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公開番号2024085574
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200156
出願日2022-12-15
発明の名称浮体の漏れ検出装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B63B 79/30 20200101AFI20240620BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】水域に浮上される浮体槽と、浮体槽内に収容された内容物と、を備える浮体における浮体槽からの内容物の漏れを発生箇所に関係なく検出する。
【解決手段】水上干潟10は、海域30に浮上される干潟槽12と、干潟槽12内に収容された湿泥14と、を備える。漏れ検出装置40は、海域30と連通しかつ水上干潟10を搬入出可能な専用港22と、干潟槽12から専用港22内に漏れた湿泥14を検出する濁度センサ45と、濁度センサ45による検出結果に基づいて湿泥14の漏れ判定を行う制御装置42と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
水域に浮上される浮体槽と、該浮体槽内に収容された内容物と、を備える浮体の漏れ検出装置であって、
前記水域に連通されかつ前記浮体を搬入出可能な船渠と、
前記水域と前記船渠とを開閉可能に区画する水門と、
前記船渠内の水に含まれる前記内容物を検出可能な検出手段と、
前記検出手段による検出結果に基づいて前記内容物の漏れ判定を行う制御装置と、
を備えた浮体の漏れ検出装置。
続きを表示（約 170 文字）【請求項２】
請求項１に記載の浮体の漏れ検出装置であって、
前記検出手段は、前記船渠内の水の濁度を検出する濁度センサである、浮体の漏れ検出装置。
【請求項３】
請求項１に記載の浮体の漏れ検出装置であって、
前記検出手段は、前記船渠内の水の比重を検出する比重センサである、浮体の漏れ検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書に開示の技術は浮体の漏れ検出装置に関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、液体に対して密閉性を必要とする大型水密構造物の欠陥検出装置が記載されている。この欠陥検出装置は、大型水密構造物における液体が接している壁面とは反対側の壁面に発生した欠陥（液漏れ）を画像処理によって検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１１－３２６２２６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１によると、大型水密構造物の予め定められた検査箇所についてのみ液漏れの検出を行うため、検査箇所以外の予期しない漏れ発生箇所から漏れが生じた場合、漏れを検出することができない。
【０００５】
本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、水域に浮上される浮体槽と、浮体槽内に収容された内容物と、を備える浮体における浮体槽からの内容物の漏れを発生箇所に関係なく検出することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するため、本明細書が開示する技術は次の手段をとる。
【０００７】
第１の手段は、水域に浮上される浮体槽と、該浮体槽内に収容された内容物と、を備える浮体の漏れ検出装置であって、前記水域に連通されかつ前記浮体を搬入出可能な船渠と、前記水域と前記船渠とを開閉可能に区画する水門と、前記船渠内の水に含まれる前記内容物を検出可能な検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて前記内容物の漏れ判定を行う制御装置と、を備えた浮体の漏れ検出装置である。
【０００８】
第１の手段によると、水域から船渠内に浮体を移動させた後、水門を閉鎖した状態で、船渠内の水に含まれる内容物を検出可能な検出手段による検出結果に基づいて、制御装置が内容物の漏れの判定を行う。これにより、浮体における浮体槽からの内容物の漏れを発生箇所に関係なく検出することができる。
【０００９】
第２の手段は、第１の手段の浮体の漏れ検出装置であって、前記検出手段は、前記船渠内の水の濁度を検出する濁度センサである、浮体の漏れ検出装置である。
【００１０】
第２の手段によると、濁度センサにより船渠内の水の濁度を検出することによって、浮体槽から船渠内に漏れた内容物を検出することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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