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公開番号2024089372
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204700
出願日2022-12-21
発明の名称端子付き導電部材
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人笠井中根国際特許事務所,個人,個人
主分類H01R 13/24 20060101AFI20240626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】配索自由度の向上や導電部材から端子への振動の伝達を抑制できる、端子付き導電部材を開示する。
【解決手段】端子付き導電部材10が、端子12と、導電部材18と、端子12と導電部材18を導通接続する金属製の中継部品34と、を備え、中継部品34は、端子12に固着される第1固着部20と、導電部材18に固着される第2固着部22と、第1固着部20と第2固着部22を連結する筒状の中間連結部24を有し、中間連結部24は、中間連結部24の軸方向に沿って複数の山部26と谷部28が交互に連接されてなる湾曲自在な蛇腹状部30を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子と、
導電部材と、
前記端子と前記導電部材を導通接続する金属製の中継部品と、を備え、
前記中継部品は、前記端子に固着される第1固着部と、前記導電部材に固着される第2固着部と、前記第1固着部と前記第2固着部を連結する筒状の中間連結部を有し、
前記中間連結部は、前記中間連結部の軸方向に沿って複数の山部と谷部が交互に連接されてなる湾曲自在な蛇腹状部を含む、端子付き導電部材。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記中継部品が、中空状の円筒体の周壁に前記蛇腹状部が設けられてなる金属製のフレキシブルパイプを用いて構成されており、
前記フレキシブルパイプの両端部によって筒状の前記第1固着部と前記第2固着部が構成され、前記第1固着部と前記第2固着部の間に位置する部位によって前記中間連結部が構成され、前記中間連結部の前記軸方向の全長において前記蛇腹状部が設けられている、請求項1に記載の端子付き導電部材。
【請求項3】
前記導電部材が、金属製の単芯線が絶縁被覆されてなる電線によって構成されており、前記電線の端末で前記絶縁被覆から露出した前記単芯線に対して、前記第2固着部が固着されている、請求項1または請求項2に記載の端子付き導電部材。
【請求項4】
前記中継部品の前記第1固着部と前記第2固着部とが、それぞれ筒形状を有し、
前記第1固着部は、前記端子に設けられた筒状の端子側固着部に内嵌または外嵌されて電磁圧接されており、
前記第2固着部は、前記導電部材に設けられた柱状の導電部材側固着部に外嵌されて電磁圧接されている、請求項1又は請求項2に記載の端子付き導電部材。
【請求項5】
前記中継部品が、前記軸方向に相互に離隔して配置された複数の前記蛇腹状部と、隣接する前記蛇腹状部間に配置された径寸法が一定の筒状部を有する、請求項1に記載の端子付き導電部材。
【請求項6】
前記中継部品の前記蛇腹状部の内径寸法および外径寸法が前記軸方向で変化している、請求項1または請求項2に記載の端子付き導電部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、端子付き導電部材に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車載機器間の通電用部材として、被覆電線やバスバー等の導電部材の端末に端子が取り付けられた、端子付き導電部材が広く用いられている。例えば、特許文献1には、被覆電線の端末に露出した芯線が、端子のバレル部に圧着された端子付き電線が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-17345号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年の車載機器の大電流化等に対応するため、端子付き導電部材における端子や導電部材も大型化して、それらの剛性が高くなる傾向にある。その結果、相手方端子に接続された端子から延び出す電線等の導電部材を配索経路に合わせて湾曲させることが難しくなり、端子付き導電部材の配索自由度の低下を招いていた。加えて、端子と電線端末の圧着部位等、端子と導電部材の取付部位の剛性が高い場合には、導電部材に伝達された車両振動等が端子側に伝わりやすくなり、端子が接続される相手方の機器等に破損が生じるおそれもあった。
【0005】
そこで、配索自由度の向上や、導電部材から端子への振動伝達の抑制を図ることができる、端子付き導電部材を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の端子付き導電部材は、端子と、導電部材と、前記端子と前記導電部材を導通接続する金属製の中継部品と、を備え、前記中継部品は、前記端子に固着される第1固着部と、前記導電部材に固着される第2固着部と、前記第1固着部と前記第2固着部を連結する筒状の中間連結部を有し、前記中間連結部は、前記中間連結部の軸方向に沿って複数の山部と谷部が交互に連接されてなる湾曲自在な蛇腹状部を含む、ものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の端子付き導電部材によれば、配索自由度の向上や、導電部材から端子への振動伝達の抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態1に係る端子付き導電部材を示す斜視図である。
図2は、図1に示された端子付き導電部材における分解斜視図である。
図3は、図1におけるIII-III断面図である。
図4は、実施形態2に係る端子付き導電部材を示す斜視図である。
図5は、実施形態3に係る端子付き導電部材を示す斜視図である。
図6は、実施形態4に係る端子付き導電部材を示す斜視図である。
図7は、図6におけるVII-VII断面を拡大して示す横断面図である。
図8は、別の態様に係る端子付き導電部材における縦断面図であって、図3に対応する図である。
図9は、更に別の態様に係る端子付き導電部材における要部を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の説明>
最初に、本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の端子付き導電部材は、
(1)端子と、導電部材と、前記端子と前記導電部材を導通接続する金属製の中継部品と、を備え、前記中継部品は、前記端子に固着される第1固着部と、前記導電部材に固着される第2固着部と、前記第1固着部と前記第2固着部を連結する筒状の中間連結部を有し、前記中間連結部は、前記中間連結部の軸方向に沿って複数の山部と谷部が交互に連接されてなる湾曲自在な蛇腹状部を含む、ものである。
【0010】
本開示の端子付き導電部材によれば、端子と導電部材とが、金属製の中継部品を介して導通接続されている。さらに、中継部品には、端子に固着される第1固着部と導電部材に固着される第2固着部とを連結する筒状の中間連結部において、湾曲自在な蛇腹状部が設けられている。それゆえ、端子と導電部材の間に配置された中継部品の蛇腹状部を任意の方向に湾曲させることにより、導電部材の延び出し方向を任意の方向に設定することが可能となる。その結果、電線の大径化や単芯線を用いる場合など、導電部材の剛性が高く屈曲が困難な場合でも、中継部品の蛇腹状部を湾曲させることで、端子から延び出す導電部材の方向を配索経路に合わせて配向させることができ、端子付き導電部材の配索自由度の向上を図ることができる。特に、中継部品は金属製であることから、蛇腹状部で湾曲自在であるものの、湾曲した形状の保持性にも優れており、配索経路に合わせた配向状態を有利に保持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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