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公開番号2024083886
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197963
出願日2022-12-12
発明の名称電子部品
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電子部品の実装不良を低減できる電子部品を提供する。
【解決手段】電子部品1は、素体2及び外部電極41,42を備えている。素体2は、主面2aと方向D1で互いに対向している側面21b,22bと方向D2で互いに対向している側面2d,2eとを有している。外部電極41は、実装面41a,端面41b,41c,41d,41eを有している。実装面41aと端面41bとは、第一曲面によって連結され、実装面41aと端面41dとは、第二曲面によって連結され、実装面41aと端面41eとは、第三曲面によって連結されている。外部電極42は、実装面42a,端面42b,42c,42d,42eを有している。実装面42aと端面42bとは、第四曲面によって連結され、実装面42aと端面42dとは、第五曲面によって連結され、実装面42aと端面42eとは、第六曲面によって連結されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
主面と、第一方向で互いに対向している第一側面及び第二側面と、当該第一方向と交差する第二方向で互いに対向している第三側面及び第四側面と、を有する素体と、
前記主面上に配置されていると共に前記第一側面寄りに位置している第一外部電極と、
前記主面上に配置されていると共に前記第二側面寄りに位置しており、前記第一外部電極と前記第一方向で対向している第二外部電極と、を備え、
前記第一外部電極は、
前記主面と対向している第一実装面と、
前記第一側面寄りに位置している第一端面と、
前記第二側面寄りに位置しており、前記第一端面と前記第一方向で対向している第二端面と、
前記第二方向で互いに対向している第三端面及び第四端面と、を有し、
前記第一実装面と前記第一端面とは第一曲面によって連結され、
前記第一実装面と前記第三端面とは第二曲面によって連結され、
前記第一実装面と前記第四端面とは第三曲面によって連結され、
前記第二外部電極は、
前記主面と対向している第二実装面と、
前記第二側面寄りに位置している第五端面と、
前記第一側面寄りに位置しており、前記第五端面と前記第一方向で対向している第六端面と、
前記第二方向で互いに対向している第七端面及び第八端面と、を有し、
前記第二実装面と前記第五端面とは第四曲面によって連結され、
前記第二実装面と前記第七端面とは第五曲面によって連結され、
前記第二実装面と前記第八端面とは第六曲面によって連結されている、
電子部品。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一端面は、前記第一方向において、前記第一側面から離れ、かつ、前記主面上に位置し、
前記第五端面は、前記第一方向において、前記第二側面から離れ、かつ、前記主面上に位置している、
請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記第三端面及び前記第七端面は、前記第二方向において、前記第三側面から離れ、かつ、前記主面上に位置し、
前記第四端面及び前記第八端面は、前記第二方向において、前記第四側面から離れ、かつ、前記主面上に位置している、
請求項1に記載の電子部品。
【請求項4】
前記主面と直交する方向から見て、前記第一側面、前記第三側面、及び前記第四側面と前記第一外部電極との間の各間隔は互いに等しく、
前記主面と直交する方向から見て、前記第二側面、前記第三側面、及び前記第四側面と前記第二外部電極との間の各間隔は互いに等しい、
請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。
【請求項5】
前記主面と直交する方向での前記第一外部電極の厚みは、前記主面と直交する方向から見た、前記第一側面、前記第三側面、及び前記第四側面と前記第一外部電極との間の各間隔より大きく、
前記主面と直交する方向での前記第二外部電極の厚みは、前記主面と直交する方向から見た、前記第二側面、前記第三側面、及び前記第四側面と前記第二外部電極との間の各間隔より大きい、
請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。
【請求項6】
前記主面と直交する方向での前記第一外部電極及び前記第二外部電極の各々の厚みは、前記主面と直交する方向での長さの5%以上である、請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。
【請求項7】
前記素体内に配置されている内部導体を更に備え、
前記主面と直交する方向での前記第一外部電極及び前記第二外部電極の各々の厚みは、前記主面と直交する方向での前記主面と前記内部導体との間の最短距離よりも大きい、請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。
【請求項8】
前記第一曲面、前記第二曲面、及び前記第三曲面のそれぞれは、前記第一実装面に近い位置ほど曲率半径が大きくなるように湾曲しており、
