TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024085255
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199689
出願日2022-12-14
発明の名称噴霧型メイクアップ保護化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/89 20060101AFI20240619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】メイクアップ化粧料を適用後、噴霧して用いることにより、メイクが長時間持続し、不織布製マスクをしても、長時間経過後の不織布製マスクに対する色移りがない、噴霧型メイクアップ保護化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)オルガノポリシロキサンを主鎖とするグラフトポリマー、
(B)非イオン界面活性剤 0.001~2質量%、
(C)エタノール
を含有する噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)オルガノポリシロキサンを主鎖とするグラフトポリマー、
(B)非イオン界面活性剤 0.001~2質量%、
(C)エタノール
を含有する噴霧型メイクアップ保護化粧料。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
ミスト容器に充填された、請求項1記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項3】
成分(A)の含有量が0.1~20質量%であり、成分(C)の含有量が0.5~50質量%である請求項1又は2記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項4】
成分(A)が、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
TIFF
2024085255000009.tif
23
170
(式中、R
1
は水素原子又は炭素数1~3のアルキル基を示し、tは2又は3を示す)
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が500~4000であり、
隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの質量平均分子量が1000~40000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの質量平均分子量が15000~200000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が45/55~99/1であるオルガノポリシロキサン(AA)である請求項1~3のいずれか1項記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項5】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、3~40である請求項1~4のいずれか1項記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項6】
成分(A)が、オルガノポリシロキサン(AA)であって、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が45/55~72/28であるオルガノポリシロキサン(A1)と、(a/b)が82/18~99/1であるオルガノポリシロキサン(A2)を含む請求項4又は5記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項7】
成分(A1)に対する成分(A2)の質量割合(A2)/(A1)が、1~25である請求項6記載の噴霧型メイクアップ保護化粧料。
【請求項8】
粉体を含有するメイクアップ化粧料を適用した後、
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)オルガノシロキサンを主鎖とするグラフトポリマー、
(B)非イオン界面活性剤 0.001~2質量%、
(C)エタノール
を含有する噴霧型メイクアップ保護化粧料を噴霧する、メイクアップ保護方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、噴霧型メイクアップ保護化粧料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、持続性の高いメイクアップ化粧料が知られているが、さらに、メイクアップ化粧料を塗布した上にコート剤を塗布することによって、化粧効果の持続性をより高めることが検討されている。
例えば、特許文献1には、シリコーン変性アクリル酸アルキルポリマーを含有するメークアップコート剤が、メークアップ剤を塗布した上にコートすることによって、メークアップ剤の化粧効果の持続性を保ち、べたつきがなく、つっぱりやごわごわした皮膚違和感がないことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-370935号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のコート剤では、不織布製マスクをしたときにメイクアップ化粧料の色移りが目立ち、また、塗布後にツッパリ感などの違和感や、べたつきがあるなどの課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、メイクアップ化粧料(粉体含有)の適用後に、オルガノシロキサンを主鎖とするグラフトポリマーと、適量の非イオン性界面活性剤を併用した噴霧型のメイクアップ保護化粧料を噴霧すると、肌とメイクアップ化粧料中の粉体の密着性が向上し、外からの物理的なストレスにも耐え、持続性が向上することを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)オルガノポリシロキサンを主鎖とするグラフトポリマー、
(B)非イオン界面活性剤 0.001~2質量%、
(C)エタノール
を含有する噴霧型メイクアップ保護化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の噴霧型メイクアップ保護化粧料は、メイクアップ化粧料を適用後、噴霧して用いることにより、メイクが長時間持続し、不織布製マスクをしても、長時間経過後の不織布製マスクに対する色移りがない。また、塗布(噴霧)直後には、ツッパリ感や、額のべたつきがなく、肌に潤いのあるツヤ感を与え、長時間経過後においても、肌の乾燥感がないものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)のオルガノポリシロキサンを主鎖とするグラフトポリマーとしては、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントのケイ素原子の少なくとも2つに、ヘテロ原子を含むアルキレン基を介して、下記一般式(1);
【0009】
TIFF
2024085255000001.tif
22
170
【0010】
(式中、R
1
は水素原子又は炭素数1~3のアルキル基を示し、tは2又は3を示す)
で表される繰り返し単位からなるポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントが結合してなるオルガノポリシロキサンであって、
ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメントの数平均分子量が500~4000であり、
隣接するポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの質量平均分子量が1000~40000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの質量平均分子量が15000~200000であり、
主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメント(a)と、ポリ(N-アシルアルキレンイミン)セグメント(b)との質量比(a/b)が45/55~99/1であるオルガノポリシロキサン(AA)であるのが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

花王株式会社
容器
1か月前
花王株式会社
繊維
24日前
花王株式会社
容器
24日前
花王株式会社
繊維
13日前
花王株式会社
冷感剤
4日前
花王株式会社
注射針
18日前
花王株式会社
茶飲料
20日前
花王株式会社
不織布
24日前
花王株式会社
温熱具
1か月前
花王株式会社
不織布
24日前
花王株式会社
注射針
18日前
花王株式会社
歯磨剤
1か月前
花王株式会社
歯磨剤
1か月前
花王株式会社
トナー
1か月前
花王株式会社
温熱具
1か月前
花王株式会社
固体触媒
1か月前
花王株式会社
洗濯方法
1か月前
花王株式会社
洗浄方法
5日前
花王株式会社
洗濯方法
1か月前
花王株式会社
印刷方法
24日前
花王株式会社
皮膚外用剤
28日前
花王株式会社
吸収性物品
28日前
花王株式会社
パウチ容器
1か月前
花王株式会社
繊維処理剤
1か月前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
花王株式会社
粉末化粧料
20日前
花王株式会社
粉末化粧料
20日前
花王株式会社
油性組成物
1か月前
花王株式会社
液体収容具
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
4日前
花王株式会社
生理用物品
4日前
花王株式会社
湿式吹付工法
1か月前
花王株式会社
飲食品組成物
20日前
花王株式会社
洗浄剤組成物
25日前
花王株式会社
吸収性パッド
25日前
花王株式会社
吸収性パッド
25日前
続きを見る