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公開番号
2024090354
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-04
出願番号
2022206215
出願日
2022-12-23
発明の名称
ラベル付きパルプモールド
出願人
株式会社フジシールインターナショナル
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
D21J
3/00 20060101AFI20240627BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】良好な外観を有する新規な形態のラベル付きパルプモールドを提供する。
【解決手段】ラベル付きパルプモールド1Aは、複数方向に湾曲した曲面からなる曲面部を有するパルプモールド2Aと、基材および接着剤層を有し、接着剤層を介してパルプモールド2Aに貼り付けられるラベル3Aとを備える。ラベル3Aのうちの曲面部に対応する部分には、ラベル3Aの皺および折り重なりの少なくともいずれかが位置する。皺および折り重なりの少なくともいずれかが位置する部分に対応する部分のパルプモールド2Aが、これが位置しない部分に対応する部分のパルプモールド2Aよりも圧縮された状態とされることで、これが位置する部分のラベル3Aは、パルプモールド2A側に向けて入り込む。ラベル3Aは、パルプモールド2Aの外縁から外側に向けて食み出した食み出し部31を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数方向に湾曲した曲面からなる曲面部を有するパルプモールドと、
基材および当該基材の一方の主面の少なくとも一部に設けられた接着剤層を有し、当該接着剤層を介して前記パルプモールドに貼り付けられたラベルとを備え、
前記ラベルのうちの前記曲面部に対応する部分には、前記ラベルの皺および折り重なりの少なくともいずれかが位置し、
前記皺および前記折り重なりの少なくともいずれかが位置する部分に対応する部分の前記パルプモールドが、前記皺および前記折り重なりが位置しない部分に対応する部分の前記パルプモールドよりも圧縮された状態とされ、これにより、前記皺および前記折り重なりの少なくともいずれかが位置する部分の前記ラベルが、前記パルプモールド側に向けて入り込んでおり、
前記ラベルは、前記パルプモールドの外縁から外側に向けて食み出した食み出し部を有する、ラベル付きパルプモールド。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
パルプモールドと、
基材および当該基材の一方の主面の少なくとも一部に設けられた接着剤層を有し、当該接着剤層を介して前記パルプモールドに貼り付けられたラベルとを備え、
前記パルプモールドは、前記ラベルが貼り付けられた部分である被貼り付け面と、前記ラベルが貼り付けられていない部分である露出面とを含み、
前記被貼り付け面と前記露出面との境界部において、前記被貼り付け面が前記露出面よりも後退していることにより、前記パルプモールドに段差部が設けられ、
前記ラベルは、当該ラベルの厚み方向における少なくとも一部が前記段差部に入り込んだ状態で前記パルプモールドに貼り付けられ、
前記ラベルは、前記パルプモールドの外縁から外側に向けて食み出した食み出し部を有する、ラベル付きパルプモールド。
【請求項3】
前記パルプモールドが、相互に組付けられることで内部に収容空間を規定する第1ボディ部および第2ボディ部を有し、
前記接着剤層が、前記第1ボディ部に対応する部分に位置する第1領域と、前記食み出し部に位置する第2領域とを含み、
前記食み出し部が、前記第1ボディ部の外縁から外側に向けてはみ出し、
前記食み出し部が前記第2領域を介して前記第2ボディ部に貼り付けられることにより、前記第1ボディ部および前記第2ボディ部が前記食み出し部によって封緘される、請求項1または2に記載のラベル付きパルプモールド。
【請求項4】
前記パルプモールドが、第1ボディ部および第2ボディ部を有し、
前記接着剤層が、前記第1ボディ部に対応する部分に位置する第1領域と、前記食み出し部に位置する第2領域とを含み、
前記食み出し部が、前記第1ボディ部の外縁から外側に向けてはみ出し、
前記食み出し部が前記第2領域を介して前記第2ボディ部に貼り付けられることにより、前記第1ボディ部および前記第2ボディ部が前記食み出し部によって回動可能に保持される、請求項1または2に記載のラベル付きパルプモールド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベル付きパルプモールドに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境負荷の低減の観点から、容器としてのパルプモールドに対するニーズが高まっている。また、パルプモールドに収容される商品が多様化していることから、その商品の形状に合わせてパルプモールドの形状も多様化しており、特に、立体的な形状を有しかつ美観に優れたパルプモールドが求められている。
【0003】
立体的な形状を有するパルプモールドの美観を向上させるための方法として、たとえば特開2002-201599号公報(特許文献1)や特開2002-138400号公報(特許文献2)、国際公開第2022/168923号公報(特許文献3)には、デザインが施されたラベルを貼り付けることによって美観の向上が図られたラベル付きパルプモールドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-201599号公報
特開2002-138400号公報
国際公開第2022/168923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、パルプモールドが曲面部を有する場合、当該曲面部に沿って貼り付けられた部分のラベルに生じる皺や折り重なりが原因となって、ラベル付きパルプモールドの表面の手触り感や美観が損なわれてしまう問題があった。
【0006】
一方で、ラベル付きパルプモールドにおいて、美観の向上を図るためだけにラベルをパルプモールドに貼り付けるのではなく、貼り付けられたラベルに他の機能を付与することができれば、ラベル付きパルプモールドの新たな付加価値を創出することができる。
【0007】
したがって、本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、良好な外観を有する新規な形態のラベル付きパルプモールドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の局面に基づくラベル付きパルプモールドは、パルプモールドとラベルとを備えている。上記パルプモールドは、複数方向に湾曲した曲面からなる曲面部を有している。上記ラベルは、基材および当該基材の一方の主面の少なくとも一部に設けられた接着剤層を有しており、当該接着剤層を介して上記パルプモールドに貼り付けられている。上記ラベルのうちの上記曲面部に対応する部分には、上記ラベルの皺および折り重なりの少なくともいずれかが位置している。上記皺および上記折り重なりの少なくともいずれかが位置する部分に対応する部分の上記パルプモールドは、上記皺および上記折り重なりが位置しない部分に対応する部分の上記パルプモールドよりも圧縮された状態とされ、これにより、上記皺および上記折り重なりの少なくともいずれかが位置する部分の上記ラベルは、上記パルプモールド側に向けて入り込んでいる。上記本発明の第1の局面に基づくラベル付きパルプモールドにあっては、上記ラベルが、上記パルプモールドの外縁から外側に向けて食み出した食み出し部を有している。
【0009】
本発明の第2の局面に基づくラベル付きパルプモールドは、パルプモールドとラベルとを備えている。上記パルプモールドは、上記ラベルが貼り付けられた部分である被貼り付け面と、上記ラベルが貼り付けられていない部分である露出面とを含んでいる。上記ラベルは、基材および当該基材の一方の主面の少なくとも一部に設けられた接着剤層を有しており、当該接着剤層を介して上記パルプモールドに貼り付けられている。上記被貼り付け面と上記露出面との境界部において、上記被貼り付け面が上記露出面よりも後退していることにより、上記パルプモールドに段差部が設けられている。上記ラベルは、当該ラベルの厚み方向における少なくとも一部が上記段差部に入り込んだ状態で上記パルプモールドに貼り付けられている。上記本発明の第2の局面に基づくラベル付きパルプモールドにあっては、上記ラベルが、上記パルプモールドの外縁から外側に向けて食み出した食み出し部を有している。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、良好な外観を有する新規な形態のラベル付きパルプモールドを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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