電極層が、多孔性膜の第1面側から多孔性膜に接合される際に、多孔性膜の第1面上に配置される樹脂層が、複数の第1開口を介して多孔性膜の内部の複数の空隙に入り込む。このため、集電体の樹脂層が、多孔性膜の外部において延伸することを抑制することができる。この結果、例えば、上記の構成を有する集電体を二次電池の正極集電体として使用する場合に、正極集電体に圧力がかかったとしても、正極集電体が、負極電極層に接触することを抑制することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記第1面のうち、前記樹脂層が配置されている特定領域における前記第1面と前記第2面との間の複数の前記空隙の総体積は、前記樹脂層の体積よりも大きくてもよい。
【0009】
上記の構成によると、樹脂層の全てが、多孔性膜の内部の複数の空隙に入り込むことができる。従って、集電体が延伸することをより抑制することができる。
【0010】
第3の態様では、上記第1又は第2の態様において、前記第2面には、複数の第2開口が設けられていてもよい。前記複数の第1開口の開口面積の平均値は、前記複数の第2開口の開口面積の平均値よりも大きくてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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