前記第四曲面、前記第五曲面、及び前記第六曲面のそれぞれは、前記第二実装面に近い位置ほど曲率半径が大きくなるように湾曲している、請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。
【請求項9】
前記曲率半径の最大値は、前記主面と直交する方向での前記第一外部電極及び前記第二外部電極の各々の厚み以上である、請求項8に記載の電子部品。
【請求項10】
前記第一実装面及び前記第二端面は、第七曲面によって連結され、
前記第二実装面及び前記第六端面は、第八曲面によって連結されている、
請求項1~3の何れか一項に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子部品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
知られている電子部品は、素体、第一外部電極、及び第二外部電極を備えている(例えば特許文献1)。素体は、主面と、第一方向で互いに対向している第一側面及び第二側面と、第一方向と交差する第二方向で互いに対向している第三側面及び第四側面とを有している。第一外部電極は、主面上に配置されていると共に、第一側面寄りに位置している。第二外部電極は、主面上に配置されていると共に、第二側面寄りに位置している。第一外部電極及び第二外部電極は、第一方向で互いに対向している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-113299号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような電子部品は、電子部品の輸送及び保管のためにキャリアテープに収納される。電子部品を電子機器に実装するときには、電子部品は、キャリアテープから取り出される。電子部品をキャリアテープから取り出すときには、キャリアテープに外部電極が干渉することがある。外部電極がキャリアテープと干渉すると、キャリアテープから取り出された電子部品の姿勢が変化することがある。電子部品の姿勢が変化すると、実装不良が生じることがある。調査研究の結果、外部電極の角がキャリアテープと干渉する傾向があることが判明した。
【0005】
本発明の一つの態様は、電子部品の実装不良を低減できる電子部品を提供することを目標とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの態様に係る電子部品は、素体、第一外部電極、及び第二外部電極を備えている。素体は、主面と、第一方向で互いに対向している第一側面及び第二側面と、第一方向と交差する第二方向で互いに対向している第三側面及び第四側面とを有している。第一外部電極は、第一側面寄りに位置している。第二外部電極は、第二側面寄りに位置しており、第一外部電極と第一方向で対向している。第一外部電極は、主面と対向している第一実装面と、第一側面寄りに位置している第一端面と、第二側面寄りに位置しており第一端面と対向する第二端面と、第二方向で互いに対向している第三端面及び第四端面とを有している。第一実装面と第一端面とは、第一曲面によって連結されている。第一実装面と第三端面とは、第二曲面によって連結されている。第一実装面と第四端面とは、第三曲面によって連結されている。第二外部電極は、主面と対向している第二実装面と、第二側面寄りに位置している第五端面と、第一側面寄りに位置しており第五端面と対向する第六端面と、第二方向で互いに対向している第七端面及び第八端面とを有している。第二実装面と第五端面とは、第四曲面によって連結されている。第二実装面と第七端面とは、第五曲面によって連結されている。第二実装面と第八端面とは、第六曲面によって連結されている。
【0007】
上記一つの態様では、第一実装面及び第一端面は第一曲面によって連結され、第二実装面及び第五端面は第四曲面によって連結されている。したがって、第一方向で互いに対向している第一外部電極及び第二外部電極は、第一方向での両端において角を有しがたい。第一実装面及び第三端面は第二曲面によって連結され、第一実装面及び第四端面は第三曲面によって連結され、第二実装面及び第七端面は第五曲面によって連結され、第二実装面及び第八端面は第六曲面によって連結されている。したがって、第一外部電極及び第二外部電極は、第二方向での両端において角を有しがたい。結果として、第一外部電極及び第二外部電極は、キャリアテープと干渉する角を有しがたいので、上記一つの態様は、電子部品の実装不良を低減できる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一つの態様は、電子部品の実装不良を低減できる電子部品を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係る電子部品を示す斜視図である。
図2は、本実施形態に係る電子部品の内部の構造を示す斜視図である。
図3は、図2のIII-III線に沿った断面の構成を示す図である。
図4は、図2のIV-IV線に沿った断面の構成を示す図である。
図5は、図2のV-V線に沿った断面の構成を示す図である。
図6は、本実施形態に係る電子部品の外部電極を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下では、図面を参照しながら本開示に係る実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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