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公開番号2024080874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194196
出願日2022-12-05
発明の名称エゼクタ
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類F04F 5/20 20060101AFI20240610BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】エゼクタにつき、ノズルにおける作動流体の流量特性のずれを防止し、目的流体の吐出流量の低下を防止すること。
【解決手段】エゼクタ1は、ハウジング10と、ハウジングにて作動流体の供給を受ける第1供給口11と、ハウジングにて目的流体の供給を受ける第2供給口12と、ハウジングにて作動流体により負圧を発生させるための負圧発生室13と、負圧発生室にて負圧を発生させるために作動流体を噴射し、先端部14aが先細り形状をなす筒状のノズル14と、ノズル14の中にて軸方向へ移動可能に配置され、先端部15aが先細り形状をなす軸状の弁体15と、ハウジングにて負圧発生室で発生した負圧の作用により目的流体を吐出させる吐出口17とを備える。全閉時に、ノズル14の先端14aaより上流側にて弁体15の先端部15aがノズル14の先端部14aの内壁に着座するように構成される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
作動流体を流すことにより負圧を発生させ、その負圧の作用により目的流体を圧送するように構成したエゼクタであって、
ハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記作動流体の供給を受ける第1供給口と、
前記ハウジングに設けられ、前記目的流体の供給を受ける第2供給口と、
前記ハウジングに設けられ、前記作動流体により負圧を発生させるための負圧発生室と、
前記負圧発生室にて負圧を発生させるために前記作動流体を噴射し、先端部が先細り形状をなす筒状のノズルと、
前記ノズルを開閉するために前記ノズルの中にて軸方向へ移動可能に配置され、先端部が先細り形状をなす軸状の弁体と、
前記ハウジングに設けられ、前記負圧発生室で発生した負圧の作用により前記目的流体を吐出させる吐出口と
を備えたエゼクタにおいて、
全閉時に、前記ノズルの先端より上流側にて前記弁体の先端部が前記ノズルの先端部の内壁に着座するように構成した
ことを特徴とするエゼクタ。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載のエゼクタにおいて、
前記ノズルの先端の開口面積は、前記弁体の先端部の移動に伴いその先端部の軸方向中間部が前記ノズルの先端に対応したときに最小となる
ことを特徴とするエゼクタ。
【請求項3】
請求項2に記載のエゼクタにおいて、
前記弁体の先端部は、段階的に先細る形状を有する
ことを特徴とするエゼクタ。
【請求項4】
請求項3に記載のエゼクタにおいて、
前記弁体の先端部は、その外径が変化する変極部が凹に湾曲する
ことを特徴とするエゼクタ。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれかに記載のエゼクタにおいて、
前記弁体は、前記先端部の最大外径部にて前記ノズルの内壁に着座する
ことを特徴とするエゼクタ。
【請求項6】
請求項1乃至4のいずれかに記載のエゼクタにおいて、
前記第2供給口は、前記ノズルの先端より上流側にて前記負圧発生室に配置される
ことを特徴とするエゼクタ。
【請求項7】
請求項1乃至4のいずれかに記載のエゼクタにおいて、
前記全開は、前記弁体の移動に伴い前記ノズルの先端の開口面積が最大となるときである
ことを特徴とするエゼクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書に開示される技術は、作動流体を流すことにより発生する負圧の作用により目的流体を圧送するように構成したエゼクタに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載される「エゼクタ」が知られている。このエゼクタは、ハウジングと、ハウジングに設けられ、作動流体の供給を受ける第1供給口と、ハウジングに設けられ、目的流体の供給を受ける第2供給口と、ハウジングに設けられ、作動流体により負圧を発生させる負圧発生室と、先端部が負圧発生室に配置され、ハウジングに供給された作動流体を噴射するノズルと、ノズルを開閉するためにノズルの中にて軸方向へ移動可能に配置される軸状の弁体とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-256939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1に記載のエゼクタでは、ハウジングにおいて第2供給口がノズルより下流側に配置されていたので、第2供給口付近では作動流体の流速がノズル先端の流速より低下することになった。このため、負圧発生室で発生する負圧による目的流体の吸入効率が十分に生かされていなかった。また、弁体は、ノズルの先端近傍(接触面積が小さい部位)にてノズルに着座していたので、弁体がノズルに食い込み易く、ノズル先端の開口が弁体により押し拡げられるおそれがあった。この結果、ノズルでの作動流体の流量特性がずれ、エゼクタからの目的流体の吐出流量が低下する懸念があった。
【0005】
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、エゼクタにつき、ノズルにおける作動流体の流量特性のずれを防止し、目的流体の吐出流量の低下を防止することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、作動流体を流すことにより負圧を発生させ、その負圧の作用により目的流体を圧送するように構成したエゼクタであって、ハウジングと、ハウジングに設けられ、作動流体の供給を受ける第1供給口と、ハウジングに設けられ、目的流体の供給を受ける第2供給口と、ハウジングに設けられ、作動流体により負圧を発生させる負圧発生室と、負圧発生室にて負圧を発生させるために作動流体を噴射し、先端部が先細り形状をなす筒状のノズルと、ノズルを開閉するためにノズルの中にて軸方向へ移動可能に配置され、先端部が先細り形状をなす軸状の弁体と、ハウジングに設けられ、負圧発生室で発生した負圧の作用により目的流体を吐出させる吐出口とを備えたエゼクタにおいて、全閉時に、ノズルの先端より上流側にて弁体の先端部がノズルの先端部の内壁に着座するように構成したことを趣旨とする。
【0007】
上記技術の構成によれば、全閉時に、ノズルの先端より上流側にて弁体の先端部がノズルの先端部の内壁に着座するので、ノズルの先端近傍(接触面積が小さい部位)に弁体の先端部が接触しない。従って、全閉時に、弁体の先端部がノズルに食い込み難くなり、ノズルの先端の開口径が押し拡げられることがない。
【0008】
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、ノズルの先端の開口面積は、弁体の先端部の移動に伴いその先端部の軸方向中間部がノズルの先端に対応したときに最小となることを趣旨とする。
【0009】
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、ノズルの先端の開口面積は、弁体の端部の軸方向中間部がノズルの先端に対応したときに最小となるので、このときノズルの先端で作動流体の流速が最大となる。
【0010】
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、弁体の先端部は、段階的に先細る形状を有することを趣旨とする。
(【0011】以降は省略されています)

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