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公開番号2024089226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204462
出願日2022-12-21
発明の名称飛行体を用いた捜索システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B64U 20/87 20230101AFI20240626BHJP(航空機;飛行;宇宙工学)
要約【課題】救助対象者を迅速に発見することができる飛行体を用いた捜索システムを提供すること。
【解決手段】通信機50とカメラ25とを備える複数のドローン10(10a~10j)と、通信機50、カメラ25、及びドローン10を制御する統括制御部80と、を有し、統括制御部80は、複数のドローン10(10a~10j)を、捜索本部100から捜索領域へ飛行させ、捜索領域へ到達すると、捜索領域にて予め決められた間隔Dで隊列を組みながら低空飛行させて、救助対象者Pから発信されている救援信号RSを、複数のドローン10(10a~10j)に備わる通信機50(50a~50j)のいずれかが受信すると、救援信号RSを受信した通信機50(50b)を備えるドローン10(10b)のカメラ25(25b)に、救助対象者Pの状況を撮影させ、救援信号RSを受信した通信機50(50b)に、カメラ25(25b)の撮影データと救助対象者Pの位置情報を捜索本部100へ送信させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
通信機とカメラとを備える複数の飛行体と、
前記通信機、前記カメラ、及び前記飛行体を制御する統括制御部と、を有し、
前記統括制御部は、
前記複数の飛行体を、捜索本部から捜索領域へ飛行させ、前記捜索領域へ到達すると、前記捜索領域にて予め決められた間隔で隊列を組みながら低空飛行させて、
救助対象者から発信されている救援信号を、前記複数の飛行体に備わる前記通信機のいずれかが受信すると、前記救援信号を受信した前記通信機を備える前記飛行体の前記カメラに、前記救助対象者の状況を撮影させ、
前記救援信号を受信した前記通信機に、前記カメラの撮影データと前記救助対象者の位置情報を捜索本部へ送信させる
ことを特徴する飛行体を用いた捜索システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載する飛行体を用いた捜索システムにおいて、
前記統括制御部は、
前記救助対象者を撮影する前記飛行体との通信が途切れた場合、又は前記救助対象者を撮影する前記飛行体からの故障信号を受信した場合に、
前記救助対象者を撮影する前記飛行体以外の前記飛行体のうち前記救助対象者に最も近い位置に存在するものを、受信した位置情報に基づき前記救助対象者の上空へ飛行させて、前記救助対象者を撮影させ、前記通信機にその撮影データを捜索本部に送信させる
ことを特徴とする飛行体を用いた捜索システム。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載する飛行体を用いた捜索システムにおいて、
前記統括制御部は、前記救援信号を受信した前記飛行体の前記通信機に、他の前記飛行体に備わる前記通信機へも前記救助対象者の撮影データと位置情報を送信させる
ことを特徴とする飛行体を用いた捜索システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飛行体を用いて救助対象者を捜索する捜索システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
救助対象者を捜索する捜索システムとして、例えば、特許文献1に記載されたシステムが開示されている。このシステムにおいて、飛行体は、受信部及び送信部を備えており、受信部はユーザ端末からの位置情報を受信し、送信部は通知情報を送信するようになっている。そして、飛行体から地上に向けてビームを照射することによって無線通信エリアを形成して、無線通信エリア内のユーザ端末に無線通信サービスを提供し、救助対象者のユーザ端末からの位置情報を受信することで、救助対象者の捜索を行うことが可能になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-2710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のシステムでは、飛行体が大型機の場合、救助対象者からの距離が離れているため、救助対象者から発信されている位置情報の出力次第(信号出力が弱くなっている場合)では、飛行体の受信部で位置情報を受信できないおそれがある。つまり、救助対象者を発見することができないおそれがある。一方、飛行体が小型機の場合、天候の影響を受けやすく、飛行体が墜落するおそれがあり、救助対象者の捜索を行うことができなくなるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、救助対象者を迅速に発見することができる飛行体を用いた捜索システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、
通信機とカメラとを備える複数の飛行体と、
前記通信機、前記カメラ、及び前記飛行体を制御する統括制御部と、を有し、
前記統括制御部は、
前記複数の飛行体を、捜索本部から捜索領域へ飛行させ、前記捜索領域へ到達すると、前記捜索領域にて予め決められた間隔で隊列を組みながら低空飛行させて、
救助対象者から発信されている救援信号を、前記複数の飛行体に備わる前記通信機のいずれかが受信すると、前記救援信号を受信した前記通信機を備える前記飛行体の前記カメラに、前記救助対象者の状況を撮影させ、
前記救援信号を受信した前記通信機に、前記カメラの撮影データと前記救助対象者の位置情報を捜索本部へ送信させることを特徴する。
【0007】
この捜索システムでは、複数の飛行体を隊列で低空飛行させることにより、微弱な救援信号であってもいずれかの飛行体が救援信号を受信することができる。また、捜索領域を複数の飛行体が隊列で飛行するため、捜索領域内を効率的に捜索することができる。さらに、複数の飛行体を用いて捜索を行うため、天候などの影響を受けて飛行体が墜落したとしても、残りの飛行体で捜索を続行することができる。これらのことから、救助対象者を迅速に発見することができる。そして、発見した救助対象者の位置情報及び撮影データを取得することができるため、救助対象者を迅速に救助することができる。
【0008】
上記した飛行体を用いた捜索システムにおいて、
前記統括制御部は、
前記救助対象者を撮影する前記飛行体との通信が途切れた場合、又は前記救助対象者を撮影する前記飛行体からの故障信号を受信した場合に、
前記救助対象者を撮影する前記飛行体以外の前記飛行体のうち前記救助対象者に最も近い位置に存在するものを、受信した位置情報に基づき前記救助対象者の上空へ飛行させて、前記救助対象者を撮影させ、前記通信機にその撮影データを捜索本部に送信させることが好ましい。
【0009】
この捜索システムでは、救助対象者を撮影する飛行体が墜落等して、飛行体との通信が途切れた場合や飛行体からの故障信号を受信した場合には、救助対象者の最も近く(救助対象者を撮影していた飛行体の近く)を飛行している飛行体により救助対象者の撮影及び撮影データの捜索本部への送信を続行することができる。そのため、救助対象者の撮影を継続することができるので、救助対象者を見失うことなく救助活動を行うことができる。
【0010】
また、上記したいずれかの飛行体を用いた捜索システムにおいて、
前記統括制御部は、前記救援信号を受信した前記飛行体の前記通信機に、他の前記飛行体に備わる前記通信機へも前記救助対象者の撮影データと位置情報を送信させることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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