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公開番号2024085562
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200139
出願日2022-12-15
発明の名称光源制御装置、光源制御方法
出願人日本無線株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05B 45/10 20200101AFI20240620BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】船舶からの視認性を向上させつつ、必要以上に強い光で発光してしまうことを低減する。
【解決手段】海洋の環境を表す海洋環境情報と、航路標識に用いられる光源の発光強度を示す発光強度情報とを用いて、前記航路標識の光源を、前記海洋の環境において船舶から認識可能であって前記光源が設置される場所に応じて定められる基準値を超えないように発光させる発光強度を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、前記海洋環境情報を取得する第1取得部と、前記取得された海洋環境情報を前記学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を取得する第2取得部と、前記取得された発光強度を光源装置に出力する出力部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
海洋の環境を表す海洋環境情報と、航路標識に用いられる光源の発光強度を示す発光強度情報とを用いて、前記航路標識の光源を、前記海洋の環境において船舶から認識可能であって前記光源が設置される場所に応じて定められる基準値を超えないように発光させる発光強度を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、
前記海洋環境情報を取得する第1取得部と、
前記取得された海洋環境情報を前記学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を取得する第2取得部と、
前記取得された発光強度を光源装置に出力する出力部と、
を有する光源制御装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記海洋環境情報には、視程と、前記航路標識から船舶までの距離とが含まれる
請求項1に記載の光源制御装置。
【請求項3】
前記第1取得部は、外部のサーバ装置から前記視程を示す情報を取得し、前記船舶までの距離をレーダまたはAISから取得する
請求項2に記載の光源制御装置。
【請求項4】
前記記憶部は、光源の種類毎に異なる学習済みモデルを記憶しており、
前記光源制御装置は、
制御する対象の光源の種類を示す光源データを取得し、当該光源データに応じた学習済みモデルを選択する選択部を有し、
前記第2取得部は、前記取得された海洋環境情報を前記選択された学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を得る
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の光源制御装置。
【請求項5】
記憶部が、海洋の環境を表す海洋環境情報と、航路標識に用いられる光源の発光強度を示す発光強度情報とを用いて、前記航路標識の光源を、前記海洋の環境において船舶から認識可能であって前記光源が設置される場所に応じて定められる基準値を超えないように発光させる発光強度を学習した学習済みモデルを記憶し、
第1取得部が、前記海洋環境情報を取得し、
第2取得部が、前記取得された海洋環境情報を前記学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を取得し、
出力部が、前記取得された発光強度を光源装置に出力する
光源制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光源制御装置、光源制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
航路標識は、船舶が安全に航行するために、海上の船舶から視認可能な位置に設けられる。航路標識の一つとして、光や形を利用した光波標識がある。光波標識は、発光することで、船舶からの視認性を向上させることができる。
また、近年は、洋上風力発電設備の設置が進みつつある。そのため、洋上風力発電設備の存在を船舶から認識してもらう必要がある。このような洋上風力発電設備の存在を船舶側に知らせるために、洋上風力発電設備の上部に発光装置を設け、点灯させる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭50-114196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、光波標識を用いて、航路標識から遠くに存在する船舶に航路標識や、洋上風力発電設備等の設備を認識してもらうためには、強い光で発光する必要がある。
強い光で発光する場合、船舶が設備に近づくと、強い光は航行の妨げになる場合や、近隣の生活者にとっては光が強く感じられる場合もある。また、船舶が設備を認識しているにも関わらず強い光で発光すると、無駄な電力を消費しているとも考えられる。
なお、上述の特許文献1では、外気の透明度に応じて光源である白熱灯と閃光灯とのいずれかに切り替えることが開示されている。しかし、外気の透明度の検出は、標識灯に設けられたセンサによって行われているため、遠方にいる船舶が存在する周囲の環境とは必ずしも一致しない。そのため、標識灯の周囲の環境と、船舶の周囲の環境とが異なる場合には、船舶から標識灯を視認し難い、あるいは、光が強く感じられる場合がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、船舶からの視認性を向上させつつ、必要以上に強い光で発光してしまうことを低減することができる光源制御装置、光源制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、海洋の環境を表す海洋環境情報と、航路標識に用いられる光源の発光強度を示す発光強度情報とを用いて、前記航路標識の光源を、前記海洋の環境において船舶から認識可能であって前記光源が設置される場所に応じて定められる基準値を超えないように発光させる発光強度を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、前記海洋環境情報を取得する第1取得部と、前記取得された海洋環境情報を前記学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を取得する第2取得部と、前記取得された発光強度を光源装置に出力する出力部と、を有する光源制御装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、記憶部が、海洋の環境を表す海洋環境情報と、航路標識に用いられる光源の発光強度を示す発光強度情報とを用いて、前記航路標識の光源を、前記海洋の環境において船舶から認識可能であって前記光源が設置される場所に応じて定められる基準値を超えないように発光させる発光強度を学習した学習済みモデルを記憶し、第1取得部が、前記海洋環境情報を取得し、第2取得部が、前記取得された海洋環境情報を前記学習済みモデルに入力することで、前記発光強度を取得し、出力部が、前記取得された発光強度を光源装置に出力する光源制御方法である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように、この発明によれば、船舶からの視認性を向上させつつ、必要以上に強い光で発光してしまうことを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
この発明の一実施形態による航路標識システムSの構成を示す概略ブロック図である。
航路標識システムSが設置された様子を示す概略の概念図である。
光源制御装置70の動作について説明するフローチャートである。
光源装置21から映像を投影した場合を示す概念図である。
光源装置21から映像を投影した場合を示す他の概念図である。
光源装置21から映像を投影した場合を示す他の概念図である。
光源装置21から映像を投影した場合を示す他の概念図である。
光源装置21の他の実施形態である光源装置21cを示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態による航路標識システムSについて図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による航路標識システムSの構成を示す概略ブロック図である。
航路標識システムSは、航路標識機器10、洋上風力発電設備20、光源装置21、レーダ30、AIS40、サーバ装置50、学習装置60、光源制御装置70、ネットワークNWを含む。ネットワークNWは、例えば、インターネットである。
(【0011】以降は省略されています)

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