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公開番号2024131392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041627
出願日2023-03-16
発明の名称流路切替装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F16K 11/074 20060101AFI20240920BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】装置の体格の大型化及び連通路の複雑化を抑制しながら多くの流路パターンに切り替えることができる流路切替装置を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、回転ディスク12を回転させて、連通させるポートの組み合わせを切り替えることにより、流路パターンを切り替える流路切替装置1において、回転ディスク12は、上側ハウジング部21側に設けられ、2つの上側ポート31同士を連通可能な上側連通路41と、下側ハウジング部22側に設けられ、2つの下側ポート32同士を連通可能な下側連通路42と、を備え、流路パターンを少なくとも3つ切り替え可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1部材と、
回転軸を中心に回転する回転部材と、
第2部材と、を有し、
前記回転軸の方向について、前記第1部材、前記回転部材、前記第2部材の順に配置されており、
前記第1部材と前記第2部材は、それぞれ、ポートを3つ以上備え、
前記回転部材を回転させて、連通させるポートの組み合わせを切り替えることにより、流路パターンを切り替える流路切替装置において、
前記回転部材は、
前記第1部材側に設けられ、2つの前記第1部材のポート同士を連通可能な第1部材側連通路と、
前記第2部材側に設けられ、2つの前記第2部材のポート同士を連通可能な第2部材側連通路と、を備え、
流路パターンを少なくとも3つ切り替え可能であること、
を特徴とする流路切替装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1の流路切替装置において、
前記第1部材側連通路と前記第2部材側連通路はU字状の通路であること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項3】
請求項1または2の流路切替装置において、
前記第1部材のポートとして、第1の第1部材ポートと第2の第1部材ポートと第3の第1部材ポートと第4の第1部材ポートを有し、
前記第2部材のポートとして、第1の第2部材ポートと第2の第2部材ポートと第3の第2部材ポートと第4の第2部材ポートを有し、
前記第1の第1部材ポートと前記第1の第2部材ポートが第1小回路に繋がっており、
前記第2の第1部材ポートと前記第2の第2部材ポートが第2小回路に繋がっており、
前記第3の第1部材ポートと前記第3の第2部材ポートが第3小回路に繋がっており、
前記第4の第1部材ポートと前記第4の第2部材ポートが第4小回路に繋がっているときに、
前記第1小回路と前記第2小回路を連通させ、かつ、前記第3小回路と前記第4小回路を連通させる第1の流路パターンと、
前記第1小回路と前記第2小回路と前記第3小回路と前記第4小回路を直列に連通させる第2の流路パターンと、
前記第1小回路と前記第4小回路を連通させ、かつ、前記第2小回路と前記第3小回路を連通させる第3の流路パターンと、
に切り替え可能であること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項4】
請求項3の流路切替装置において、
前記第1小回路を除く前記第2小回路と前記第3小回路と前記第4小回路を直列に連通させる第4の流路パターンに切り替え可能であること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項5】
請求項4の流路切替装置において、
前記回転部材は、バイパス連通路を備え、
前記第4の流路パターンでは、前記バイパス連通路により前記第2の第1部材ポートと前記第4の第2部材ポートを連通させること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項6】
請求項5の流路切替装置において、
前記バイパス連通路は、前記第1部材側連通路と前記第2部材側連通路よりも、前記回転軸側の位置に設けられていること、
を特徴とする流路切替装置。
【請求項7】
請求項1または2の流路切替装置において、
全ての前記第1部材のポートおよび/または全ての前記第2部材のポートは、前記回転軸を中心とする円周方向の180°の範囲内に配置されていること、
を特徴とする流路切替装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流路を切り替える流路切替装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の連通路を備える主弁体を回転させて、連通路により連通させるポートの組み合わせを切り換えることにより、流路を切り換える流路切換弁が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-49364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
1つの連通路が1つの流路パターンを形成する構成のため、より多くの流路パターンを切り替えようとすると、連通路の数を増やしたり、連通路の形状を工夫したりする必要があるので、装置の体格の大型化及び連通路の複雑化となるおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、装置の体格の大型化及び連通路の複雑化を抑制しながら多くの流路パターンに切り替えることができる流路切替装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、第1部材と、回転軸を中心に回転する回転部材と、第2部材と、を有し、前記回転軸の方向について、前記第1部材、前記回転部材、前記第2部材の順に配置されており、前記第1部材と前記第2部材は、それぞれ、ポートを3つ以上備え、前記回転部材を回転させて、連通させるポートの組み合わせを切り替えることにより、流路パターンを切り替える流路切替装置において、前記回転部材は、前記第1部材側に設けられ、2つの前記第1部材のポート同士を連通可能な第1部材側連通路と、前記第2部材側に設けられ、2つの前記第2部材のポート同士を連通可能な第2部材側連通路と、を備え、流路パターンを少なくとも3つ切り替え可能であること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、第1部材側連通路と第2部材側連通路により流路パターンを少なくとも3つ切り替え可能であるので、装置の体格の大型化及び連通路の複雑化を抑制しながら多くの流路パターンに切り替えることができる。
【0008】
上記の態様においては、前記第1部材側連通路と前記第2部材側連通路はU字状の通路であること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、第1部材側連通路と第2部材側連通路が簡素な形状であるので、回転部材を成形するコストを低減できる。
【0010】
上記の態様においては、前記第1部材のポートとして、第1の第1部材ポートと第2の第1部材ポートと第3の第1部材ポートと第4の第1部材ポートを有し、前記第2部材のポートとして、第1の第2部材ポートと第2の第2部材ポートと第3の第2部材ポートと第4の第2部材ポートを有し、前記第1の第1部材ポートと前記第1の第2部材ポートが第1小回路に繋がっており、前記第2の第1部材ポートと前記第2の第2部材ポートが第2小回路に繋がっており、前記第3の第1部材ポートと前記第3の第2部材ポートが第3小回路に繋がっており、前記第4の第1部材ポートと前記第4の第2部材ポートが第4小回路に繋がっているときに、前記第1小回路と前記第2小回路を連通させ、かつ、前記第3小回路と前記第4小回路を連通させる第1の流路パターンと、前記第1小回路と前記第2小回路と前記第3小回路と前記第4小回路を直列に連通させる第2の流路パターンと、前記第1小回路と前記第4小回路を連通させ、かつ、前記第2小回路と前記第3小回路を連通させる第3の流路パターンと、に切り替え可能であること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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