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公開番号2024089795
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205220
出願日2022-12-22
発明の名称配線モジュール
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01M 50/507 20210101AFI20240627BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線と回路基板との接続部の損傷を抑制可能な配線モジュールを提供する。
【解決手段】配線モジュール20は、複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュール20であって、複数の回路基板と、複数の電線40と、複数の回路基板及び複数の電線40を保持するプロテクタ50と、を備え、電線40は回路基板と接続され、複数の電線40の少なくとも一部は、一体に束ねられて幹線43を構成しており、プロテクタ50は、回路基板が載置される載置面54と、複数の電線40が収容される電線収容部52と、載置面54に直交する第1方向に電線収容部52に重ねられ、幹線43の少なくとも一部を収容する幹線収容部57と、を備え、複数の電線40は、第1方向から見て幹線43と重畳して配される少なくとも1つの重畳電線を含み、幹線収容部57は、幹線43と少なくとも1つの重畳電線とを隔てている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、
複数の回路基板と、
複数の電線と、
前記複数の回路基板及び前記複数の電線を保持するプロテクタと、を備え、
前記電線は前記回路基板と接続され、
前記複数の電線の少なくとも一部は、一体に束ねられて幹線を構成しており、
前記プロテクタは、前記回路基板が載置される載置面と、前記複数の電線が収容される電線収容部と、前記載置面に直交する第1方向に前記電線収容部に重ねられ、前記幹線の少なくとも一部を収容する幹線収容部と、を備え、
前記複数の電線は、前記第1方向から見て前記幹線と重畳して配される少なくとも1つの重畳電線を含み、
前記幹線収容部は、前記幹線と前記少なくとも1つの重畳電線とを隔てている、配線モジュール。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記プロテクタは、プロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に前記第1方向に重ねられるカバーと、を備え、
前記プロテクタ本体は前記載置面及び前記電線収容部を備え、
前記カバーは、前記第1方向に前記載置面と対向する天板部と、前記天板部から凹む前記幹線収容部と、を備える、請求項1に記載の配線モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線モジュールに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等に用いられる高圧のバッテリーパックは、通常、多数のバッテリーセルが積層され、配線モジュールによって直列あるいは並列に電気接続されている。このような配線モジュールとして、従来、特開2018-85201号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この配線モジュールは、蓄電素子を相互接続するバスバー端子と、バスバー端子に接続される検知電線と、検知電線に接続される雌コネクタと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-85201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、複数の検知電線は、雌コネクタ側においてチューブ状部材によってまとめられている。上記の構成において、例えば、検知電線とは異なる電線が設けられる場合、チューブ状部材でまとめられた検知電線と、個別の電線と、が絶縁プロテクタにおいて同じ配索領域に配置されることがありうる。このような場合、配線モジュールが配設される車両における振動により、個別の電線とチューブ状部材との間に摩擦が生じることが考えられる。また、雌コネクタを機器側の雄コネクタに接続する際、検知電線が配索方向に変位することによっても、個別の電線とチューブ状部材との間に摩擦が生じることが考えられる。個別の電線とチューブ状部材との間に摩擦が生じると、個別の電線と、バスバー端子や回路基板等の他の部材と、が接続されている接続部に応力が働き、この接続部が損傷する場合がありうる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の配線モジュールは、複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、複数の回路基板と、複数の電線と、前記複数の回路基板及び前記複数の電線を保持するプロテクタと、を備え、前記電線は前記回路基板と接続され、前記複数の電線の少なくとも一部は、一体に束ねられて幹線を構成しており、前記プロテクタは、前記回路基板が載置される載置面と、前記複数の電線が収容される電線収容部と、前記載置面に直交する第1方向に前記電線収容部に重ねられ、前記幹線の少なくとも一部を収容する幹線収容部と、を備え、前記複数の電線は、前記第1方向から見て前記幹線と重畳して配される少なくとも1つの重畳電線を含み、前記幹線収容部は、前記幹線と前記少なくとも1つの重畳電線とを隔てている、配線モジュールである。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、電線と回路基板との接続部の損傷を抑制可能な配線モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態にかかる蓄電モジュールが搭載された車両を示す模式図である。
図2は、幹線が収縮状態にある場合の蓄電モジュールの平面図である。
図3は、幹線が伸長状態にある場合の蓄電モジュールの平面図である。
図4は、幹線が収縮状態にある場合のカバーを取り外した蓄電モジュールの平面図である。
図5は、幹線が伸長状態にある場合のカバーを取り外した蓄電モジュールの平面図である。
図6は、図2のA-A断面図である。
図7は、カバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0009】
(1)本開示の配線モジュールは、複数の蓄電素子に取り付けられる配線モジュールであって、複数の回路基板と、複数の電線と、前記複数の回路基板及び前記複数の電線を保持するプロテクタと、を備え、前記電線は前記回路基板と接続され、前記複数の電線の少なくとも一部は、一体に束ねられて幹線を構成しており、前記プロテクタは、前記回路基板が載置される載置面と、前記複数の電線が収容される電線収容部と、前記載置面に直交する第1方向に前記電線収容部に重ねられ、前記幹線の少なくとも一部を収容する幹線収容部と、を備え、前記複数の電線は、前記第1方向から見て前記幹線と重畳して配される少なくとも1つの重畳電線を含み、前記幹線収容部は、前記幹線と前記少なくとも1つの重畳電線とを隔てている。
【0010】
このような構成によると、幹線収容部が幹線と重畳電線とを隔てているから、幹線と重畳電線との間に摩擦が生じない。よって、重畳電線と回路基板との接続部の損傷を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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