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公開番号2023131070
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-21
出願番号2022050813
出願日2022-03-08
発明の名称落下時散乱防止筆箱
出願人個人
代理人
主分類A45C 13/00 20060101AFI20230913BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】落下時に開いたままの取り出し口から中身が散乱してしまうことを防止する筆箱を提供する。
【解決手段】開口した上部、側面部、底面部を有する収納体であって、前記収納体の一方の側面部には、前記蓋と前記収納体の結合部に蝶番を有する、収納体と、前記収納体の側面部に前記蝶番によって取り付けられ、前記収納体の上部を覆う蓋と、を備え、前記収納体の上部を覆う蓋の一端が、前記収納体の底面部の下に挟み込めるように構成されており、定常時は、前記蓋が前記収納体の上部を覆うように前記蝶番が作用し、前記蓋が開くと、バネの閉じる方向の力により前記蓋が閉じるように前記蝶番が作用することを特徴とする、落下時散乱防止筆箱を提供する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
落下時散乱防止筆箱において、
開口した上部、2つの側面部、底面部、前面部を有する収納体であって、前記収納体の一方の側面部には、蓋体と前記収納体の結合部にバネ付きの蝶番を有する、収納体と、
前記収納体の側面部に前記蝶番によって取り付けられ、前記収納体の上部を覆う前記蓋体と、
を備え、
前記蓋体の一端が、前記収納体の前記底面部の下に挟み込むことが可能なように構成されており、
前記蓋体の一端が前記底面部から解放されると、前記バネの閉じる方向の力により、前記底面部の下に挟み込まれた前記蓋体が前記収納体の前記上部を覆うように前記蝶番が作用することを特徴とする、筆箱。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記収納体の前記前面部の一端には、一方の極性を有する磁石が設置されており、
前記蓋体の一端には、他方の極性を有する磁石が設置されており、
前記蓋体が前記収納体の前記上部を覆うときに、前記収納体の磁石と前記蓋体の磁石が結合するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の筆箱。
【請求項3】
前記底面部は、所定の摩擦係数を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の筆箱。
【請求項4】
筆箱全体の形状が大概三角柱の形状を有することを特徴とする、請求項1、2または3に記載の筆箱。
【請求項5】
前記蓋体が前記収納体の前記上部を覆うときに、前記2つ側面部のそれぞれの中心部分が収納体内部に折り込まれることを特徴とする、請求項1、2、3または4に記載の筆箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は筆箱に自動閉鎖装置を設けることにより落下時に自動で閉じる筆箱に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の筆箱は、中身を取り出しやすいなど、机上で使いやすくするための工夫が凝らされたものが開発されてきた。また、筆箱が落ちた時に中身が飛び出さない工夫としては、筆箱本体を机の上に固定したり、また、既に蓋を閉じた状態の筆箱が、落ちた衝撃でロックが解除されないような仕掛けのものはあったが、机の上に筆箱が既に固定されていることは、机の上の作業がしづらく、また、机上で既に蓋が閉じでいるということは、様々なペンや消しゴム等を出し入れの度に蓋のロックを解除するわずらわしさがあった。引用文献2では、弾機部材で蓋体に閉止力を与える筆箱に用いるケースが開示されている。しかしながら、引用文献2の筆箱は狭い机上で使用されることが多いため、机から落ちると中身が散乱しやすいという欠点がある。この問題を解決する為に、一部ではあるが机等から落ちにくい工夫等がされた製品も開発されてきた。例えば、特許文献1では、筆箱の側面又は底面に回転および/又はスライド可能に取り付けた支持体と該支持体の一端に嵌着部とを有することを特徴とした落下防止具材付き筆箱が開示されている。しかし、机から落ちた時に中身が散乱するのを防ぐような筆箱は従来存在しなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-7125号公報
