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公開番号2023112632
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-14
出願番号2022024273
出願日2022-02-01
発明の名称歩行杖
出願人個人
代理人
主分類A45B 9/00 20060101AFI20230804BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】従来の杖は、停止時に足元付近を支持するものが多く、移動時には最初に杖を動かさなければならなかった。また、荷重負担免除力の高い杖を長時間使用することは困難であった。さらに、前方への推進力については腕が杖を押す力に頼っていた。その、3つの課題を同時に解決する杖を提供する。
【解決手段】歩行杖に直立部と傾斜部を設けることにより、歩行杖の素材が持つ弾性を有効活用できるようにする。さらに、傾斜部の地面と接する点と、直立部の延長線が地面と交わる点との距離L1を1足長、直立部の手で持つ位置と、直立部と傾斜部の接続点Aとの距離L2を1足長にする。そうすることにより、体への負担が少ない状態で歩行杖を使用できるようになるとともに、歩行杖が地面から離れる時に、歩行杖の持つ弾性エネルギーを有効活用できるようになる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
直立部と傾斜部からなる歩行杖において、傾斜部の地面と接する点と、直立部の延長線が地面と交わる点との距離が1足長であり、かつ、直立部の手で持つ位置と、直立部と傾斜部の接続点との距離が1足長であることを特徴とする歩行杖。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
直立部と傾斜部が弾性体で形成されている、請求項1に記載の歩行杖。
【請求項3】
傾斜部の地面側の先端を地面に対して垂直な方向に曲げたことを特徴とする、請求項1に記載の歩行杖。
【請求項4】
直立部と傾斜部の間に連結部が取り付けられていることを特徴とする、請求項1に記載の歩行杖。
【請求項5】
前記連結部は弾性特性の異なる素材によって形成されたものが用いられることを特徴とする、請求項4に記載の歩行杖。
【請求項6】
直立部と傾斜部のいずれか、または両方に緩衝機構を備えた、請求項1から5に記載の歩行杖。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行を補助するのに好適な歩行杖に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
歩行杖を保持する場合、グリップの角度でその杖の荷重負担免除力や使い方などが決まってくる。グリップの種類はその角度から大きく3つに分けられる。グリップが地面に対して「平行」「斜め」「垂直」の3種類である。
【0003】
グリップが地面に対して平行な杖の代表として松葉杖がある。脇に挟むことによって体重を支えるので、荷重負担免除力が高い。T字杖は松葉杖の脇に挟む部分をなくした形状に近い。また、ロフストランドクラッチの様に腕に固定する杖や、多脚杖の様に杖の接地面の安定性を高めた杖も、グリップ部分は地面に対して平行な物が多い。特許文献1では脇に挟んで使用する荷重負担免除力を高めた杖が開示されている。また、特許文献2では斜めに突いても安定して使える、安全性を高めた多脚杖が開示されている。
【0004】
グリップが傾斜している杖は手首への負担を軽減する目的で設計されたものが多い。特許文献3では、グリップの角度を変更できるようにした歩行補助具が開示されている。特許文献4では、上部シャフト部に対してグリップ部と下部シャフト部を屈曲させ、下部シャフト部の先端が、グリップ部の先端より前方にあるような構成にしたウォーキング用の杖が開示されている。
【0005】
グリップが地面に対して垂直な杖として、一本杖やウォーキングポール、トレッキングポールなどがある。グリップ部分に長さの調節が可能なストラップを取り付けて、荷重をかけやすくしたものや、素材を工夫して軽量化を図るとともに、ポールを分割して携帯性を高めた製品も提供されている。
【0006】
使用時の衝撃を緩衝する機構はそれぞれのグリップ形状の杖において提案されている。例えば、特許文献5ではロフストランドクラッチの先端に板バネが取り付けられている。特許文献6ではポールの先端に板バネを取り付けて、衝撃緩和と推進力を与える歩行補助具が開示されている。特許文献7では先端バネ機構を有するポールが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2021-112548 脇に挟む杖
特開2020-092773 斜めでも使える多脚杖
特表平5-501964 グリップの角度が可変な歩行補助具
特開2010-184107 グリップと下部シャフトが傾斜しているウォーキング杖
特開2019-195392 先端に板バネを付けているロフストランドクラッチ
特開2019-98178 先端に板バネを備えた歩行補助具
特表2018-511357 先端バネ機構を有するポール
【0008】
株式会社SINANO ホームページ 杖のつき方
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
高齢化社会が進むにつれて、自分の足で歩きたいという希望を持ちながらも、歩くのがつらいという現実の中で、家に閉じこもりがちな人たちが増えている。そんな人たちを少しでも外へと導きたい。そんな思いを抱いている人もまた数多くいると思う。そんな、外で歩きたい、歩かせたいと思う人々にとって希望が湧くような歩行杖を提供したい。
【0010】
そのためには次の3点を同時に満たす杖を生み出す必要がある。「安心して使える杖」「長時間使える杖」「推進力を生む杖」の3点である。
(【0011】以降は省略されています)

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