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公開番号2024086043
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200907
出願日2022-12-16
発明の名称移動制限装置及び建具
出願人YKK AP株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E05C 1/10 20060101AFI20240620BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】障子の移動をより確実に制限する。
【解決手段】枠体10に取り付けられる操作係合部材41と、枠体10に対して移動可能に配設された網戸30に取り付けられる受け部材51とを備え、網戸30が閉じ位置に配置された場合に操作係合部材41及び受け部材51を互いに係合させることにより枠体10に対する網戸30の開き方向への移動を制限する移動制限装置1であって、操作係合部材41の裏板カバー44には、網戸30が閉じ位置に向けて移動した場合に右網戸縦框34に当接することにより、枠体10に対する網戸30の見込み方向の位置決めを行うガイドリブ44dが一体に設けられている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
枠体及び前記枠体に対して移動可能に配設された障子のいずれか一方に取り付けられる係合部材と、前記枠体及び前記障子のいずれか他方に取り付けられる受け部材とを備え、前記障子が閉じ位置に配置された場合に前記係合部材及び前記受け部材を互いに係合させることにより前記枠体に対する前記障子の開き方向への移動を制限する移動制限装置であって、
前記枠体及び前記障子のいずれか一方には、前記障子が前記閉じ位置に向けて移動した場合に他方に当接することにより、前記枠体に対する前記障子の見込み方向の位置決めを行う位置決めガイドが設けられていることを特徴とする移動制限装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記位置決めガイドは、前記障子の移動方向に対して見込み方向の位置が漸次変化する傾斜ガイド面を有することを特徴とする請求項1に記載の移動制限装置。
【請求項3】
前記位置決めガイドは、見付け方向に沿って延在するとともに前記傾斜ガイド面に連続した見付け当接面を有し、かつ前記障子が前記閉じ位置に向けて移動した場合に前記傾斜ガイド面及び前記見付け当接面の順で前記枠体及び前記障子のいずれか他方に当接することを特徴とする請求項2に記載の移動制限装置。
【請求項4】
前記係合部材は、係合カバー体を備え、
前記係合カバー体の外表面には、前記位置決めガイドが一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動制限装置。
【請求項5】
前記位置決めガイドは、前記障子の移動方向に沿って延在した複数のガイドリブによって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の移動制限装置。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれか一つに記載された移動制限装置の前記係合部材が前記障子を構成する障子用形材に設けられ、かつ前記受け部材が前記枠体を構成する枠用形材に設けられていることを特徴とする建具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、網戸等の障子の移動を制限する移動制限装置及び建具に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
枠体に対して障子がスライド可能に配設された建具には、障子の移動を制限するための移動制限装置を備えるものがある。この種の移動制限装置は、例えば枠体を構成する縦枠に係合部材を設ける一方、障子を構成する縦框に受け部材を設け、障子を閉じ位置に配置した場合に係合部材を受け部材に係合させることにより、障子の開き方向への移動を阻止するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-240285号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述の移動制限装置は、枠体に対して障子の見込み方向の位置が正確に規定されている場合、障子を閉じ位置に向けて移動させれば、何ら操作を行うことなく係合部材を受け部材に係合させることが可能である。しかしながら、実際の建具にあっては、枠体に対して障子が見込み方向に位置がずれる場合があり、障子を閉じ位置に配置した際に係合部材と受け部材とが係合されない状態が生じ得る。特に、枠体に対してスライド可能に配設された網戸は、枠体とのガイドが上枠及び下枠のみとなるばかりでなく、ガラス板を備えた障子に比べて剛性が低くなる傾向にあり、上述の問題が顕著となる懸念がある。