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公開番号2024090170
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205882
出願日2022-12-22
発明の名称治療用レーザ光照射装置および治療用レーザ光照射方法
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人
主分類A61N 5/067 20060101AFI20240627BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】治療用レーザ光の出力の校正を行う際に、ユーザおよび患者などに治療用レーザ光が当たらないようにすることが可能な治療用レーザ光照射装置および治療用レーザ光照射方法を提供する。
【解決手段】この治療用レーザ光照射装置10は、治療用レーザ光Lcを発光部40aを介して照射する光源部1と、ポート部4aの空間4d内に差し込まれた発光部40aから照射された治療用レーザ光Lcの出力を校正する校正用出力検出部4とを備える。治療用レーザ光照射装置10は、ポート部4aに発光部40aが差し込まれていることを検知するための差込検知部4cと、治療用レーザ光Lcの出力の校正のための照射の開始を受け付けた状態において、差込検知部4cにより発光部40aの差し込みを検知した場合に、治療用レーザ光Lcを照射する制御を行う制御部8とを備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
被検体の治療対象部位に照射する治療用レーザ光を発光部を介して照射する光源部と、
内部に前記発光部が差し込まれる空間を有するポート部を含み、前記ポート部の前記空間内に差し込まれた前記発光部から照射された前記治療用レーザ光の出力を校正する際、前記治療用レーザ光の出力を検出する校正用出力検出部と、
前記ポート部に前記発光部が差し込まれていることを検知するための差込検知部と、
前記治療用レーザ光の出力の校正のための照射の開始を受け付けた状態において、前記差込検知部により前記発光部の差し込みを検知した場合に、前記治療用レーザ光を照射する制御を行う制御部とを備える、治療用レーザ光照射装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記治療用レーザ光の出力の校正のための照射の開始を受け付けた状態において、前記差込検知部により前記発光部の差し込みを検知した場合に、ユーザに報知するとともに、前記治療用レーザ光を照射させない制御を行うように構成されている、請求項1に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項3】
前記校正用出力検出部において前記治療用レーザ光の出力を校正する際、ユーザによる前記治療用レーザ光の照射の開始の操作を受け付ける操作受付部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作受付部において前記治療用レーザ光の出力の校正のための照射の開始の操作を受け付けた状態において、前記差込検知部により前記発光部の差し込みを検知した場合に、前記治療用レーザ光を照射する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項4】
前記差込検知部は、前記ポート部に設けられ、前記校正用出力検出部における前記治療用レーザ光の出力を検出する光検出器である、請求項1に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項5】
前記光源部は、前記治療用レーザ光よりも低出力である検出用レーザ光も前記発光部を介して照射するように構成されており、
前記光検出器は、前記治療用レーザ光および前記検出用レーザ光の両方の出力を検出可能に構成されており、
前記制御部は、前記治療用レーザ光の出力の校正のための照射の開始を受け付けた状態において、前記光検出器により検出された前記検出用レーザ光の出力に基づいて、前記発光部の差し込みを検知する制御を行うように構成されている、請求項4に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項6】
前記治療用レーザ光は、可視光に属する第1波長のレーザ光であり、
前記検出用レーザ光は、前記治療用レーザ光よりも低出力であり、かつ、前記第1波長よりも短い可視光に属する第2波長のレーザ光であるとともに、前記発光部から照射された前記治療用レーザ光の焦点位置を示す照準用レーザ光である、請求項5に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記光検出器による前記検出用レーザ光の出力の検出値がしきい値以上の場合、前記ポート部に前記発光部が差し込まれていると判定するとともに、前記治療用レーザ光を照射する制御を行うように構成されている、請求項5に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項8】
