TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024079203
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192003
出願日2022-11-30
発明の名称吐出器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 47/34 20060101AFI20240604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ストッパ部材の意図しない揺動を抑制すること。
【解決手段】容器本体Aの口部A1に装着されるポンプ機構3と、ステム2の上端部に装着された吐出ヘッド5と、後方への回転によって吐出ヘッドを押下げるトリガー部材8と、前後方向に揺動可能とされ、吐出ヘッドの押下げを規制する規制位置P1と吐出ヘッドの押下げを許容する解除位置との間を変位するストッパ部材9とを備え、ストッパ部材は吐出ヘッドの押下げを規制する規制片110と、ロック位置から許容位置に向けて押込み操作可能とされた操作片111と、を備え、操作片は、ロック位置に位置しているときにトリガー部材に形成された第1係止部120に係止してストッパ部材を規制位置に位置決めし、且つ許容位置に位置したときに第1係止部から離脱して規制位置から解除位置に向けたストッパ部材の変位を許容する第2係止部130を有している吐出器1を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有し、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるポンプ機構と、
前記ステムの上端部に装着されると共に、前方に向けて開口する吐出孔が形成された吐出ヘッドと、
前記ポンプ機構に組み合わされ、前記吐出ヘッドよりも後方に配置された支持部材と、
後方に向けて回転可能に前記支持部材に組み合わされると共に、後方への回転によって前記吐出ヘッドを押下げるトリガー部材と、
前後方向に揺動可能に前記支持部材に組み合わされると共に、前記吐出ヘッドの押下げを規制する規制位置と、前記吐出ヘッドの押下げを許容する解除位置との間を変位するストッパ部材と、を備え、
前記ストッパ部材は、
前記規制位置に位置しているときに、前記吐出ヘッドの押下げを規制する規制片と、
前記規制片に弾性変位可能に連結されると共に、ロック位置から許容位置に向けて押込み操作可能とされた操作片と、を備え、
前記操作片は、前記ロック位置に位置しているときに、前記トリガー部材に形成された第1係止部に係止して前記ストッパ部材を前記規制位置に位置決めし、且つ前記許容位置に位置したときに前記第1係止部から離脱して前記規制位置から前記解除位置に向けた前記ストッパ部材の変位を許容する第2係止部を有していることを特徴とする吐出器。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の吐出器において、
前記ストッパ部材は、前記規制位置から後方に向けて揺動することで前記解除位置に変位し、
前記操作片は、前記ステムの中心軸方向から見て、前後方向に交差する左右方向に押込み操作されることで、前記規制片との連結部分を基点として揺動しながら前記ロック位置から前記許容位置に変位し、
前記第2係止部は、前記ロック位置に位置しているときに、前記第1係止部に対して前方から係止されている、吐出器。
【請求項3】
請求項2に記載の吐出器において、
前記第1係止部は、前方を向き、且つ左右方向の外側から内側に向かうにしたがって前方に向けて傾斜した第1係止面を有し、
前記第2係止部は、後方を向き、且つ左右方向の外側から内側に向かうにしたがって前方に向けて傾斜し、前記第1係止面に対して前方から係止する第2係止面を有している、吐出器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吐出器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、ステムと、ステムに装着される吐出ヘッドと、ストッパとを具備する吐出器が知られている。
ストッパは、吐出ヘッド及び押下部材のうち少なくとも一方に当接することで吐出ヘッドの下降を規制する規制位置と、吐出ヘッドの下降を許容する解除位置と、の間で前後方向に揺動可能に配設されている。ストッパは、規制位置に位置しているときにステムを挟むように配設された一対の係合部と、一対の係合部にそれぞれ連結された一対の操作部と、を有している。一対の係合部は、一対の操作部が互いに接近するように変位したときに、互いに離れる向きに弾性変位する。
【0003】
