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公開番号2024089360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204677
出願日2022-12-21
発明の名称車両用操作ペダル装置
出願人豊田鉄工株式会社,株式会社アドヴィックス
代理人個人
主分類G05G 1/46 20080401AFI20240626BHJP(制御;調整)
要約【課題】高い自由度で配置することのできる車両用操作ペダル装置を提供する。
【解決手段】上記装置は、ペダルアーム20と、伸縮装置30と、リンク機構40とを備える。リンク機構40は、連結リンク50と連結レバー70とを有する。連結レバー70は、連結リンク50と伸縮装置30との間で両者を繋ぐように延びる。連結レバー70は、第3中心線L3周りに相対回転可能な態様で連結リンク50に連結される第1連結部71と、第4中心線L4周りに回転可能な態様でレバー支持軸60に支持される支持部73と、第5中心線L5周りに相対回転可能な態様で伸縮装置30に連結される第2連結部72と、を有する。連結レバー70は、第1中心線L1の延びる方向から見た場合に、第1連結部71の第3中心線L3と、支持部73の第4中心線L4と、第2連結部72の第5中心線L5と、が鋭角三角形の3つの角にあたる位置に配置される構造をなす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ペダル支持軸から上方に向けて延びるとともに、車両の運転者による踏み込み操作に伴って前記ペダル支持軸の第1中心線周りに回転するペダルアームと、
前記ペダルアームよりも前記車両の前方側に位置し、前記ペダルアームに連結されて、前記ペダルアームの踏み込み操作に伴って伸縮可能に構成された伸縮装置と、
を備える車両用操作ペダル装置において、
前記ペダルアームと前記伸縮装置との間に設けられるとともに、連結リンクと連結レバーとを有し、前記ペダルアームが前記第1中心線周りに回転するときに前記ペダルアームの回転運動を前記伸縮装置の伸縮運動に変換するリンク機構を備え、
前記連結リンクは、前記第1中心線と平行に延びる第2中心線周りにおいて前記ペダルアームに対して相対回転可能な態様で前記ペダルアームに連結される第1部分と、前記第1中心線と平行に延びる第3中心線周りにおいて前記連結レバーの第1連結部に対して相対回転可能な態様で前記第1連結部に連結される第2部分と、を有し、
前記連結レバーは、
前記連結リンクと前記伸縮装置との間で両者を繋ぐように延びており、且つ、
前記第1連結部と、前記ペダル支持軸と平行に延びるレバー支持軸の第4中心線周りにおいて回転可能な態様で同レバー支持軸に支持される支持部と、前記第4中心線と平行な第5中心線周りにおいて前記伸縮装置に対して相対回転可能な態様で前記伸縮装置に連結される第2連結部と、を有しており、且つ、
前記第1中心線の延びる方向から見た場合に、前記第1連結部の前記第3中心線と、前記支持部の前記第4中心線と、前記第2連結部の前記第5中心線と、が鋭角三角形の3つの角にあたる位置に配置される構造をなしている、車両用操作ペダル装置。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記連結レバーは、前記第1中心線の延びる方向から見た場合に、前記第3中心線および前記第5中心線が前記第4中心線よりも前記車両の上下方向における下方側になる様態で配置されている
請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
【請求項3】
前記レバー支持軸に設けられ、前記連結レバーの前記第4中心線周りにおける角度位置を検出する回転センサを有する
請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。
【請求項4】
前記ペダルアームおよび前記伸縮装置は、前記第1中心線と直交する方向から見た場合に、互いに重ならないように車幅方向においてずれた位置に設けられる
請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用操作ペダル装置。
【請求項5】
前記伸縮装置は、前記車両のブレーキ装置に対し、同ブレーキ装置を作動させるための油圧を付与するマスタシリンダである
請求項1に記載の車両用操作ペダル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用操作ペダル装置に関するものである。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、ブレーキペダル装置や、アクセルペダル装置、クラッチペダル装置などの車両用操作ペダル装置が設けられている。
