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公開番号2024088330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203441
出願日2022-12-20
発明の名称蓄電セルの製造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/04 20060101AFI20240625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】巻回時に接続片が巻き芯から離間する向きに倒れるのを抑制することが可能な蓄電セルの製造方法を提供すること。
【解決手段】蓄電セル1の製造方法は、集電箔と活物質層とを含む電極シートを準備する準備工程と、集電箔を折曲げることによって折曲げ片115を形成する折曲げ工程と、折曲げ片に複数の切込み115cを形成することによって互いに分離した複数の接続片115aを形成する切込み工程と、電極シートを巻き芯まわりに巻回する巻回工程と、を備える。準備工程で準備される集電箔は、活物質層が設けられた主領域113と、活物質層が設けられていない端部領域114と、を含む。折曲げ工程では、端部領域114に折曲げ片115が形成されるように端部領域114が主領域113に対して折曲げられる。巻回工程では、複数の接続片115aの各々が巻き芯に向かって倒れた姿勢となった状態で電極シートを巻回する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
一方向に長く延びる形状を有する集電箔と、前記集電箔の表面に設けられた活物質層と、を含む電極シートを準備する準備工程と、
前記集電箔を折曲げることによって折曲げ片を形成する折曲げ工程と、
前記折曲げ片に複数の切込みを形成することによって前記一方向に互いに分離した複数の接続片を形成する切込み工程と、
前記電極シートを巻き芯まわりに巻回する巻回工程と、を備え、
前記準備工程で準備される前記電極シートの前記集電箔は、前記活物質層が設けられた主領域と、前記活物質層が設けられておらず、前記一方向に連続的につながる形状を有する端部領域と、を含み、
前記折曲げ工程では、前記端部領域に前記折曲げ片が形成されるように前記端部領域が前記主領域に対して折曲げられ、
前記巻回工程では、前記複数の接続片の各々が前記巻き芯に向かって倒れた姿勢となった状態で前記電極シートを巻回する、蓄電セルの製造方法。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記折曲げ工程は、前記端部領域を折曲げる折曲げローラと、前記折曲げローラにより折曲げられた前記折曲げ片を受ける受けローラと、を用いて行われる、請求項1に記載の蓄電セルの製造方法。
【請求項3】
前記切込み工程では、前記受けローラで受けられた前記折曲げ片に対してレーザを照射することによって前記折曲げ片に前記複数の切込みが形成される、請求項2に記載の蓄電セルの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許第4401634号公報には、正極板、負極板及びセパレータを含む極板群と、極板群を収容する電池ケースと、を備える蓄電池が開示されている。各極板の帯状集電部には、複数の切欠きが形成されている。帯状集電部は、各切欠き間に形成された複数の接続片を有している。これらの極板がセパレータを介して渦巻状に巻回されることによって極板群が形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4401634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許第4401634号公報に記載される蓄電セルの製造方法では、各極板がセパレータを介して渦巻状に巻回される際、接続片が巻き芯から離間する向き(巻き芯の径方向における外向き)に倒れる場合がある。
【0005】
本開示の目的は、巻回時に接続片が巻き芯から離間する向きに倒れるのを抑制することが可能な蓄電セルの製造方法及び蓄電セルを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面に従った蓄電セルの製造方法は、一方向に長く延びる形状を有する集電箔と、前記集電箔の表面に設けられた活物質層と、を含む電極シートを準備する準備工程と、前記集電箔を折曲げることによって折曲げ片を形成する折曲げ工程と、前記折曲げ片に複数の切込みを形成することによって前記一方向に互いに分離した複数の接続片を形成する切込み工程と、前記電極シートを巻き芯まわりに巻回する巻回工程と、を備え、前記準備工程で準備される前記電極シートの前記集電箔は、前記活物質層が設けられた主領域と、前記活物質層が設けられておらず、前記一方向に連続的につながる形状を有する端部領域と、を含み、前記折曲げ工程では、前記端部領域に前記折曲げ片が形成されるように前記端部領域が前記主領域に対して折曲げられ、前記巻回工程では、前記複数の接続片の各々が前記巻き芯に向かって倒れた姿勢となった状態で前記電極シートを巻回する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、巻回時に接続片が巻き芯から離間する向きに倒れるのを抑制することが可能な蓄電セルの製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す一部断面図である。
巻回前における正極電極シートを概略的に示す断面図である。
折曲げ工程を概略的に示す断面図である。
切込み工程を概略的に示す断面図である。
巻回工程前における正極電極シートを概略的に示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
【0010】
図1は、本開示の一実施形態における蓄電セルを概略的に示す一部断面図である。この蓄電セル1は、車両に好ましく搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

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