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公開番号2024079272
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192121
出願日2022-11-30
発明の名称スパチュラ付き容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人
主分類B65D 51/24 20060101AFI20240604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器体と上蓋との間でスパチュラを予め決められた位置に容易に保持できるようにしたスパチュラ付き容器を提供する。
【解決手段】上端側に開口部Оを有する胴周壁4を備える容器体2と、前記開口部О内において前記胴周壁4より内方へ突設された支持枠16と、前記開口部Оを覆う上蓋30と、長手方向Lの両側に備える基端部e1及び先端部e2を前記支持枠16の上に載置させて、前記開口部О内に配備されたスパチュラ40とを具備する。前記基端部e1の下面及び前記支持枠16の上面には、前記スパチュラ40を定位置に配置するように相互に係合する係合凹条D及び係合凸条Cが形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上端側に開口部(О)を有する胴周壁(4)を備える容器体(2)と、
前記開口部(О)内において前記胴周壁(4)より内方へ突設された支持枠(16)と、
前記開口部(О)を覆う上蓋(30)と、
長手方向(L)の両側に備える基端部(e1)及び先端部(e2)を前記支持枠(16)の上に載置させて、前記開口部(О)内に配備されたスパチュラ(40)と、
を具備し、
前記基端部(e1)の下面及び前記支持枠(16)の上面には、前記スパチュラ(40)を定位置に配置するように相互に係合する係合凹条(D)及び係合凸条(C)を形成したことを特徴とする、スパチュラ付き容器。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記支持枠(16)は、上方から見て円周状に形成されているとともに、前記胴周壁(4)に外嵌させた装着筒部(12)の内側に配備され、かつ当該装着筒部(12)に連設された高段部(16a)から垂直筒部(16b)を介して低段部(16c)を下内方へ突設してなり、この低段部(16c)の上に前記スパチュラ(40)を載置させたことを特徴とする、請求項1に記載のスパチュラ付き容器。
【請求項3】
前記係合凹条(D)は、前記スパチュラ(40)の幅方向(W)に配向させて前記基端部(e1)の下面を横断するくぼみ部であり、かつ、前記係合凸条(C)は、前記胴周壁(4)の周方向(P)に配向させて前記支持枠(16)の上面に形成されているとともに当該周方向(P)の少なくとも一部である角状部(19)を含んでおり、
前記角状部(19)は、前記係合凹条(D)内に前記胴周壁(4)の径方向(R)への摺動可能に遊嵌されており、前記スパチュラ(40)を前記径方向(R)へ滑り移動させることが可能に形成したことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のスパチュラ付き容器。
【請求項4】
前記上蓋(30)の下面側に、その上蓋(30)の閉蓋時に前記スパチュラ(40)に吸着され、この吸着状態からの開蓋操作により当該スパチュラ(40)を引き上げることが可能な吸着力を有する吸着手段(38)を設けたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のスパチュラ付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スパチュラ付き容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種のスパチュラ付き容器として、上端開口で直筒状の胴周壁を有する容器体と、その胴周壁の開口部内に嵌合された中蓋と、この中蓋の上に載置させたスパチュラと、中蓋の上方を覆うように胴周壁の上部に外嵌させた上蓋とを具備し、前記スパチュラは中蓋から上方へ突設した一対の挟持片の間に挟持させたものが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-111351
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、スパチュラは、一対の挟持片の間に挟持されているため、スパチュラを収容するときには、これら一対の挟持片の間にスパチュラを嵌め込まねばならず、また、スパチュラを取り外すときには、スパチュラを一対の挟持片の間から引き抜かなければならず、スパチュラの出し入れが面倒である。この不都合を避けるために挟持片を省略すると、中蓋上でのスパチュラの位置が不定となり、スパチュラの一部が中蓋の外にはみ出し、上蓋を閉蓋する際の邪魔になる可能性がある。
【0005】
本発明の目的は、容器体と上蓋との間でスパチュラを予め決められた位置に容易に保持できるようにしたスパチュラ付き容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の手段は、上端側に開口部Оを有する胴周壁4を備える容器体2と、
前記開口部О内において前記胴周壁4より内方へ突設された支持枠16と、
前記開口部Оを覆う上蓋30と、
長手方向Lの両側に備える基端部e1及び先端部e2を前記支持枠16の上に載置させて、前記開口部О内に配備されたスパチュラ40と、
を具備し、
前記基端部e1の下面及び前記支持枠16の上面には、前記スパチュラ40を定位置に配置するように相互に係合する係合凹条D及び係合凸条Cが形成されている。
【0007】
本手段では、図1に示すように、容器体2の開口部О内において胴周壁4より内方へ突設された支持枠16を具備し、この支持枠16にスパチュラ40の基端部e1及び先端部e2を載置させており、そして、スパチュラ40の基端部e1の下面及び前記支持枠16の上面には、前記スパチュラ40を定位置に配置するように相互に係合する係合凹条D及び係合凸条Cを形成した。
この構造によれば、スパチュラ40を決められた位置に容易に保持することができ、上蓋30を閉めたときに邪魔にならない。
【0008】
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記支持枠16は、上方から見て円周状に形成されているとともに、前記胴周壁4に外嵌させた装着筒部12の内側に配備され、かつ当該装着筒部12に連設された高段部16aから垂直筒部16bを介して低段部16cを下内方へ突設してなり、この低段部16cの上に前記スパチュラ40を載置させた。
【0009】
本手段では、図1に示す如く、前記装着筒部12に連設された高段部16aから垂直筒部16bを介して低段部16cを下内方へ突設してなり、この低段部16cの上に前記スパチュラ40を載置させている。
この構造によれば、支持枠16の低段部16cに配置されたスパチュラ40の周囲を垂直筒部16bで囲んでおり、図2(B)に示す開蓋状態で容器を多少傾けても、スパチュラ40が支持枠16から脱落することを防止できる。
また本手段では、前記支持枠16は上方から見て円周状に形成されている。
この構造によれば、図2(A)に示す如く、支持枠16の中心mから支持枠16の内縁までの距離rは一定であるから、スパチュラ40が不意に支持枠16の低段部16cから容器体2内に不意に脱落することを防止できる。
【0010】
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ前記係合凹条Dは、前記スパチュラ40の幅方向Wに配向させて前記基端部e1の下面を横断するくぼみ部であり、かつ、前記係合凸条Cは、前記胴周壁4の周方向Pに配向させて前記支持枠16の上面に形成されているとともに当該周方向Pの少なくとも一部である角状部19を含んでおり、
前記角状部19は、前記係合凹条D内に前記胴周壁4の径方向Rへの摺動可能に遊嵌されており、前記スパチュラ40を前記径方向Rへ滑り移動させることが可能に形成している。
(【0011】以降は省略されています)

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