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公開番号2024078820
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191386
出願日2022-11-30
発明の名称注出キャップ
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 47/20 20060101AFI20240604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】 二重容器をスクイズすることなく内容液を吸い上げ、吐出することができる注出キャップを提供すること。
【解決手段】 外容器A1と内容器A2からなり、内容器A2を減容変形させて内容液を吐出すると、外容器A1と内容器A2との間に外気が導入されて、外容器A1のみを元の形状に保持する二重容器Aに装着される注出キャップであって、注出キャップは、内容器A2からの内容液を一時貯留するポンプ室αと、ポンプ室αから内容液を吐出する注出部12とを備え、ポンプ室αは、ポンプ室α内を加圧および減圧する押ボタン部14と、減圧時に開口し、内容器A2からポンプ室α内に内容液を吸い上げる第1弁部Dと、加圧時に開口し、ポンプ室αから内容液を注出部12に吐出する第2弁部F1とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
外容器と内容器からなり、内容器を減容変形させて内容液を吐出すると、外容器と内容器との間に外気が導入されて、外容器のみを元の形状に保持する二重容器に装着される注出キャップであって、
注出キャップは、内容器からの内容液を一時貯留するポンプ室と、ポンプ室から内容液を吐出する注出部とを備え、
ポンプ室は、ポンプ室内を加圧および減圧する押ボタン部と、減圧時に開口し、内容器からポンプ室内に内容液を吸い上げる第1弁部と、加圧時に開口し、ポンプ室から内容液を注出部に吐出する第2弁部とを有することを特徴とする注出キャップ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
ポンプ室は、二重容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の内周に装着され、口筒部の上端部を閉塞する栓体と、栓体に開口された栓開口を開閉する第1弁部とを有し、
キャップ本体は、上部に形成された押圧変形可能な押ボタン部と、内容液を吐出する注出部と、注出部の内方に形成された弁開口を開閉する第2弁部とを有することを特徴とする請求項1に記載の注出キャップ。
【請求項3】
栓体は、第2弁部と対向し、弁開口を閉鎖する突出弁座部を有することを特徴とする請求項2に記載の注出キャップ。
【請求項4】
キャップ本体は、押ボタン部の裏面と、第2弁部とが弾性樹脂により一体成形されることを特徴とする請求項2に記載の注出キャップ。
【請求項5】
キャップ本体は、押ボタン部の裏面と、第2弁部とが弾性樹脂により一体成形されることを特徴とする請求項3に記載の注出キャップ。
【請求項6】
注出部は、内周に沿って複数の邪魔板片を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の注出キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、注出キャップに関し、特に、外容器内に、減容変形可能な内容器を形成した二重容器に装着する注出キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種の食品調味料をはじめ、化粧料や薬剤等の内容液を収容し、内容液の品質維持が可能な容器として、これらの内容液を収容するとともに、減容変形可能に設けられる内容器と、この内容器を内側に収める外容器とを備える二重容器であるデラミ容器(積層剥離容器)が知られており、このような二重容器として、外容器の胴部をスクイズ(押圧)することで注出キャップの注出口から内容液を吐出させるスクイズタイプの二重容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-193749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の二重容器では、外容器の胴部をスクイズして注出キャップの注出口から内容液を吐出させた後、注出キャップに設けられた外気導入孔から空気が導入され、外気導入孔から導入された空気は、内容器と外容器との間に形成された空間に流入し、外容器を元の形状に復元させる。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の二重容器では、内容液の残量が少なくなると、外容器の胴部をスクイズしても、内容器を押し切ることができず、内容液を最後まで使い切るのが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題を解決することを課題とし、二重容器をスクイズすることなく内容液を吸い上げ、吐出することができる注出キャップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するため、注出キャップとして、外容器と内容器からなり、内容器を減容変形させて内容液を吐出すると、外容器と内容器との間に外気が導入されて、外容器のみを元の形状に保持する二重容器に装着される注出キャップであって、注出キャップは、内容器からの内容液を一時貯留するポンプ室と、ポンプ室から内容液を吐出する注出部とを備え、ポンプ室は、ポンプ室内を加圧および減圧する押ボタン部と、減圧時に開口し、内容器からポンプ室内に内容液を吸い上げる第1弁部と、加圧時に開口し、ポンプ室から内容液を注出部に吐出する第2弁部とを有することを特徴とする構成を採用する。
【0008】
注出キャップの実施形態として、ポンプ室は、二重容器の口筒部に装着されるキャップ本体と、キャップ本体の内周に装着され、口筒部の上端部を閉塞する栓体と、栓体に開口された栓開口を開閉する第1弁部とを有し、キャップ本体は、上部に形成された押圧変形可能な押ボタン部と、内容液を吐出する注出部と、注出部の内方に形成された弁開口を開閉する第2弁部とを有することを特徴とする構成、また、栓体は、第2弁部と対向し、弁開口を閉鎖する突出弁座部を有することを特徴とする構成、また、キャップ本体は、押ボタン部の裏面と、第2弁部とが弾性樹脂により一体成形されることを特徴とする構成、また、注出部は、内周に沿って複数の邪魔板片を有することを特徴とする構成を採用する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の注出キャップは、上記構成を採用することにより、二重容器を傾けて押ボタン部を押圧したり、押圧を解除したりすることによって、内容液の残量が少なくなっても、二重容器をスクイズすることなく内容液を吸い上げ、吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の第1実施例である注出キャップを装着した二重容器の閉蓋時の側面断面図である。
本発明の第1実施例である注出キャップを構成するヒンジキャップの開蓋時の上面図である。
本発明の第1実施例である注出キャップを構成するヒンジキャップの閉蓋時の側面断面図である。
本発明の第1実施例である注出キャップを構成する栓体および第1弁部を示す図で、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。
本発明の第1実施例である注出キャップを装着した二重容器の押ボタン部押圧時の側面断面図である。
本発明の第1実施例である注出キャップを装着した二重容器の押ボタン部押圧解除後の側面断面図である。
本発明の第2実施例である注出キャップを装着した二重容器の閉蓋時の側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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