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公開番号2023154226
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-19
出願番号2022063414
出願日2022-04-06
発明の名称着脱可能な杖の把手
出願人個人
代理人
主分類A45B 7/00 20060101AFI20231012BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】
杖軸の任意の位置に左右の四角棒で構成する把手をトラス小ねじと爪付きナットで容易に取り付け、取り外しができる着脱可能な杖の把手を提供する。
【解決手段】
杖把手の長さに準ずる堅牢で加工容易な左右の四角棒1,2を並列し、片側の杖軸冠着部分に杖軸保持用のゴム板3を貼着した直径が杖軸直径と同等となる杖軸貫通孔6を設け、側面中央線上には一定の間隔で杖軸を挟持する2個の連結貫通孔7と、着脱できるトラス小ねじ4と爪付きナット5を設ける。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
杖把手の長さに準ずる堅牢で加工容易な左右の四角棒を並列し、片側の杖軸冠着部分に杖軸保持用のゴム板を貼着した直径が杖軸直径と同等となる杖軸貫通孔を設け、側面中央線上には一定の間隔で杖軸を挟持する2個の連結貫通孔と、着脱できるトラス小ねじと爪付きナットを設けたことを特徴とする着脱可能な杖の把手。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
通常は固定して取り付けられている杖の把手が着脱可能で且使用時において握りの安定性が向上し感触も良い杖の把手に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
杖の把手はほとんど杖軸の上部にT字形で固定されとおり使用者は自分の身長に応じて杖の長さを設定して使用するので寸法設定が必要である。その方法として杖軸に寸法調整機能が付随しているか、予め寸法が決められているのを選別するのに大別される。又、把手は杖軸上部に一個固定されているが使用者にとっては他にもう一個あれば立ち上がり時等に使用できるので便利であり各種製品が市販されている。本発明者は、先に木材製の左右丸棒を並列して略T字形把手寸法とし、合致部分に杖軸径寸法の貫通孔を設けて杖軸を挟持し後方端面は連結固定、前面を丸頭ボルトと蝶ナットで締結し、杖軸には下がり防止用の打ち込み鋲を任意の間隔で複数設けた取り付け位置が変えられる把手と杖軸(特許文献1)を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-198735
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
杖の杖先は一点、又は3~4点支持等各種多様な製品が市販されているが、把手はT字形が主流で杖軸上部に固定されており杖軸を上部に伸ばすことは出来ない。従って、使用者によっては把手の上方に杖軸があれば杖軸を直接握ることができるし下方にもう一個の把手があれば立ち上がり用としての使用が出来る。この課題に対し、特許文献1は2本の棒材で杖軸を挟持し後方の連結と前方のネジの締め付けで杖軸に固定し、更に、杖軸の打ち込み鋲で下がりを防止すれば任意の位置に着脱できると共に把手の上方に杖軸を設けることが出来るが、実際に把手を取り付け後把手に一定以上の荷重をかけた場合に杖軸と把手の孔の密着度が弱く下がり防止用の打ち込み鋲も十分に機能せず安定性が良くないことが判明した。従って、発明が解決しようとする課題は、打ち込み鋲無しで杖軸の任意の位置に確実に着脱が可能となる把手を簡単な構造で安価にて提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
杖把手の長さに準ずる堅牢で加工容易な左右の四角棒を並列し、片側の杖軸冠着部分に杖軸保持用のゴム板を貼着した直径が杖軸直径と同等となる杖軸貫通孔を設け、側面中央線上には一定の間隔で杖軸を挟持する2個の連結貫通孔と着脱できるトラス小ねじと爪付きナットを設ける。
【発明の効果】
【0006】
杖軸を2個の四角棒で挟持し、トラス小ねじと爪付きナットで着脱可能にすることにより杖軸の任意の位置に取り付けが可能となり強固に締結すれば杖軸孔貼着のゴム板が杖軸に密着して強圧されることにより把手に強い力が作用しても下がることはない。又、把手の上部に杖軸が突出することにより寸法によっては杖軸を直接握ることが出来ると共に把手を握った際に親指の付け根が杖軸に当たるのと把手の上面が平面であるので通常の把手(丸形)と比較すると掌の接触面積が多く安定して握り易くなる。更に、軸径が合えばT形把手の杖に立ち上がり用としての使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
着脱可能な杖の把手の装着前の平面図である。
着脱可能な杖の把手の立面図である。
杖先ゴム付き1本杖に着脱可能な杖の把手を装着した立面図である。
T形把手の杖に着脱可能な杖の把手を装着した立面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
並列した四角棒2本の片側中心に杖軸貫通孔を設け、貫通孔内側には杖軸密着用のゴム板を貼着する。杖軸貫通孔両側側面には締結貫通孔を設けてトラス小ねじと爪付きナットで着脱可能とする。
【実施例】
【0009】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は着脱可能な杖の把手の装着前の平面図、図2は立面図である。左右四角棒1,2を並列し片側の杖軸冠着部分に杖軸保持用のゴム板3を貼着した直径が杖軸直径と同等となる杖軸貫通孔6を設け、側面中央線上には一定の間隔で杖軸を挟持する2個の締結貫通孔7を設けトラス小ねじ4と爪付きナット5で左右四角棒1,2を強固に締結すれば装着でき、トラス小ねじを緩めれば取り外すことができる。左右四角棒の材質は木が最も適しているが化成品であってもよい。尚、杖軸は、市販の杖は軸径が16mmと19mmが大半で取り替え用の杖先ゴムも各種市販されているのでこれらを基準にして寸法を設定して製作すればよい。
【0010】
杖軸径を16mmとした場合の把手の杖軸貫通孔の寸法は18mmとし1mmのゴム板を貼着すれば径が16mmで杖軸径と同寸法となり、杖軸に装着して強固に締結すればゴム板が杖軸に圧着固定されゴム板の弾性がトラス小ねじのゆるみ止めとして作用するので把手に強固な力が加わっても下がることは無い。軸径が19mm又は他寸法であっても同様の対応をすればよい。
(【0011】以降は省略されています)

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