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公開番号2024078514
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022190934
出願日2022-11-30
発明の名称繰出容器、及び繰出容器用カートリッジ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類A45D 40/00 20060101AFI20240604BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】使用済みのカートリッジを新たなカートリッジに付け替えることができる繰出容器、及び繰出容器用カートリッジを提案する。
【解決手段】繰出容器1は、回転体5を備えるベース2と、ベース2に装着され回転体5を回転させると棒状内容物が繰り出されるカートリッジ7とを備え、ベース2は、回転体5とともに回転し且つ進退移動可能であって第一係合部6cと第一螺合部6bを有する軸体6を備え、カートリッジ7は、棒状内容物を支持する底壁9aと底壁9aに連結する第二係合部9gを有する中皿9Aと、棒状内容物と中皿9Aとを取り囲んでベース2に装着され第二螺合部8eを有するカートリッジ本体8を備え、第一係合部6cと第二係合部9gとは着脱可能に係合し、第一螺合部6bと第二螺合部8eとは着脱可能に螺合するものであって、回転体5を回転させると軸体6とともに中皿9Aが進退移動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転体を備えるベースと、該ベースに装着され該回転体を回転させると棒状内容物が繰り出されるカートリッジとを備える繰出容器であって、
前記ベースは、
前記回転体とともに回転し且つ該回転体に対して進退移動可能であって、前記回転体の中心軸に沿って延在する筒状部と、径方向外側に向けて突出して外向き爪状をなしていて該筒状部に連結する第一係合部と、該筒状部の外周面に設けられた雄ねじ状の第一螺合部と、を有する軸体を備え、
前記カートリッジは、
前記棒状内容物を支持する底壁と、前記筒状部の径方向外側に位置するとともに径方向内側に向けて突出して内向き爪状をなしていて該底壁に連結する第二係合部と、を有する中皿と、
前記棒状内容物と前記中皿とを取り囲んで前記ベースに装着され、前記筒状部の径方向外側に位置して前記回転体の中心軸に沿って延在する弾性片と、該弾性片の内周面に設けられた雄ねじ状の第二螺合部と、を有するカートリッジ本体を備え、
前記第一係合部と前記第二係合部とは着脱可能に係合し、前記第一螺合部と前記第二螺合部とは着脱可能に螺合するものであって、前記回転体を回転させると前記軸体とともに前記中皿が進退移動する繰出容器。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記中皿は、前記底壁における前記第二係合部の径方向内側が閉鎖されている、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項3】
前記中皿は、前記底壁における前記第二係合部の径方向内側に挿入口を有する、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項4】
前記軸体は、前記回転体からの該軸体の抜け出しを阻止する抜け止め部を有する、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項5】
前記カートリッジ本体に対して前記中皿が後退した状態で互いに係合する中皿側係合部とカートリッジ本体側係合部を有し、
前記中皿側係合部は、前記中皿に設けた弱化部に連結し該弱化部が破断すると弾性変形するように構成される、及び/又は、前記カートリッジ本体側係合部は、前記カートリッジ本体に設けた弱化部に連結し該弱化部が破断すると弾性変形するように構成される、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項6】
前記回転体は、前記弾性片の径方向外側に位置して該弾性片の弾性変形を規制する規制壁を有する、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項7】
前記ベース、前記カートリッジ、及び前記棒状内容物は、平面視で扁平形状であって、
前記ベースと前記カートリッジの何れか一方は、扁平形状となる長辺側において弾性変形可能な爪部を有し、
前記ベースと前記カートリッジの何れか他方は、該ベースに該カートリッジを装着した際に前記爪部に係合して該ベースに該カートリッジを保持させる穴部を有する、請求項1に記載の繰出容器。
【請求項8】
回転体を備えるベースに装着され、該回転体を回転させると棒状内容物が繰り出される繰出容器用カートリッジであって、
前記ベースは、前記回転体とともに回転し且つ該回転体に対して進退移動可能であって、前記回転体の中心軸に沿って延在する筒状部と、径方向外側に向けて突出して外向き爪状をなしていて該筒状部に連結する第一係合部と、該筒状部の外周面に設けられた雄ねじ状の第一螺合部と、を有する軸体を備えるように構成されていて、