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、障子の移動をより確実に制限することのできる移動制限装置及び建具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る移動制限装置は、枠体及び前記枠体に対して移動可能に配設された障子のいずれか一方に取り付けられる係合部材と、前記枠体及び前記障子のいずれか他方に取り付けられる受け部材とを備え、前記障子が閉じ位置に配置された場合に前記係合部材及び前記受け部材を互いに係合させることにより前記枠体に対する前記障子の開き方向への移動を制限する移動制限装置であって、前記枠体及び前記障子のいずれか一方には、前記障子が前記閉じ位置に向けて移動した場合に他方に当接することにより、前記枠体に対する前記障子の見込み方向の位置決めを行う位置決めガイドが設けられていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、障子を閉じ位置に配置する際に位置決めガイドによって枠体に対する障子の見込み方向の位置が規定されるため、枠体に対して障子の見込み方向の位置がずれていた場合にも、これが矯正されることになり、障子を閉じ位置に移動させることにより、係合部材を受け部材に確実に係合させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態である移動制限装置を適用した建具を示すもので、網戸が開き位置に配置された状態の縦断面図である。
図1に示した建具の横断面図である。
図1に示した建具において網戸が閉じ位置に配置された状態の縦断面図である。
図3に示した建具の横断面図である。
図3に示した状態の建具の要部を室内側から見た斜視図である。
図1に示した状態の建具の要部を室内側から見た斜視図である。
図1に示した状態の建具の要部を室外側から見た斜視図である。
図1に示した建具に適用する移動制限装置の操作ユニットを室内側から見た分解斜視図である。
図8に示した移動制限装置の操作ユニットを室外側から見た分解斜視図である。
図8に示した操作ユニットを室外側から見たもので、(a)は外観斜視図、(b)は内部構成を示す斜視図である。
図2に示した建具の要部を拡大した横断面図である。
図1に示した建具に適用する移動制限装置のラッチユニットを室外側から見た斜視図である。
図12に示したラッチユニットを枠体の内周側から見た斜視図である。
図12に示したラッチユニットを室外側から見た分解斜視図である。
図1に示した建具に適用する移動制限装置の要部を示すもので、枠体に対して網戸を閉じ位置に向けてスライドさせた場合の係合部材と受け部材との動作状態を(a)から(d)に順次示した概念図である。
図1に示した建具に適用する移動制限装置の要部を概念的に示すもので、枠体に対して網戸を閉じ位置に向けてスライドさせた場合の係合部材と受け部材との動作状態を(a)から(d)に順次示した要部横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る移動制限装置及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下においては便宜上、見込み方向及び見付け方向という用語を用いる場合がある。見込み方向とは、図中の矢印Aで示すように、建具の奥行きに沿った方向である。見込み方向に沿った面については見込み面と称する場合がある。見付け方向とは、下枠等のように水平方向に沿って延在するものの場合、見込み方向に直交した上下に沿う方向である。縦枠等のように上下方向に沿って延在するものの場合には、見込み方向に直交した水平に沿う方向を見付け方向という。見付け方向に沿った面については、見付け面と称する場合がある。
【0010】
図1~図4は、本発明の実施の形態である移動制限装置を適用した建具を示したものである。ここで例示する建具は、枠体10に室内側の内障子20A及び室外側の外障子20Bを備えるとともに、外障子20Bよりもさらに室外側となる部分に網戸(障子)30を備えた引き違い窓と称されるものである。枠体10は、上枠11、下枠12及び左右の縦枠13,14を四周枠組みすることによって構成したものである。内障子20A及び外障子20Bは、それぞれ四角形状を成すガラス板21の四周に上框22、下框23及び左右の縦框24,25を装着することによって構成したものである。これらの障子20A,20Bは、下框23に設けた戸車26を下枠12の下方ガイドレール12aに転動可能に配置し、かつ上框22のスライドガイド溝22aに上枠11の上方ガイドレール11aを配置することにより、下枠12の長手に沿ってスライド可能に配設してある。図示の例では、室内側から見て外障子20Bを左側端(外障子20Bの閉じ位置)まで移動させ、かつ内障子20Aを右側端(内障子20Aの閉じ位置)まで移動させた場合に枠体10の開口を閉塞することができるように枠体10、内障子20A、外障子20Bが構成してある。
(【0011】以降は省略されています)

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