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公開番号2024074506
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185712
出願日2022-11-21
発明の名称太陽光発電装置
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類H02S 20/32 20140101AFI20240524BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】上面側の発電パネルと下面側の発電パネルの揺動を連動制御して、太陽光の両発電パネルに対する入射光角度が共に発電効率の良い入射光角度(直角)となるようにして、発電効率の向上を図る。
【解決手段】太陽光発電装置10は、上面側発電パネルを備える第1の発電パネル部材28と、下面側発電パネルを備える第2の発電パネル部材30と、第2の発電パネル部材30に太陽光の反射光T3を提供する反射面部位18Aと、反射面部位18Aに対する太陽光T2の入射角θを検知する入射角検知手段と、第1の発電パネル部材と第2の発電パネル部材に対する入射光角度が同じ角度状態となるように連動して揺動させる揺動駆動手段及び制御手段を備え、第1の発電パネル部材28と第2の発電パネル部材30の両発電パネルの揺動角度状態を共に両発電パネルへの入射光角度が発電効率の良い入射光角度(直角)となるように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
太陽光が直に入射する入射光方向に対して揺動可能とされ、天地方向で見て上面側に発電パネルが設置されて、太陽光を直接受けて発電する第1の発電パネル部材と、
天地方向で見て前記第1の発電パネル部材の下方位置に配設され、太陽光を反射させた反射光方向に対して揺動可能とされ、天地方向で見て下面側に発電パネルが設置されて、太陽光の反射光を受けて発電する第2の発電パネル部材と、
天地方向で見て前記第2の発電パネル部材の下方位置に配設され、前記第2の発電パネル部材の発電パネルに太陽光の反射光を提供する反射面を備える反射面部位と、
前記反射面部位に対する太陽光の入射角θを検知する入射角検知手段と、
前記第1の発電パネル部材と前記第2の発電パネル部材の両発電パネルを、入射光の角度が同じ角度状態となるように連動して揺動させる揺動駆動手段と、
前記揺動駆動手段を前記入射角検知手段の検知情報に基づいて制御する制御手段とを備え、
前記第1の発電パネル部材と前記第2の発電パネル部材の両発電パネルの揺動角度状態を共に前記両発電パネルへの入射光角度が発電効率の良い入射光角度となるように制御する、太陽光発電装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
請求項1に記載の太陽光発電装置であって、
前記入射角検知手段は、前記反射面部位の反射面から上方に離間して、前記反射面と平行に配置される平板状の仕切部材と、前記仕切部材における前記反射面側の面に設置される受光部とを備え、
前記反射面の位置と前記平板状の仕切部材との間の天地方向の距離をL2、前記仕切部材の端部位置H1から入射した太陽光が前記反射面により反射した反射光を前記仕切部材の受光部により検知する位置H2までの水平方向の直線距離H1ーH2をL1として、前記反射面部位に対する太陽光の入射角θを次式(A)
θ=tan^(-1)(2×L2/L1)・・・・(A)
により算出する、太陽光発電装置。
【請求項3】
請求項2に記載の太陽光発電装置であって、
前記仕切部材における前記反射面側の面に設置される受光部を、前記第2の発電パネル部材の発電パネルに置換した構成であり、前記太陽光の入射角θを検知する際には、前記第2の発電パネル部材の発電パネルの配設状態を前記反射面部位の反射面と平行な配置位置状態とする、太陽光発電装置。
【請求項4】
請求項1に記載の太陽光発電装置であって、
前記反射面部位が備える反射面は、水上人工干潟槽の水面である、太陽光発電装置。
【請求項5】
請求項1に記載の太陽光発電装置であって、
前記両発電パネルに対する入射光角度の発電効率の良い入射光角度は、 直角(90°)である、太陽光発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、太陽光発電装置に関する。特に、浮体式の水上人工干潟槽に好適に用いることのできる太陽光発電装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、水棲生物の生息環境を維持するために人工干潟槽が提案されている。人工干潟槽としては海上に設置する浮体式の水上人工干潟槽が知られている。この水上人工干潟槽には、干潟槽の湿泥などの干潟面を、風雨から保護するために屋根付きの人工干潟もある。
【0003】
ところで、浮体式の水上人工干潟槽における干潟環境を長期間維持するためには、電力が必要とされる。すなわち、人工干潟槽の水質管理のためや、人工干潟槽内の湿泥を攪拌するためのポンプを駆動する駆動電力が必要とされる。
【0004】
この人工干潟槽への駆動電力の供給を効率良く行うために、人工干潟槽に発電装置を備え、この発電装置から直に電力を供給することが考えられる。そして、この電力装置として太陽光発電装置が考えられる。
【0005】
太陽光発電装置は、太陽光をソーラパネルの発電パネルで受けて発電する装置である。人工干潟槽に太陽光発電装置を設置するためには、省スペースで多量の電力を発電させるために、表面側と裏面側の両面に発電パネルを配設して発電させる太陽光発電装置が提案されている(下記特許文献1参照)。
【0006】
特許文献1に開示された太陽光発電装置は、発電パネルは太陽光を受ける一面と反対側の他面の双方で発電が可能であり、発電パネルの下には太陽光の反射面が備えられ、反射光により他面でも発電が可能とされている。そして、発電パネルは太陽光追尾型の構成、すなわち、発電パネルの受光面を太陽光に対して常に直角の向きに調整して発電効率を向上させることも示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-96494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上述した太陽光発電装置にあっては、発電パネルの一面と他面が一体に形成されているため、一面を太陽光に対して直角に調整すると、他面は反射光に対して直角にならず、発電効率が低下する構成となっている。また、太陽光追尾型の内容についても、作動原理が示されていなく、実用化するには不十分な内容である。
【0009】
而して、本明細書に開示の技術が解決しようとする課題は、上述した点に鑑みて創案されたものであって、発電パネルとして上面側の発電パネルと下面側の発電パネルを備えて多量の電力量を確保可能とすると共に、両発電パネルを揺動可能として、太陽光の入射光方向に応じて両発電パネルに対する入射光角度が発電効率の良い入射光角度(直角)となるように両発電パネルの揺動角度を連動制御して、発電効率の向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、本明細書に開示の太陽光発電装置は、次の手段をとる。
(【0011】以降は省略されています)

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