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公開番号2024088126
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203148
出願日2022-12-20
発明の名称避難支援装置、避難支援方法
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G08B 27/00 20060101AFI20240625BHJP(信号)
要約【課題】想定された避難方法では避難し難い場合であっても状況に応じた避難誘導をする避難支援装置及び方法を提供する。
【解決手段】装置は、ユーザの属性情報と、ユーザが避難シナリオに沿って避難訓練をした場合における移動した位置及び経過時間を示す訓練データとの関係を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部102、災害が発生したことに応じて、避難訓練時における避難経路をユーザの端末装置1に送信する第1送信部1051、災害が発生して避難を開始した場合における、ユーザが避難する位置と経過時間とを示す避難データを取得する取得部1061、ユーザの避難データが示す位置及び経過時間とについて、学習済みモデルを用いることで、位置及び経過時間のうち少なくとも何れか一方が基準レベルを超えて相違するか否かを判定する判定部104及び基準レベルを超えている場合に、案内情報をユーザ端末に送信する第2送信部1052を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザの属性情報と、前記ユーザが避難シナリオに沿って避難訓練をした場合における移動した位置及び経過時間を示す訓練データとの関係を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、
災害が発生したことに応じて、前記避難訓練時における避難経路を前記ユーザの端末装置に送信する第1送信部と、
災害が発生して避難を開始した場合における、前記ユーザが避難する位置と経過時間とを示す避難データを取得する取得部と、
前記ユーザの避難データが示す位置及び経過時間とについて、前記学習済みモデルを用いることで、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が基準レベルを超えて相違するか否かを判定する判定部と、
前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が前記基準レベルを超えていると判定された場合に、前記基準レベルを超えたことに応じた案内情報を前記端末装置に送信する第2送信部と、
を有する避難支援装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記第2送信部は、前記経過時間が前記基準レベルを超える場合には、前記端末装置へ送信した避難経路とは異なる避難経路を送信する
請求項1に記載の避難支援装置。
【請求項3】
前記第2送信部は、前記位置が前記基準レベルを超えた場合には、前記ユーザの現在位置に応じて避難する避難経路を案内情報として送信する
請求項1に記載の避難支援装置。
【請求項4】
前記経過時間が前記基準レベルを超える場合には、前記端末装置の位置情報を、避難を支援する支援担当者の端末装置に対して送信する第3送信部
を有することを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の避難支援装置。
【請求項5】
記憶部が、ユーザの属性情報と、前記ユーザが避難シナリオに沿って避難訓練をした場合における移動した位置及び経過時間を示す訓練データとの関係を学習した学習済みモデルを記憶し、
第1送信部が、災害が発生したことに応じて、前記避難訓練時における避難経路を前記ユーザの端末装置に送信し、
取得部が、災害が発生して避難を開始した場合における、前記ユーザが避難する位置と経過時間とを示す避難データを取得し、
判定部が、前記ユーザの避難データが示す位置及び経過時間とについて、前記学習済みモデルを用いることで、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が基準レベルを超えて相違するか否かを判定し、
第2送信部が、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が前記基準レベルを超えていると判定された場合に、前記基準レベルを超えたことに応じた案内情報を前記端末装置に送信する
避難支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、避難支援装置、避難支援方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
施設において火災等の災害が発生した場合には、安全に避難するために、避難経路に沿って移動する場合がある。また、安全に避難することができるように、災害が生じた場合を想定した避難訓練を行うことで、事前に避難経路を理解しておくことも行われる場合がある。
特許文献1には、災害が発生した場合に、避難する人が携帯端末の表示部に避難誘導情報を表示させることで、避難経路の案内を行うシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-071925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、携帯端末において避難経路が表示されていたとしても、避難経路に障害物が存在している場合には、表示された避難経路に沿って避難することが難しい場合がある。また、表示された避難経路に沿って移動しようとしたとしても、避難する人が避難の途中で足を怪我し階段を利用した避難ができない場合がある等、想定通りの避難ができない場合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、想定された避難方法では避難が難しい場合であっても状況に応じた避難誘導をすることが可能な避難支援装置、避難支援方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、ユーザの属性情報と、前記ユーザが避難シナリオに沿って避難訓練をした場合における移動した位置及び経過時間を示す訓練データとの関係を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、災害が発生したことに応じて、前記避難訓練時における避難経路を前記ユーザの端末装置に送信する第1送信部と、災害が発生して避難を開始した場合における、前記ユーザが避難する位置と経過時間とを示す避難データを取得する取得部と、前記ユーザの避難データが示す位置及び経過時間とについて、前記学習済みモデルを用いることで、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が基準レベルを超えて相違するか否かを判定する判定部と、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が前記基準レベルを超えていると判定された場合に、前記基準レベルを超えたことに応じた案内情報を前記端末装置に送信する第2送信部と、を有する避難支援装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、記憶部が、ユーザの属性情報と、前記ユーザが避難シナリオに沿って避難訓練をした場合における移動した位置及び経過時間を示す訓練データとの関係を学習した学習済みモデルを記憶し、第1送信部が、災害が発生したことに応じて、前記避難訓練時における避難経路を前記ユーザの端末装置に送信し、取得部が、災害が発生して避難を開始した場合における、前記ユーザが避難する位置と経過時間とを示す避難データを取得し、判定部が、前記ユーザの避難データが示す位置及び経過時間とについて、前記学習済みモデルを用いることで、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が基準レベルを超えて相違するか否かを判定し、第2送信部が、前記位置及び経過時間のうち少なくともいずれか一方が前記基準レベルを超えていると判定された場合に、前記基準レベルを超えたことに応じた案内情報を前記端末装置に送信する避難支援方法である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、この発明によれば、想定された避難方法では避難が難しい場合であっても状況に応じた避難誘導をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の一実施形態による避難支援装置10を用いた避難支援システムSの構成を示す概略ブロック図である。
訓練データの一例を示す図である。
学習フェーズにおける避難支援装置10の動作を説明するフローチャートである。
実行フェーズにおける避難支援装置10の動作を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態による避難支援装置について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による避難支援装置10を用いた避難支援システムSの構成を示す概略ブロック図である。
避難支援システムSは、複数のユーザ端末(1a、1b)と、複数の支援担当者端末(2a、2b)と、防災システム3と、避難支援装置10とがネットワークNWを介して通信可能に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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