TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024072478
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-28
出願番号2022183308
出願日2022-11-16
発明の名称飛行体運行システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G08G 5/00 20060101AFI20240521BHJP(信号)
要約【課題】飛行体が確実かつ迅速に目的地に到着できる飛行体運行システムを提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、ドローン運行システム1において、飛行ルート決定部61は、飛行可能距離算出部62により算出される飛行可能距離FDと、ドローン10の現在地CLから経由予定地PWまでの距離DDと、に基づき、ドローン10が経由予定地PWまで飛行することができないと判断した場合、ポイント管理部63から、目的地DEに向かう方向であって飛行可能距離FDの範囲内に位置する給電ポイントPPと給油ポイントRPの情報を取得し、その取得した給電ポイントPPと給油ポイントRPの情報に基づき、少なくとも1つの給電ポイントPP又は給油ポイントRPを選定して新たな経由地にする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
飛行体と、
前記飛行体に対するエネルギーの供給が可能なエネルギー供給ポイントを経由地として、少なくとも1つの前記経由地を経由して目的地に到着するまでの前記飛行体の飛行ルートを決定する飛行ルート決定部と、
天候情報、及びエネルギー残量に基づき、前記飛行体の飛行可能距離を算出する飛行可能距離算出部と、
少なくとも前記エネルギー供給ポイントの位置情報を含む情報を管理するポイント管理部と、を有し、
前記飛行ルート決定部は、
前記飛行可能距離算出部により算出される前記飛行可能距離と、前記飛行体の現在地から経由予定の前記エネルギー供給ポイントまでの距離と、に基づき、前記飛行体が経由予定の前記エネルギー供給ポイントまで飛行することができないと判断した場合、
前記ポイント管理部から、前記目的地に向かう方向であって前記飛行可能距離の範囲内に位置する前記エネルギー供給ポイントの情報を取得し、
その取得した前記エネルギー供給ポイントの情報に基づき、少なくとも1つの前記エネルギー供給ポイントを選定して新たな経由地にすること、
を特徴とする飛行体運行システム。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
請求項1の飛行体運行システムにおいて、
前記飛行体は、プロペラを駆動するプロペラ駆動モータと、前記プロペラ駆動モータに電力を供給する電力制御回路と、前記電力を蓄電するバッテリと、前記電力を発電する発電機と、前記発電機を駆動するエンジンと、前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと、を備えるハイブリッドドローンであって、
前記エネルギーには、電力と燃料が含まれ、
前記エネルギー供給ポイントには、給電ポイントと燃料供給ポイントが含まれ、
前記エネルギー残量には、前記バッテリの電力残量と前記燃料タンクの燃料残量が含まれること、
を特徴とする飛行体運行システム。
【請求項3】
請求項2の飛行体運行システムにおいて、
前記給電ポイントにおける給電には、前記バッテリの充電と前記バッテリの交換が含まれること、
を特徴とする飛行体運行システム。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1つの飛行体運行システムにおいて、
前記経由地の情報には予約情報が含まれ、
前記飛行可能距離の範囲内に位置する前記経由地のうち、前記飛行体が前記経由地へ到着する予定時間に予約の空きがある前記経由地の情報を取得し、その取得した前記経由地の情報に基づき、現在地から最短距離に位置する前記経由地を選定して新たな経由地にすること、
を特徴とする飛行体運行システム。
【請求項5】
請求項4の飛行体運行システムにおいて、
前記新たな経由地を選定すると同時に、当該新たな経由地でのエネルギー供給の予約を行うこと、
を特徴とする飛行体運行システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、飛行体の運行(飛行)を行う飛行体運行システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、飛行体(飛行ロボット)の周囲の風が強く、かつ、バッテリ残量が少ない場合に、飛行ルートを現在よりもバッテリ消費量が少なくなる飛行ルートに変更するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-52341号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
