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公開番号2024083584
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024065660,2020215792
出願日2024-04-15,2020-12-24
発明の名称ヒンジキャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 47/40 20060101AFI20240614BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 内容液の注出時に、液がキャップ本体の注出側に垂れても、垂れた液を簡単に拭き取ることができるヒンジキャップを提供すること。
【解決手段】 キャップ本体と蓋体とを備えるヒンジキャップであって、キャップ本体は容器の口部を挟んで垂設される内筒および外周壁部と、内筒と外周壁部とに連設される基壁部とを有し、外周壁部は注出側の所定円弧範囲にヒンジ側の上面よりも低い平坦面が形成される段凹部と、ヒンジ側の外周方向に沿って段凹部以外の円弧範囲に立設される背面外壁部と、背面外壁部と基壁部との間に形成され、底面が段凹部の平坦面と連続するスリット溝とを有し、段凹部は、外周壁部上面から下方に向けて切り欠き、平坦面を形成しない切り欠き凹部を有し、蓋体は頂壁と、頂壁の周縁から垂設される側周壁と、側周壁の注出側から垂設され、段凹部を覆う被覆壁とを有することを特徴とする。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
容器に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップであって、
キャップ本体は、容器の口部を挟んで垂設される内筒および外周壁部と、内筒と外周壁部とに連設される基壁部とを有し、
外周壁部は、注出側の所定円弧範囲にヒンジ側の上面よりも低い平坦面が形成される段凹部と、ヒンジ側の外周方向に沿って段凹部以外の円弧範囲に立設される背面外壁部と、背面外壁部と基壁部との間に形成され、底面が段凹部の平坦面と連続するスリット溝とを有し、
段凹部は、外周壁部上面から下方に向けて切り欠き、平坦面を形成しない切り欠き凹部を有し、
蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設される側周壁と、側周壁の注出側から垂設され、段凹部を覆う被覆壁とを有することを特徴とするヒンジキャップ。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
スリット溝は、背面外壁部上面からの深さがヒンジ側から注出側に向けて順次浅くなることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
【請求項3】
スリット溝は、背面外壁部上面からの深さが一定であることを特徴とする請求項1に記載のヒンジキャップ。
【請求項4】
外周壁部は、ヒンジの近傍からスリット溝の底面に向けて縦方向に形成された縦方向引き裂きラインと、縦方向引き裂きラインからスリット溝の底面に沿って形成された周方向引き裂きラインとからなる分別機構を有することを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のヒンジキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器の口部に装着されるヒンジキャップに関し、特に、注出側に垂れた液を簡単に拭き取ることができるヒンジキャップに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、廃棄時に、開蓋した上蓋を引き上げることにより、容器からキャップ本体を分離する分別機構を備えるヒンジキャップが知られている。
この種のヒンジキャップでは、容器の口部に嵌合する筒部を破断するための種々の構造が提案されているが、容器口部に嵌合保持するための強度やシール性との兼ね合いから、当該筒部を破断する際にかなりの力を必要とした。
【0003】
このため、キャップ本体には、容器の口部との嵌合部をはさんで垂設された外筒および内筒と、外筒と内筒とに連設するとともに上蓋との係合部を上部に有する係合リングとを備える嵌合筒部を設け、ヒンジに連設する外筒には、ヒンジの近傍に縦方向に切り込み部が設けられた縦方向引き裂きラインが設けられ、外筒と係合リングの間には、縦方向引き裂きラインから所定円周角の円弧範囲にわたって上方に開口を有するスリット溝が設けられており、スリット溝の底面には、外筒と係合リングを連結する薄肉の連結部からなる周方向引き裂きラインが、縦方向引き裂きラインに接続して設けられているヒンジキャップが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-153429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1記載のヒンジキャップでは、キャップ本体の注出筒からの注出時に、内容液が垂れてキャップ本体の嵌合筒部上面に形成されたスリット溝内に溜まり、簡単に拭き取ることができず、衛生上好ましくないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、内容液の注出時に、液がキャップ本体の注出側に垂れても、垂れた液を簡単に拭き取ることができるヒンジキャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、ヒンジキャップとして、容器に装着されるキャップ本体と、キャップ本体にヒンジを介して取り付けられる蓋体とを備えるヒンジキャップであって、キャップ本体は、容器の口部を挟んで垂設される内筒および外周壁部と、内筒と外周壁部とに連設される基壁部とを有し、外周壁部は、注出側の所定円弧範囲にヒンジ側の上面よりも低い平坦面が形成される段凹部と、ヒンジ側の外周方向に沿って段凹部以外の円弧範囲に立設される背面外壁部と、背面外壁部と基壁部との間に形成され、底面が段凹部の平坦面と連続するスリット溝とを有し、段凹部は、外周壁部上面から下方に向けて切り欠き、平坦面を形成しない切り欠き凹部を有し、蓋体は、頂壁と、頂壁の周縁から垂設される側周壁と、側周壁の注出側から垂設され、段凹部を覆う被覆壁とを有することを特徴とする構成を採用する。
【0008】
ヒンジキャップの実施形態として、スリット溝は、背面外壁部上面からの深さがヒンジ側から注出側に向けて順次浅くなることを特徴とする構成を採用し、また、スリット溝は、背面外壁部上面からの深さが一定であることを特徴とする構成を採用する。
【0009】
さらに、ヒンジキャップの具体的実施形態として、外周壁部は、ヒンジの近傍からスリット溝の底面に向けて縦方向に形成された縦方向引き裂きラインと、縦方向引き裂きラインからスリット溝の底面に沿って形成された周方向引き裂きラインとからなる分別機構を有することを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0010】
本発明のヒンジキャップは、上記構成を採用することにより、内容液の注出時に、液がキャップ本体の注出側に垂れても、注出側に溜まることがないので、垂れた液を簡単に拭き取ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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