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公開番号2024085728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200414
出願日2022-12-15
発明の名称移動点滅光点の計数方法および計数装置
出願人株式会社フジタ,株式会社システム計画研究所
代理人個人
主分類G06T 7/60 20170101AFI20240620BHJP(計算;計数)
要約【課題】移動可能な点滅する光点が散在している状況において動画像から光点の個数を正確にカウント可能な移動点滅光点計数方法および装置を提供する。
【解決手段】点滅光点計数装置(200)は、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データを格納する動画像格納部(202)と、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成する重畳フレーム生成部(203,204)と、一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定する移動態様判定部(205)と、単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する光点計数部(206)と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから前記点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成する重畳フレーム生成部と、
前記一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って、当該複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定する移動態様判定部と、
単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する光点計数部と、
を有することを特徴とする点滅光点計数装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記移動態様判定部は前記点滅光点の移動特性に基づいて前記複数の光点の配列形態が一つの動線を構成するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の点滅光点計数装置。
【請求項3】
前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期より長い所望の時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて前記一つの重畳フレーム画像を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の点滅光点計数装置。
【請求項4】
前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期と等しい時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて一つの第1重畳フレーム画像を生成し、前記第1重畳フレーム画像を複数の前記点滅周期分だけ重畳して前記一つの重畳フレーム画像を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の点滅光点計数装置。
【請求項5】
前記点滅光点が発光するホタルの明滅点であることを特徴とする請求項1-4のいずれか1項に記載の点滅光点計数装置。
【請求項6】
所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データを動画像格納部に格納し、
重畳フレーム生成部が、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから前記点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成し、
移動態様判定部が、前記一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って、当該複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定し、
光点計数部が、単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する、
ことを特徴とする点滅光点計数方法。
【請求項7】
前記移動態様判定部は前記点滅光点の移動特性に基づいて前記複数の光点の配列形態が一つの動線を構成するか否かを判定することを特徴とする請求項6に記載の点滅光点計数方法。
【請求項8】
前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期より長い所望の時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて前記一つの重畳フレーム画像を生成することを特徴とする請求項6または7に記載の点滅光点計数方法。
【請求項9】
前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期と等しい時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて一つの第1重畳フレーム画像を生成し、前記第1重畳フレーム画像を複数の前記点滅周期分だけ重畳して前記一つの重畳フレーム画像を生成することを特徴とする請求項6または7に記載の点滅光点計数方法。
【請求項10】
前記点滅光点が発光するホタルの明滅点であることを特徴とする請求項6-9のいずれか1項に記載の点滅光点計数方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は所定周期で点滅し移動可能な光点の個数をカウントする方法および装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
発光するホタルの個体数は里地の生態系または自然環境の状態を示す指標の代表例である。しかしながら、点滅発光するホタルをカウントすることは容易ではなく、特に飛翔していないホタルのカウントは困難である。そこで、通常、ゲンジボタルやヘイケボタルの場合、ホタルが飛翔する日没後2時間以内に人が区画内を目視でカウントする方法が採用されている(非特許文献1を参照)。
【0003】
また、画像を用いて個体数をカウントする方法も提案されている。たとえば特許文献1には、撮像画面を複数個の小領域に分割し小領域に存在する個体数の和から画面全体の個体数を求める個体数カウント装置が開示されている。また特許文献2には、輝度が低い被写体を動画撮像する際の輝点ノイズを除去するために、同一又は相違する露光時間で複数回受光した画像データを累積的に加算し、加算された画像データに基づいて被写体の個体数をカウントする方法が開示されている。
【0004】
さらに、特許文献3には、所定の通路を通過する人を動画で撮影し、動画像から移動方向を特定して通過人数をカウントする方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平5-108822号公報
特開2005-215711号公報
特開2005-148863号公報
【非特許文献】
【0006】
モニタリングサイト1000里地調査マニュアル「ホタル類」ver.3.1(2015 .Feb.)環境省自然環境局 生物多様性センター発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記特許文献1および2に開示されている個体数カウント方法は撮像画面に被写体が存在する場合を前提としている。このために、蛍のように明滅する個体を動画撮像した場合、撮像フレームによって光点が存在する場合としない場合とがあり、撮像画面から正確な個体数をカウントすることができない。
【0008】
また上記特許文献3に開示されているカウント方法では、カウントされる個体を一定の方向に移動させるための装置が必要となるために、個体が所定の領域に散在している状況には適用できない。
【0009】
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、移動可能な点滅する光点が散在している状況において動画像から光点の個数を正確にカウント可能な移動点滅光点計数方法および装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するため本発明の一実施の形態による点滅光点計数装置は、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから前記点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成する重畳フレーム生成部と、前記一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って、当該複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定する移動態様判定部と、単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する光点計数部と、を有することを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、前記移動態様判定部は前記点滅光点の移動特性に基づいて前記複数の光点の配列形態が一つの動線を構成するか否かを判定することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期より長い所望の時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて前記一つの重畳フレーム画像を生成することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期と等しい時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて一つの第1重畳フレーム画像を生成し、前記第1重畳フレーム画像を複数の前記点滅周期分だけ重畳して前記一つの重畳フレーム画像を生成することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記点滅光点が発光するホタルの明滅点であり得る。
本発明の一実施の形態による点滅光点計数方法は、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データを動画像格納部に格納し、重畳フレーム生成部が、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから前記点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成し、移動態様判定部が、前記一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って、当該複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定し、光点計数部が、単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する、ことを特徴とする。
本発明の一実施の形態によれば、前記移動態様判定部は前記点滅光点の移動特性に基づいて前記複数の光点の配列形態が一つの動線を構成するか否かを判定することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期より長い所望の時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて前記一つの重畳フレーム画像を生成することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記重畳フレーム生成部は、前記点滅周期と等しい時間間隔でフレーム画像を抽出し、前記抽出されたフレーム画像を重ね合わせて一つの第1重畳フレーム画像を生成し、前記第1重畳フレーム画像を複数の前記点滅周期分だけ重畳して前記一つの重畳フレーム画像を生成することができる。
本発明の一実施の形態によれば、前記点滅光点が発光するホタルの明滅点であり得る。
本発明の一実施の形態による点滅光点計数装置は、コンピュータにより実現された点滅光点計数装置であって、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データを格納する動画像メモリと、プログラムを格納するプログラムメモリと、前記プログラムを実行するプロセッサと、を有し、前記プロセッサが、所定の点滅周期の点滅光点が撮像された動画像データから前記点滅周期より長い所望の時間間隔におけるフレーム画像を重ね合わせて一つの重畳フレーム画像を生成し、前記一つの重畳フレーム画像に含まれる複数の光点の配列形態に従って、当該複数の光点が単一光点の移動によるか否かを判定し、単一光点の移動と判定された複数の光点を1つの光点として前記一つの重畳フレーム画像に含まれる光点を計数する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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