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公開番号2024027619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022130552
出願日2022-08-18
発明の名称運搬具
出願人株式会社三洋
代理人個人
主分類A45F 3/10 20060101AFI20240222BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】運搬時の負担を軽減できる運搬具を提供する。
【解決手段】
運搬具1は、運搬者の両肩に掛ける左右一対の肩ベルト2と、肩ベルト2が装着されるとともに、前面が運搬者の背中に当接する略板状の背当て板部3と、その下端部の近傍から略後方へ延びるように配置され、運搬物Cを下方から支持する略板状の底板部5aと、その左右両端部の近傍から立設し、運搬物Cを左右両側方から押さえる略板状の左右一対の側板部5bと、背当て板部3の下部と底板部5aの前部を連結する第1連結手段8と、底板部5aと左右一対の側板部5bの下部を連結する第2連結手段9と、背当て板部3に取付けられ、左右一対の側板部5bに係合しつつ、底板部5aによって支持された運搬物Cの左右側方を通って後ろ側に巻き掛け可能に構成された第1ベルト部材6を備え、背当て板部3、底板部5a、左右一対の側板部5bは樹脂素材で形成されている。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
運搬物を運ぶための運搬具であって、
運搬者の両肩に掛ける左右一対の肩ベルトと、
前記左右一対の肩ベルトが装着されるとともに、前面が運搬者の背中に当接する略板状の背当て板部と、
前記背当て板部の下端部の近傍から略後方へ延びるように配置され、運搬物を下方から支持する略板状の底板部と、
前記底板部の左右両端部の近傍から立設し、運搬物を左右両側方から押さえる略板状の左右一対の側板部と、
前記背当て板部の下部と前記底板部の前部とを連結する第1連結手段と、
前記底板部と前記左右一対の側板部の下部とを連結する第2連結手段と、
前記背当て板部に取付けられ、前記左右一対の側板部に係合しつつ、前記底板部によって支持された運搬物の左右側方を通って後ろ側に巻き掛け可能に構成された第1ベルト部材とを備え、
前記背当て板部、前記底板部、及び前記左右一対の側板部は各々樹脂素材で形成されていることを特徴とする運搬具。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記左右一対の側板部には、各々、前記第1ベルト部材を略前後方向に挿通して係止可能な挿通部が形成されており、
前記挿通部は、上下方向の位置が異なる第1挿通部と第2挿通部を備えて、前記第1ベルト部材を、前記左右一対の側板部に、2回に亘って挿通して係止可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の運搬具。
【請求項3】
前記第2連結手段は、前記底板部と前記左右一対の側板部との間隔を調節可能な間隔調節機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬具。
【請求項4】
前記第1連結手段は、前記底板部と前記背当て板部との間隔を調節する間隔調節機構を備え、
前記第1ベルト部材は、その長さを調節する第1長さ調節機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬具。
【請求項5】
前記底板部によって支持された運搬物の上方及び後方を通り、前記背当て板部の上部と前記底板部の後部とを連結可能に構成された第2ベルト部材を備え、
前記第2ベルト部材は、その長さを調節する第2長さ調節機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬具。
【請求項6】
前記左右一対の側板部は、後部の上縁が、後方へ向かって下り傾斜を有するように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多種多様な運搬物を背負って運ぶことを可能にする運搬具に関するものであり、より詳細には、いわゆる背負子に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1ないし3には、運搬物(運搬すべき対象物、例えば、救急医療用具など)を安全且つ安定的に運ぶことが可能な運搬具が開示されている。これらの運搬具は、運搬者の肩に掛ける一対の肩ベルトと、一対の肩ベルトが装着されるとともに運搬者の背中に当接する背当て部と、運搬物を下方から支持する支持部を備えている。運搬者は、運搬物をこれらの運搬具の支持部に載置してベルト等で固定した上で、一対の肩ベルトを両肩に掛けて背負うことで、運搬物を安定的に運搬できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平06-070624号公報
特開2001-104377号公報
特開2021-178084号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
これらの運搬具は、上記の背当て部と支持部とを一体的に形成するため、側面視で略L字状に曲げられたフレームを備えている。一般に、このL字状のフレームは運搬物を支持するため、剛性の高い金属により構成される。したがって、従来の運搬具は、金属の重量により、運搬時の負担を増加させるものとなっていた。このため、特に、運搬物を長時間にわたり運搬する場合などに、運搬者が疲労し易いという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであり、運搬時の負担を軽減できる運搬具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のかかる目的は、
運搬物を運ぶための運搬具であって、
運搬者の両肩に掛ける左右一対の肩ベルトと、
前記左右一対の肩ベルトが装着されるとともに、前面が運搬者の背中に当接する略板状の背当て板部と、
前記背当て板部の下端部の近傍から略後方へ延びるように配置され、運搬物を下方から支持する略板状の底板部と、
前記底板部の左右両端部の近傍から立設し、運搬物を左右両側方から押さえる略板状の左右一対の側板部と、
前記背当て板部の下部と前記底板部の前部とを連結する第1連結手段と、
前記底板部と前記左右一対の側板部の下部とを連結する第2連結手段と、
前記背当て板部に取付けられ、前記左右一対の側板部に係合しつつ、前記底板部によって支持された運搬物の左右側方を通って後ろ側に巻き掛け可能に構成された第1ベルト部材とを備え、
前記背当て板部、前記底板部、及び前記左右一対の側板部は各々樹脂素材で形成されていることを特徴とする運搬具によって達成される。
【0006】
本発明によれば、運搬者の背中に当接する背当て板部、運搬物を下方から支持する底板部、及び運搬物を左右両側方から押さえる左右一対の側板部が、各々樹脂素材で形成されているから、金属により形成した場合に比して、運搬具を大幅に軽量化でき、運搬時の負担を軽減できる。その結果、運搬者の疲労も軽減できる。
【0007】
さらに、本発明によれば、背当て板部に取付けられた第1ベルト部材が、左右の側板部に係合しつつ、前記底板部によって支持された運搬物の左右側方を通って後ろ側に巻き掛け可能に構成されている。
【0008】
本発明の好ましい実施形態においては、
前記左右一対の側板部には、各々、前記第1ベルト部材を略前後方向に挿通して係止可能な挿通部が形成されており、
前記挿通部は、上下方向の位置が異なる第1挿通部と第2挿通部を備えて、前記第1ベルト部材を、前記左右一対の側板部に、2回に亘って挿通して係止可能に構成されている。
【0009】
本発明のこの好ましい実施形態によれば、左右の各側板部に、第1ベルト部材が2回にわたって挿通される挿通部が形成されており、各挿通部において、1回目の挿通箇所(第1挿通部)と2回目の挿通箇所(第2挿通部)とが上下に位置を異にしているから、左右の各側板部を立設姿勢(=直立姿勢、起立姿勢)に堅固に保持でき、したがって、左右の側板部が運搬物に押されて側方に倒れてしまうことを効果的に防止できる。
【0010】
本発明のさらに好ましい実施形態においては、
前記第2連結手段は、前記底板部と前記左右一対の側板部との間隔を調節可能な間隔調節機構を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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