天候の急激な変化によりバッテリ消費量が多くなった場合には、飛行体が目的地に到着する前に給電ポイントを経由して飛行体へ給電することが必要になる場合がある。特許文献1に開示されるシステムでは、給電ポイントを経由することは特に開示されていないので、天候の急激な変化によりバッテリ消費量が多くなった場合でも適切に飛行体へ給電が行われず、飛行体が確実かつ迅速に目的地に到着することができないおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、飛行体が確実かつ迅速に目的地に到着できる飛行体運行システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、飛行体運行システムにおいて、飛行体と、前記飛行体に対するエネルギーの供給が可能なエネルギー供給ポイントを経由地として、少なくとも1つの前記経由地を経由して目的地に到着するまでの前記飛行体の飛行ルートを決定する飛行ルート決定部と、天候情報、及びエネルギー残量に基づき、前記飛行体の飛行可能距離を算出する飛行可能距離算出部と、少なくとも前記エネルギー供給ポイントの位置情報を含む情報を管理するポイント管理部と、を有し、前記飛行ルート決定部は、前記飛行可能距離算出部により算出される前記飛行可能距離と、前記飛行体の現在地から経由予定の前記エネルギー供給ポイントまでの距離と、に基づき、前記飛行体が経由予定の前記エネルギー供給ポイントまで飛行することができないと判断した場合、前記ポイント管理部から、前記目的地に向かう方向であって前記飛行可能距離の範囲内に位置する前記エネルギー供給ポイントの情報を取得し、その取得した前記エネルギー供給ポイントの情報に基づき、少なくとも1つの前記エネルギー供給ポイントを選定して新たな経由地にすること、を特徴とする。
【0007】
この態様によれば、天候の急激な変化や、エネルギー残量に対応して、適切に飛行体へエネルギーを供給できるので、飛行体が確実かつ迅速に目的地に到着できる。
【0008】
上記の態様においては、前記飛行体は、プロペラを駆動するプロペラ駆動モータと、前記プロペラ駆動モータに電力を供給する電力制御回路と、前記電力を蓄電するバッテリと、前記電力を発電する発電機と、前記発電機を駆動するエンジンと、前記エンジンに供給する燃料を貯留する燃料タンクと、を備えるハイブリッドドローンであって、前記エネルギーには、電力と燃料が含まれ、前記エネルギー供給ポイントには、給電ポイントと燃料供給ポイントが含まれ、前記エネルギー残量には、前記バッテリの電力残量と前記燃料タンクの燃料残量が含まれること、が好ましい。
【0009】
この態様によれば、エネルギーを供給するポイントの選択肢が増え、飛行体の飛行計画の自由度を上げることができる。
【0010】
上記の態様においては、前記給電ポイントにおける給電には、前記バッテリの充電と前記バッテリの交換が含まれること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

愛三工業株式会社
治具
1か月前
愛三工業株式会社
車両
19日前
愛三工業株式会社
エゼクタ
21日前
愛三工業株式会社
加熱装置
5日前
愛三工業株式会社
加熱装置
19日前
愛三工業株式会社
半導体装置
5日前
愛三工業株式会社
配線保持構造
4日前
愛三工業株式会社
配線保持構造
1か月前
愛三工業株式会社
流路切替装置
1か月前
愛三工業株式会社
配線保持構造
1か月前
愛三工業株式会社
太陽光発電装置
1か月前
愛三工業株式会社
PCVシステム
1か月前
愛三工業株式会社
エンジンシステム
11日前
愛三工業株式会社
波浪抑制システム
7日前
愛三工業株式会社
波浪抑制システム
11日前
愛三工業株式会社
浮体の漏れ検出装置
11日前
愛三工業株式会社
飛行体運行システム
1か月前
愛三工業株式会社
過給エンジンシステム
1か月前
愛三工業株式会社
浮体構造物の揺動抑制設備
1か月前
愛三工業株式会社
飛行体を用いた捜索システム
5日前
愛三工業株式会社
樹脂製弁装置及びその製造方法
27日前
愛三工業株式会社
ロボットを用いた生産システム
20日前
愛三工業株式会社
燃料タンク及びこれを備える車両
27日前
愛三工業株式会社
飛行体を用いた捜索支援システム
4日前
愛三工業株式会社
飛行体及び飛行体を用いた給水システム
4日前
愛三工業株式会社
ウォータポンプ、および、ウォータポンプを用いた電動車の電池温調システム
1か月前
個人
防犯装置
1か月前
個人
非常放送システム
2か月前
個人
降車漏れ通報システム
17日前
スズキ株式会社
車線案内装置
1か月前
スズキ株式会社
運転支援装置
1か月前
スズキ株式会社
運転支援装置
1か月前
株式会社ユピテル
システム等
1か月前
株式会社ミヤワキ
測定装置
28日前
ホーチキ株式会社
煙感知器
18日前
ホーチキ株式会社
煙感知器
18日前
続きを見る