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公開番号2024124172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032162
出願日2023-03-02
発明の名称発電システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02P 9/04 20060101AFI20240905BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 安定して電力を供給することができる発電システムを提供する。
【解決手段】 発電システムは、太陽光発電装置と、アンモニア発電装置と、制御装置と、を備える。制御装置は、発電システムが太陽光に照らされる日照時間の間は、太陽光発電装置の発電による電力を用いてハウス内の換気を行う。制御装置は、日照時間外の時間の間は、アンモニア発電装置の発電による電力を用いてハウス内を電照し、または、アンモニア発電装置の発電によって生じた熱を用いてハウス内を加熱する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
太陽光発電装置と、アンモニア発電装置と、制御装置と、を備える発電システムであって、
前記制御装置は、
前記発電システムが太陽光に照らされる日照時間の間は、前記太陽光発電装置の発電による電力を用いてハウス内の換気を行い、
前記日照時間外の時間の間は、前記アンモニア発電装置の発電による電力を用いて前記ハウス内を電照し、または、前記アンモニア発電装置の発電によって生じた熱を用いて前記ハウス内を加熱する、
発電システム。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の発電システムであって、
前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電による電力を用いて、前記アンモニア発電装置を駆動させる、発電システム。
【請求項3】
太陽光発電装置と、アンモニア発電装置と、制御装置と、を備える発電システムであって、
前記制御装置は、外気温が所定温度以下であるとともに前記太陽光発電装置による発電の効率が所定の閾値以下である場合には、前記アンモニア発電装置の発電による電力を利用する、
発電システム。
【請求項4】
請求項3に記載の発電システムであって、
前記太陽光発電装置は、電力を出力する太陽光パネルと、前記太陽光パネルに設けられており、熱媒体が流通する配管と、を有しており、
前記制御装置は、外気温が所定温度以下であるとともに前記太陽光発電装置による発電効率が所定の閾値以下である場合には、前記アンモニア発電装置の発電により生じた熱を、前記配管を流通する前記熱媒体に供給する、
発電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、発電システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、化石燃料及び原子力に替わる新たなエネルギー源として、太陽光を用いる太陽光発電が注目されている。特許文献1には、太陽光発電装置で駆動する換気ファンが設けられた栽培ハウスが開示されている。この栽培ハウスでは、ハウス内の温度が設定温度よりも高くなったときに換気ファンを駆動させ、ハウス内の温度を低下させる。
【0003】
特許文献2には、ヒートパイプが取り付けられた太陽光パネルを備える太陽光発電装置が開示されている。この発電装置では、ヒートパイプ内に熱媒体を循環させることで、太陽光パネル上に降った雪を融雪している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-125480号公報
特開2011-77379号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2の技術では、太陽光発電による電力を利用して所望する機能を実現している。しかしながら、いずれの技術においても、日射量や天候によって太陽光発電装置の発電効率が低下したとき等には、要求されるレベルの電力を供給することができない場合がある。本明細書では、安定して電力を供給することができる発電システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書は、第1の態様として、太陽光発電装置と、アンモニア発電装置と、制御装置と、を備える発電システムを開示する。前記制御装置は、前記発電システムが太陽光に照らされる日照時間の間は、前記太陽光発電装置の発電による電力を用いてハウス内の換気を行い、前記日照時間外の時間の間は、前記アンモニア発電装置の発電による電力を用いて前記ハウス内を電照し、または、前記アンモニア発電装置の発電によって生じた熱を用いて前記ハウス内を加熱する。
【0007】
上記の発電システムは、太陽光発電装置とアンモニア発電装置の2つの発電装置を備えている。そして、日照時間の間は太陽光発電装置を使用して発電を行い、日照時間外の時間の間はアンモニア発電装置を使用して発電を行う。このため、発電効率を低下させることなく、日照時間内(例えば昼間)はハウス内の換気を行うことができるとともに、日照時間外(例えば夜間)はハウス内を電照または加熱することができる。
【0008】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記制御装置は、前記太陽光発電装置の発電による電力を用いて、前記アンモニア発電装置を駆動させてもよい。
【0009】
このような構成では、例えば太陽光発電装置の発電による電力を蓄電しておくことにより、アンモニア発電装置が、例えば放電により稼働できなくなることを抑制することができる。
【0010】
本明細書はまた、第3の態様として、別の発電システムを開示する。前記発電システムは、太陽光発電装置と、アンモニア発電装置と、制御装置と、を備える。前記制御装置は、外気温が所定温度以下であるとともに前記太陽光発電装置による発電効率が所定の閾値以下である場合には、前記アンモニア発電装置の発電による電力を利用する。
(【0011】以降は省略されています)

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