前記棒状内容物を支持する底壁と、前記筒状部の径方向外側に位置するとともに径方向内側に向けて突出して内向き爪状をなしていて該底壁に連結する第二係合部と、を有する中皿と、
前記棒状内容物と前記中皿とを取り囲んで前記ベースに装着され、前記筒状部の径方向外側に位置して前記回転体の中心軸に沿って延在する弾性片と、該弾性片の内周面に設けられた雄ねじ状の第二螺合部と、を有するカートリッジ本体を備え、
前記第一係合部と前記第二係合部とは着脱可能に係合し、前記第一螺合部と前記第二螺合部とは着脱可能に螺合するものであって、前記回転体を回転させると前記軸体とともに前記中皿が進退移動する繰出容器用カートリッジ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、棒状内容物を繰り出すことができる繰出容器、及び繰出容器用カートリッジに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
口紅やリップクリーム、或いはスティックタイプの糊のような棒状内容物を収容する容器として、全体として円柱状であって、有底筒状の袴部材を有する操作部と、袴部材の軸線に沿って操作部から突出するスリーブと、内容物を保持してスリーブの内側に設けられる保持部材とを備え、スリーブに対して操作部を回転させると保持部材が前進し、スリーブの繰出口から内容物が繰り出される繰出容器が既知である(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また近年は、化粧品等を棒状内容物として収容した大型の繰出容器も使用されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2の繰出容器は、ベース(ケース本体)に回転体が設けられていて、この回転体を回転させると、ベースに収容した棒状内容物をベースの開口から繰り出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-248076号公報
意匠登録第1568492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで特許文献2の繰出容器は、収容した棒状内容物を使い切った後はそのまま廃棄される。このため、省資源化や環境への負荷削減の観点から、ベース等の一部の部材を再利用可能であって、使い切った棒状内容物を含む使用済みのカートリッジを新たなカートリッジに付け替えることができる繰出容器が求められている。
【0006】
また棒状内容物をカートリッジに収容するにあたっては、通常、空のカートリッジに溶融した状態の内容物を充填してこれを固化させる方法が用いられる。このような充填方法としては、棒状内容物が繰り出される開口から充填ノズルを差し込んでこの充填ノズルからカートリッジ内に内容物を充填する方法(以下、「直充填」という)と、棒状内容物を支持する底壁に設けた挿入口から充填ノズルを差し込んでカートリッジ内に内容物を充填する方法(以下、「バック充填」という)の2通りが挙げられ、これらの充填方法は棒状内容物の先端形状や製造工程に応じて選択される。ここでカートリッジの構成は、通常、内容物の充填方法に応じて変更される。従って、充填方法に応じてカートリッジの構成を変更するにあたっては、変更される構成を最小限に抑えることがコスト削減及び省資源化の点で好ましく、そのような繰出容器が求められている。
【0007】
このような点に鑑み、本発明は、使用済みのカートリッジを新たなカートリッジに付け替えることができ、また充填方法に応じて変更する部材を最小限に抑えることが可能な繰出容器、及び繰出容器用カートリッジを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、回転体を備えるベースと、該ベースに装着され該回転体を回転させると棒状内容物が繰り出されるカートリッジとを備える繰出容器であって、
前記ベースは、
前記回転体とともに回転し且つ該回転体に対して進退移動可能であって、前記回転体の中心軸に沿って延在する筒状部と、径方向外側に向けて突出して外向き爪状をなしていて該筒状部に連結する第一係合部と、該筒状部の外周面に設けられた雄ねじ状の第一螺合部と、を有する軸体を備え、
前記カートリッジは、
前記棒状内容物を支持する底壁と、前記筒状部の径方向外側に位置するとともに径方向内側に向けて突出して内向き爪状をなしていて該底壁に連結する第二係合部と、を有する中皿と、
前記棒状内容物と前記中皿とを取り囲んで前記ベースに装着され、前記筒状部の径方向外側に位置して前記回転体の中心軸に沿って延在する弾性片と、該弾性片の内周面に設けられた雄ねじ状の第二螺合部と、を有するカートリッジ本体を備え、
前記第一係合部と前記第二係合部とは着脱可能に係合し、前記第一螺合部と前記第二螺合部とは着脱可能に螺合するものであって、前記回転体を回転させると前記軸体とともに前記中皿が進退移動する繰出容器である。
【0009】
前記中皿は、前記底壁における前記第二係合部の径方向内側が閉鎖されているものでもよい。
【0010】
前記中皿は、前記底壁における前記第二係合部の径方向内側に開口を有するものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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