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公開番号2024087890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202787
出願日2022-12-20
発明の名称ヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240625BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】複数の圧電素子に流れる総電流を小さく抑えやすいヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】ヘッド駆動装置3は、複数の圧電素子31と、信号生成部32と、抵抗調整部33と、を備える。複数の圧電素子31は、駆動信号が印加されることによってインクを加圧し、記録ヘッドにおける複数のノズルからインクを吐出する。信号生成部32は、駆動信号を生成する。抵抗調整部33は、信号生成部32から複数の圧電素子31に対して駆動信号を伝達するための複数の配線路34において、複数の配線路34間に抵抗値のばらつきを付与する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
駆動信号が印加されることによってインクを加圧し、記録ヘッドにおける複数のノズルから前記インクを吐出する複数の圧電素子と、
前記駆動信号を生成する信号生成部と、
前記信号生成部から前記複数の圧電素子に対して前記駆動信号を伝達するための複数の配線路において、前記複数の配線路間に抵抗値のばらつきを付与する抵抗調整部と、を備える、
ヘッド駆動装置。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記複数の配線路は、プリント配線板に形成されている複数の導体配線を含む、
請求項1に記載のヘッド駆動装置。
【請求項3】
前記抵抗調整部は、前記複数の導体配線の幅のばらつきによる抵抗成分のばらつきを含む、
請求項2に記載のヘッド駆動装置。
【請求項4】
前記抵抗調整部は、前記複数の配線路の断面積と長さとの少なくとも一方のばらつきによる抵抗成分のばらつきを含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載のヘッド駆動装置。
【請求項5】
前記抵抗調整部は、前記複数の配線路の全長にわたって設けられている、
請求項1~3のいずれか1項に記載のヘッド駆動装置。
【請求項6】
前記抵抗調整部は、前記複数の配線路の全てに対して抵抗値のばらつきを付与する、
請求項1~3のいずれか1項に記載のヘッド駆動装置。
【請求項7】
前記抵抗調整部は、前記複数の配線路に挿入されている複数の抵抗素子を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載のヘッド駆動装置。
【請求項8】
請求項1~3のいずれか1項に記載のヘッド駆動装置を備える、
インクジェット記録装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
関連技術として、記録ヘッドにおける複数の加圧室内のインクに圧力をかけて、各ノズルから用紙にインクを吐出することにより、用紙上に画像を形成(記録)するインクジェット記録装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のインクジェット記録装置は、印字対象となる画像データを構成する1つの画素データにつき、画素データの階調に応じて定まる回数のインク吐出を各ノズルに対して実行させる。
【0003】
関連技術に係るインクジェット記録装置は、複数の圧電素子と、複数の圧電素子に印加する駆動信号(駆動電圧の駆動波形)を発生させる信号生成部(駆動パルス発生部)と、を備えている。複数の圧電素子は、複数の加圧室に対応して配置され、各加圧室内のインクに圧力をかけることにより、各ノズルからインクを吐出させる。関連技術に係るインクジェット記録装置は、複数のノズルを有する記録ヘッドを複数含むラインヘッドを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-138554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記関連技術の構成において、インク吐出を行うための複数の圧電素子の各々は、pFオーダーの微小な静電容量を持つ容量性素子であるので、個々の圧電素子に流れる電流はmAオーダーの微小な電流となる。しかしながら、例えば、ラインヘッドにおける複数の圧電素子が全て同時に駆動するような場合には、これら複数の圧電素子に、通常時のインクジェット記録装置の消費電流を上回る大電流が流れる可能性がある。そのため、インクジェット記録装置において、当該大電流によって電圧降下が生じる可能性があり、また、当該大電流に対応する過剰な定格の電源回路を用いる必要がある等の問題を生じ得る。
【0006】
本発明の目的は、複数の圧電素子に流れる総電流を小さく抑えやすいヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一の局面に係るヘッド駆動装置は、複数の圧電素子と、信号生成部と、抵抗調整部と、を備える。前記複数の圧電素子は、駆動信号が印加されることによってインクを加圧し、記録ヘッドにおける複数のノズルから前記インクを吐出する。前記信号生成部は、前記駆動信号を生成する。前記抵抗調整部は、前記信号生成部から前記複数の圧電素子に対して前記駆動信号を伝達するための複数の配線路において、前記複数の配線路間に抵抗値のばらつきを付与する。
【0008】
本発明の一の局面に係るインクジェット記録装置は、前記ヘッド駆動装置を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の圧電素子に流れる総電流を小さく抑えやすいヘッド駆動装置及びインクジェット記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態1に係る画像形成システムの構成を示す概略図である。
図2は、実施形態1に係るインクジェット記録装置の構成を示すブロック図である。
図3は、実施形態1に係るインクジェット記録装置のインクジェット部の構成を示す概略図である。
図4は、実施形態1に係るインクジェット記録装置の記録ヘッドの要部の概略断面図である。
図5は、実施形態1に係るヘッド駆動装置の回路構成を示す概略図である。
図6は、実施形態1に係るヘッド駆動装置の構成を模式的に示す説明図である。
図7は、実施形態1に係るヘッド駆動装置において、圧電素子に印加される電圧及び圧電素子を流れる電流の一例を示す説明図である。
図8は、実施形態2に係るヘッド駆動装置の構成を模式的に示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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