前記光検出器は、前記治療用レーザ光に対応する第1ゲイン、および、前記第1ゲインよりも大きく前記検出用レーザ光に対応する第2ゲインを切替可能に構成されているか、または、前記光検出器は、前記治療用レーザ光に対応する第1ゲインを有する第1検出器、および、前記第1検出器とは別個に設けられ、前記第1ゲインよりも大きく前記検出用レーザ光に対応する第2ゲインを有する第2検出器を有する、請求項5に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項9】
前記光検出器は、前記治療用レーザ光および前記検出用レーザ光の各々の出力を検出可能なフォトダイオードまたは出力検出用カメラを有する、請求項5に記載の治療用レーザ光照射装置。
【請求項10】
前記光源部は、前記光源部からのレーザ光を導く導光部材の先端部分に設けられた前記発光部から前記治療用レーザ光を照射するように構成されており、
前記差込検知部は、前記ポート部の前記空間内に差し込まれた前記導光部材および前記発光部を認識可能な認識用カメラを有する、請求項1に記載の治療用レーザ光照射装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、治療用レーザ光照射装置および治療用レーザ光照射方法に関し、特に、治療用レーザ光を発光部を介して照射する光源部を備える治療用レーザ光照射装置および治療用レーザ光照射方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、治療用レーザ光を発光部を介して照射する光源部を備える治療用レーザ光照射装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、レーザ光(治療用レーザ光)を導光ファイバ(光ファイバ)の先端部分(発光部)を介して照射する光源(光源部)を備える医療装置(治療用レーザ光照射装置)が開示されている。この医療装置は、光源と、校正ポートと、フォトダイオードとを備えている。
【0004】
上記特許文献1の光源は、導光ファイバの先端部分から照射する特定の波長および出力(強度)を有する光(レーザ光)を発生させる。導光ファイバの基端は、光源に接続されている。上記特定の波長および出力を有するレーザ光は、患者に投与された光活性化可能な物質を活性化させて治療対象部位の治療を行うための治療用レーザ光である。校正ポートは、光源に接続された導光ファイバから照射されるレーザ光の出力を測定するフォトダイオードを含んでいる。
【0005】
上記特許文献1の制御部は、校正ポートのフォトダイオードにより測定されたレーザ光の出力と、事前に設定されたレーザ光の所望の出力との比較に基づいて、所望の出力のレーザ光を照射する導光ファイバが光源に接続されているか否かを判定する制御を行うように構成されている。制御部において、所望の出力のレーザ光を照射する導光ファイバが光源に接続されていないと判定された場合には、ユーザにより導光ファイバが取り替えられる。このようにして、レーザ光の出力の校正が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2020-522323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、上記特許文献1の医療装置では、レーザ光の出力(強度)の校正を行う際に、導光ファイバの校正ポートへの差し込みが不十分であっても、そのままレーザ光を照射してレーザ光の強度の測定が行われてしまう。この際、照射されたレーザ光が校正ポート外に漏れてしまい、ユーザおよび患者などにレーザ光が当たってしまうことが考えられる。このため、従来では、レーザ光の出力の校正を行う際に、ユーザおよび患者などにレーザ光(治療用レーザ光)が当たらないようにすることが望まれている。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、治療用レーザ光の出力の校正を行う際に、ユーザおよび患者などに治療用レーザ光が当たらないようにすることが可能な治療用レーザ光照射装置および治療用レーザ光照射方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における治療用レーザ光照射装置は、被検体の治療対象部位に照射する治療用レーザ光を発光部を介して照射する光源部と、内部に発光部が差し込まれる空間を有するポート部を含み、ポート部の空間内に差し込まれた発光部から照射された治療用レーザ光の出力を校正する際、治療用レーザ光の出力を検出する校正用出力検出部と、ポート部に発光部が差し込まれていることを検知するための差込検知部と、治療用レーザ光の出力の校正のための照射の開始を受け付けた状態において、差込検知部により発光部の差し込みを検知した場合に、治療用レーザ光を照射する制御を行う制御部とを備える。
【0010】
また、この発明の第2の局面における治療用レーザ光照射方法は、被検体の治療対象部位に照射する治療用レーザ光を発光部から照射する光源部から照射される治療用レーザ光の出力を校正する際、内部に発光部が差し込まれる空間を有するポート部の空間内に発光部が差し込まれているか否かを差込検知部により検知するステップと、差込検知部により発光部の差し込みを検知した場合に、治療用レーザ光を照射するステップとを備える。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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