実開昭48-65614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は机から落ちた時に中身が散乱するのを防ぐ筆箱であるを提供することを目的とする。
【0005】
従来は、落下時に開いたままの取り出し口から中身が散乱してしまう難点(技術的課題)があった。本発明は、このような技術的課題を解消するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、開口した上部、側面部、底面部を有する収納体であって、前記収納体の一方の側面部には、前記蓋と前記収納体の結合部に蝶番を有する、収納体と、前記収納体の側面部に前記蝶番によって取り付けられ、前記収納体の上部を覆う蓋と、を備え、前記収納体の上部を覆う蓋の一端が、前記収納体の底面部の下に挟み込めるように構成されており、定常時は、前記蓋が前記収納体の上部を覆うように前記蝶番が作用し、前記蓋が開くと、バネの閉じる方向の力により前記蓋が閉じるように前記蝶番が作用することを特徴とする、落下時散乱防止筆箱を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の筆箱は、机から落ちた時に中身が散乱するのを防ぐという技術的効果がある。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施例による筆箱を机上で横からみた図である。
図2は、本発明の一実施例による筆箱を机上で斜め上からみた図である。
図3は、図2におけるバネの状態を表した図である
図4は、本発明の一実施例による筆箱を閉じたときに横からみた図である。
図5は、図4における蝶番の状態を表した図である。
図6は、本発明の一実施例による筆箱を閉じたときに斜め上からみた図である。
図7は、本発明の一実施例による筆箱の蓋体が閉じる最中の状態を表した図である
図8は、本発明の一実施例による筆箱が、落下したときに、蓋体が閉まる動きを簡易的に示した図である。
図9は、本発明を解体して部品ごとに示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施例による筆箱では、筆入れの蓋体と収納部を有する収納体の結合部に、力が加わっていないときは閉じる状態であるコイルばね付蝶番を取り付ける。筆箱を使用する際は開いた蓋体を収納体の底部の下に挟み込み、収納体及び中の収納物の重みにより固定し蓋体が勝手に閉じないようにする。収納体の底面を摩擦係数の大きい素材にすることで、しっかりと蓋体を固定できるようにする。落下して蓋体に収納体当の重みがかからなくなると、バネが自然状態に戻ろうとする弾性力(すなわち、蓋が閉じる方向の力)により蓋体が閉じる。また、コイルばね付蝶番の板状の取付体ともう一方の支持体には、互いに引き付け合う磁石を組み込むことで、コイルばねの働きにより閉じようとする蓋体が、閉じる作用の終盤に勢いよく強固にくっつき、その作用を利用して蓋体が収納体の開口部を弾みをもって閉じることで、筆箱の中身が飛び出すのを防ぐ仕組みになっている。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施例について説明をする。
【0010】
図1は、本発明の一実施例による筆箱を机上で横からみた図である。なお、図1の図では、蓋体20の一端が収納体底面部7の下に挟み込まれている状態、すなわち、筆箱の上部が開いており、筆箱の収納体1に収納されている筆記用具が出し入れ可能な状態を示している。
図1の筆箱は、蓋体20と収納部を有する収納体1と、コイルばね19の仕組まれた支軸18を中心に閉じようとすると蝶番11から構成されている。
更に、図1の筆箱は、収納体1の側面部2は二つの部品(支部3、中心部4)により構成されている。支部3は芯のある固めの布を材料に用いる。中心部4は柔軟性のある強度の強い布を材料に用いる。中心部4にそのような材料を用いるのは、中心部4は収納体1が閉じたときに内側に折り込まれる部分であるからである。なお、側面部は、筆箱を構成する上で、2つ必要となるが、図1で示した反対側の側面部も同様の構成であるので説明を省略する。
図1の筆箱においては、収納体底面部7にはシリコンを使用する。なお、収納体底面部7はゴムや樹脂などの摩擦係数の大きい材料を使用しても良い。何故ならば、摩擦係数の大きい材料は、共通して滑りにくいなどの特性を持つからである。これにより、例えば、筆箱が机上で滑りにくくすることができたり、蓋体20を挟み込むことができたりするようになる。
(【0011】以降は省略されています)

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