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公開番号2024090512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206466
出願日2022-12-23
発明の名称エアウェイアダプタ
出願人日本光電工業株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G01N 1/02 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】エアウェイアダプタの測定流路には、被検者の体内からの水分を含んだ呼気や加湿された吸気が通過するが、測定流路およびその近傍で温度が下がること等により結露が生じる。そして、結露が測定流路に滞留すると、赤外光が結露により生じた水で屈折するなどして、正確な測定が難しくなる。
【解決手段】被検者の呼気または吸気の少なくとも一方が通る測定流路を備え、設置時における前記測定流路の下部に吸水部材を有し、前記吸水部材は外部に露出しており、水を外部へ排出可能であることを特徴とするエアウェイアダプタを用いる。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
被検者の呼気または吸気の少なくとも一方が通る測定流路を備え、
設置時における前記測定流路の下部に吸水部材を有し、
前記吸水部材は外部に露出しており、水を外部へ排出可能であることを特徴とする
エアウェイアダプタ。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
設置時における前記測定流路の下部に開口部を設け、
前記開口部を前記吸水部材で塞いで水を外部へ排出可能としたことを特徴とする
請求項1に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項3】
前記吸水部材には、溝状の貯留部を有することを特徴とする
請求項2に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項4】
前記貯留部には、テーパー構造が設けられていることを特徴とする
請求項3に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項5】
前記吸水部材の下部において、前記吸水部材の一部または全部を覆うカバー部を有することを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項6】
前記吸水部材は、前記開口部に着脱可能に構成されていることを特徴とする
請求項2乃至4のいずれか一項に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項7】
前記吸水部材は多孔性部材であることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項8】
前記吸水部材は、外部に凹凸構造を有していることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項9】
前記吸水部材は、外部で蒸発シートに接続していることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれか一項に記載されたエアウェイアダプタ。
【請求項10】
前記蒸発シートは、交換可能であることを特徴とする
請求項9に記載されたエアウェイアダプタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体の呼吸気に含まれる所定の呼吸ガス(二酸化炭素、酸素、笑気、揮発性麻酔ガス等)を検出可能なセンサ、および当該センサに対して取外し可能に装着され、前記生体の呼吸気が通過可能な通路が形成されたエアウェイアダプタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
エアウェイアダプタには被検者の呼吸気が通過可能な測定流路が形成され、呼吸気に含まれる所定の呼吸ガスを測定する。例えば、二酸化炭素の濃度を測定するエアウェイアダプタでは、センサに設けられた発光部と受光部を結ぶ光軸が、この測定流路を横切るように配置される。発光部から出射された赤外光は受光部において受光され、受光強度に応じた信号がセンサより出力される。呼吸気中の二酸化炭素濃度が高いほど赤外光が強く吸収され、受光強度が弱まる。よって、センサより出力される信号強度をモニタすることにより被検者の呼吸気に含まれる二酸化炭素濃度を測定することができる。このようなエアウェイアダプタおよびセンサの例は特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-163275号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エアウェイアダプタの測定流路には、被検者の体内からの水分を含んだ呼気や加湿された吸気が通過するが、測定流路およびその近傍で温度が下がること等により結露が生じる。そして、結露が測定流路に滞留すると、赤外光が結露により生じた水で屈折するなどして、正確な測定が難しくなる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施例におけるエアウェイアダプタは、被検者の呼気または吸気の少なくとも一方が通る測定流路を備え、設置時における前記測定流路の下部に吸水部材を有し、前記吸水部材は、外部に露出して水を外部へ排出可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
測定流路およびその近傍で結露した水が吸水部材で吸収され、エアウェイアダプタの外部に排出される。これにより、エアウェイアダプタの測定流路には水が滞留することがなく、呼吸気の正確な計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
エアウェイアダプタを用いた人工呼吸の様子。
従来のエアウェイアダプタの側面図。
従来のエアウェイアダプタの断面図。
実施例1のエアウェイアダプタの側面図。
実施例1のエアウェイアダプタの断面図。
開口部を塞ぐ前の実施例1のエアウェイアダプタの断面図。
実施例1の第1変形例におけるエアウェイアダプタの断面図。
実施例1の第2変形例におけるエアウェイアダプタの側面図。
実施例2のエアウェイアダプタの側面図。
実施例2のエアウェイアダプタの断面図。
実施例2の変形例におけるエアウェイアダプタの断面図。
実施例2の他の変形例におけるエアウェイアダプタの断面図。
実施例3のエアウェイアダプタの側面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1は、従来例および各実施例で共通して用いる。図1は、ベッドBに横たわった患者Pに人工呼吸器Vを取り付けた状況を模式的に示したものである。この人工呼吸器Vは、酸素が多く含まれた吸気用のガスを患者Pに送出すると共に、患者Pの呼気を排出するものである。人工呼吸器Vの吸気側接続部v1には、吸気回路1が接続され、呼気側接続部v2には、呼気回路2が接続されている。吸気回路1では、人工呼吸器Vの吸気側接続部v1に蛇管1aが接続され、蛇管1aに加湿器1bが接続される。そして、加湿器1bに蛇管1cが接続され、蛇管1cがYピース3aに接続される。また、呼気回路2では、人工呼吸器Vの呼気側接続部v2に蛇管2aが接続され、蛇管2aにウォータートラップ2bが接続される。そして、ウォータートラップ2bに蛇管2cが接続され、蛇管2cにYピース3aが接続されている。Yピース3aには蛇管1c、2cが接続されるが、残りの接続部にフレキシブル管3bが接続されている。そして、エアウェイアダプタ4等を介して接続管3cから挿管チューブ3dに接続している。挿管チューブ3dは患者Pの口から気管まで挿入される。
【0009】
エアウェイアダプタ4等にはセンサの一種である光学センサ5が取り付けられており、エアウェイアダプタ4等の中を通過する呼吸ガスを光学的に測定する。光学センサ5では、エアウェイアダプタ4等の中を通った赤外光の受光値が得られ、配線51を介して患者モニタMに送られた受光値により二酸化炭素濃度が算出されて、測定値がモニタされる。
【0010】
図1に示したように、人工呼吸器Vから供給される吸気は加湿器1bにより加湿されている。また、患者Pから排出される呼気にも水蒸気が含まれている。そのため、体温よりも低い温度に晒されているエアウェイアダプタ4等の周辺では結露が生じる。
(【0011】以降は省略されています)

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