特許文献1には、ブレーキペダル装置が記載されている。このブレーキペダル装置は、ペダルアームと、伸縮装置(具体的には、マスタシリンダ)と、操作ロッドとを有している。ペダルアームは、ペダル支持軸から上方に向けて伸びている。ペダルアームは、車両の運転者による踏み込み操作に伴ってペダル支持軸の中心線周りに回転する。マスタシリンダは、ペダルアームよりも車両の前方側に位置している。操作ロッドは、ペダルアームとマスタシリンダとを連結している。このブレーキペダル装置では、ペダルアームが踏み込み操作されると、操作ロッドを介してマスタシリンダに踏力が伝達される。これにより、車両が減速されるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-3712号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
通常、ブレーキペダル装置は、運転席の足元の限られたスペースに配置される。
上記ブレーキペダル装置は、ペダルアームが踏み込み操作されることで、ペダルアームとマスタシリンダとを連結する操作ロッドを介して、同マスタシリンダが操作される構造になっている。こうした構造のブレーキペダル装置は、各構成部品の配置の自由度が低い。上記ブレーキペダル装置は、そうした限られたスペースへの配置が難しいという問題があった。
【0005】
なお、上記問題は、ブレーキペダル装置に限られるものではなく、他の車両用操作ペダル装置、すなわちアクセルペダル装置やクラッチペダル装置においても同様に生じうるものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両用操作ペダル装置は、ペダル支持軸から上方に向けて延びるとともに、車両の運転者による踏み込み操作に伴って前記ペダル支持軸の第1中心線周りに回転するペダルアームと、前記ペダルアームよりも前記車両の前方側に位置し、前記ペダルアームに連結されて、前記ペダルアームの踏み込み操作に伴って伸縮可能に構成された伸縮装置と、を備える車両用操作ペダル装置において、前記ペダルアームと前記伸縮装置との間に設けられるとともに、連結リンクと連結レバーとを有し、前記ペダルアームが前記第1中心線周りに回転するときに前記ペダルアームの回転運動を前記伸縮装置の伸縮運動に変換するリンク機構を備え、前記連結リンクは、前記第1中心線と平行に延びる第2中心線周りにおいて前記ペダルアームに対して相対回転可能な態様で前記ペダルアームに連結される第1部分と、前記第1中心線と平行に延びる第3中心線周りにおいて前記連結レバーの第1連結部に対して相対回転可能な態様で前記第1連結部に連結される第2部分と、を有し、前記連結レバーは、前記連結リンクと前記伸縮装置との間で両者を繋ぐように延びており、且つ、前記第1連結部と、前記ペダル支持軸と平行に延びるレバー支持軸の第4中心線周りにおいて回転可能な態様で同レバー支持軸に支持される支持部と、前記第4中心線と平行な第5中心線周りにおいて前記伸縮装置に対して相対回転可能な態様で前記伸縮装置に連結される第2連結部と、を有しており、且つ、前記第1中心線の延びる方向から見た場合に、前記第1連結部の前記第3中心線と、前記支持部の前記第4中心線と、前記第2連結部の前記第5中心線と、が鋭角三角形の3つの角にあたる位置に配置される構造をなしている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
非操作状態の第1実施形態の車両用操作ペダル装置の側面図である。
第1実施形態の車両用操作ペダル装置の斜視図である。
操作状態の第1実施形態の車両用操作ペダル装置の側面図である。
第2実施形態の車両用操作ペダル装置の斜視図である。
第2実施形態の車両用操作ペダル装置の正面図である。
第2実施形態におけるペダルアームおよびリンク機構および伸縮装置の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[第1実施形態]
以下、車両用操作ペダル装置の第1実施形態について図1~図3を参照して説明する。
図1および図2に示すように、車両用操作ペダル装置は、ベース部10と、ペダルアーム20と、伸縮装置30と、リンク機構40とを備えている。
【0009】
<ベース部>
ベース部10は、車両用操作ペダル装置の機能を実現するための構成として、ペダルアーム20、伸縮装置30、およびリンク機構40を含む各種の構成部品を組み付けるためのベースとなる部分である。ベース部10は、車両における運転席の足元に固定されている。ベース部10における車両後方側の部分はフロアパネルFPに沿って延びている。フロアパネルFPは、車両のフロアを構成するパネル部材である。また、ベース部10における車両前方側の部分はトーボードTBに沿って延びている。トーボードTBは、車室前壁の下端部分を構成するパネル部材である。トーボードTBは、上部が下部に対して車両前方側に傾いた状態で、フロアパネルFPから車両前方且つ斜め上方(図1における左上)に向けて延びている。
【0010】
ベース部10は、ペダル支持部11と、レバー支持部12とを有している。ペダル支持部11は、ペダルアーム20を支持する部分である。ペダル支持部11は、ベース部10における車両後方側の部分に設けられている。レバー支持部12は、リンク機構40(詳しくは、後述するレバー支持軸60)を支持する部分である。レバー支持部12は、ベース部10における車両前後方向の中間位置に設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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