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公開番号2024089340
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204636
出願日2022-12-21
発明の名称撮像装置及びその制御方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 23/60 20230101AFI20240626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 撮像装置において選択された動作モードに応じて、各バスマスタによるメモリデバイスへのデータ転送帯域の効率を向上させる。
【解決手段】 複数の選択可能な動作モードを有する撮像装置であって、それぞれが、メモリデバイスを利用し、撮像部で得た撮像画像に係る処理を行う複数のバスマスタと、複数のバスマスタを制御する制御部とを有する。ここで、制御部は、選択された動作モードに応じて、各バスマスタが処理を実行する際に、処理するデータの種類ごとにSRAMとDRAMのいずれのメモリデバイスを利用するかを設定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の選択可能な動作モードを有する撮像装置であって、
それぞれが、メモリデバイスを利用し、撮像部で得た撮像画像に係る処理を行う複数のバスマスタと、
前記複数のバスマスタを制御する制御部とを有し、
前記制御部は、選択された動作モードに応じて、各バスマスタが処理を実行する際に、処理するデータの種類ごとにSRAMとDRAMのいずれのメモリデバイスを利用するかを設定する
ことを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数のバスマスタに対し、処理するデータの種類に応じたデータ転送に係るバースト長に基づき、SRAMとDRAMのいずれのメモリデバイスを利用するかを設定する
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記複数のバスマスタ、前記制御部、及び、前記SRAMは、一つの半導体集積回路チップに含まれ、
前記DRAMは、前記半導体集積回路チップの外に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記動作モードには、
動きが予め設定された速度以下であって所定数以下の被写体を検出する通常モード、
前記所定数を超える被写体を検出する被写体多数検出モード、
前記予め設定された速度を超える被写体を検出する高速被写体検出モード
が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記複数のバスマスタには、少なくとも、
前記撮像部で得た撮像画像をリサイズするリサイズ部、
前記撮像部で得た撮像画像を解析し、被写体を検出す被写体解析部、
前記撮像部で得た撮像画像に対してノイズ除去処理を行うカメラ信号処理部、
前記撮像部を制御する撮像制御部、
画像データを静止画として符号化する静止画符号化部、
画像データを動画像として符号化する動画符号化部、
が含まれることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項6】
それぞれが、メモリデバイスを利用し、撮像部で得た撮像画像に係る処理を行う複数のバスマスタと、
前記複数のバスマスタを制御する制御部とを有し、
複数の選択可能な動作モードを有する撮像装置の制御方法であって、
選択された動作モードに応じて、各バスマスタが処理を実行する際に、処理するデータの種類ごとにSRAMとDRAMのいずれのメモリデバイスを利用するかを設定する工程
を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
【請求項7】
コンピュータが読み込み実行することで、請求項6に記載の方法が有する工程を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置及びその制御方法及びプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラに代表される撮像装置は、撮影して得た画像データを画像処理回路により処理をした後、メモリカードなどの記録媒体に記録する。
【0003】
このような撮像装置では、画像処理回路として半導体集積回路が使用される。画像処理用の集積回路は、CPU(Central Processing Unit)や各種の画像処理を実行する画像処理モジュールと、データの書き込みやデータの読み出しのトランザクションを発行する複数のバスマスタとを有する。これらのバスマスタはデータバスに接続される。そして、各バスマスタは、バススレーブとして、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などのデータを格納するメモリデバイスにアクセスすることにより、各種の処理を行う。
【0004】
撮像装置は、動画データのような大量のデータを、決められた時間内で処理する必要がある。そのため、バスマスタと、DRAMやSRAMなどのバススレーブとの間での高いデータ転送効率が求められる。
【0005】
画像データをメモリに記憶する際のデータの転送帯域を向上する技術として、例えば、特許文献1には、画像データを連続する一定ライン数毎に振り分け、複数のメモリに対して分散して記憶する技術が開示されている。また、リアルタイム性能を要求する処理を実施するための技術として、例えば、特許文献2には、バスマスタがリアルタイム性能を要求する処理を実施するタイミングにおいて、競合するアクセスに対してより優先されるようにデータバスを調停する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-48258号公報
特開2009-181203号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1は、処理するデータの帯域を確保するために、複数のメモリデバイスに帯域を分散させている。このため、データ処理のアクセスの特徴を鑑みた場合に改善の余地が残る。さらに、単純に使用するメモリデバイスを増やすということはコスト上昇も招く。また、特許文献2では、リアルタイム性能を要求する処理を実施するタイミングにおいて、より優先されるように調停するという構成であるため、特許文献1と同様にデータ処理のアクセスの特徴を鑑みた場合に改善の余地が残る。
【0008】
本発明はかかる問題に鑑み成されたものであり、撮像装置において選択された動作モードに応じて、各バスマスタによるメモリデバイスへのデータ転送帯域の効率を向上させる技術を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
複数の選択可能な動作モードを有する撮像装置であって、
それぞれが、メモリデバイスを利用し、撮像部で得た撮像画像に係る処理を行う複数のバスマスタと、
前記複数のバスマスタを制御する制御部とを有し、
前記制御部は、選択された動作モードに応じて、各バスマスタが処理を実行する際に、処理するデータの種類ごとにSRAMとDRAMのいずれのメモリデバイスを利用するかを設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、撮像装置において選択された動作モードに応じて、各バスマスタによるメモリデバイスへのデータ転送帯域の効率を向上させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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