このように構成された吐出器を使用する際には、一対の操作部を指先等で摘むことで、一対の操作部同士を互いに接近させるように変位させる。これにより、一対の係合部同士を互いに離間するように弾性変位させることができ、例えばステムに対する一対の係合部の係止を解除することができる。従って、ストッパを規制位置から解除位置に向けて揺動させることができ、押下部材を利用した吐出ヘッドの下方移動が許容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-123350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記従来の吐出器では、例えば製品運搬時(輸送時)、製品陳列時等、一対の操作部に対して意図しない外力が作用した場合、ステム等に対する一対の係合部の係止が解除されてしまい(外れてしまい)、ストッパが意図せずに規制位置から解除位置に向けて揺動するおそれがあった。この場合、意図せずに吐出ヘッドが下方移動してしまい、ポンプが誤動作する可能性があった。
なお、このような不都合を防止するための対策の一つとして、例えばステム等に対する一対の係合部のサイズ等を大きくして係止力を高めることが考えられる。しかしながら、限られたスペース内で一対の係合部のサイズを大きくするには限界があるうえ、係止力を過度に高めた場合には、一対の操作部の操作性低下に繋がるといった新たな課題を招いてしまう。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ストッパ部材の意図しない揺動を抑制することができる吐出器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る吐出器は、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有し、内容物が収容される容器本体の口部に装着されるポンプ機構と、前記ステムの上端部に装着されると共に、前方に向けて開口する吐出孔が形成された吐出ヘッドと、前記ポンプ機構に組み合わされ、前記吐出ヘッドよりも後方に配置された支持部材と、後方に向けて回転可能に前記支持部材に組み合わされると共に、後方への回転によって前記吐出ヘッドを押下げるトリガー部材と、前後方向に揺動可能に前記支持部材に組み合わされると共に、前記吐出ヘッドの押下げを規制する規制位置と、前記吐出ヘッドの押下げを許容する解除位置との間を変位するストッパ部材と、を備え、前記ストッパ部材は、前記規制位置に位置しているときに、前記吐出ヘッドの押下げを規制する規制片と、前記規制片に弾性変位可能に連結されると共に、ロック位置から許容位置に向けて押込み操作可能とされた操作片と、を備え、前記操作片は、前記ロック位置に位置しているときに、前記トリガー部材に形成された第1係止部に係止して前記ストッパ部材を前記規制位置に位置決めし、且つ前記許容位置に位置したときに前記第1係止部から離脱して前記規制位置から前記解除位置に向けた前記ストッパ部材の変位を許容する第2係止部を有していることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る吐出器によれば、ストッパ部材が規制位置に位置している場合には、規制片が吐出ヘッドの押下げを規制しているため、トリガー部材を操作したとしてもポンプ機構が作動して内容物が吐出されることがない。
特に、規制片に連結されている操作片がロック位置に位置しているため、第2係止部がトリガー部材に形成された第1係止部に係止しており、ストッパ部材を規制位置に位置決めしている。従って、例えば製品運搬時、製品陳列時等、操作片を介してストッパ部材の全体に対して意図しない外力が作用したとしても、ストッパ部材が不意に揺動して、規制位置から解除位置に変位することを抑制することができる。従って、ポンプ機構の誤動作を防止することができる。
【0009】
内容物の吐出を行う場合には、規制位置に位置しているストッパ部材の操作片を指先等で押込み操作して、ロック位置から許容位置に変位させる。これにより、第2係止部を第1係止部から離脱させて係止を解除できる。そのため、操作片を押込み操作したまま、連続してストッパ部材を揺動操作することができ、規制位置から解除位置に変位させることができる。これにより、吐出ヘッドの押下げを許容することができる。
従って、トリガー部材を後方に向けて操作することで、吐出ヘッドを押下げ操作することができ、ポンプ機構を作動させることができる。その結果、吐出孔を通じて内容物の吐出を行うことや、内容物の吐出後に容器本体内からステム内に内容物を吸上げて、次回への吐出に備えること等ができる。
【0010】
上述のようにストッパ部材の操作片に形成された第2係止部が、トリガー部材に形成された第1係止部に係止することで、ストッパ部材を規制位置に位置決めできるので、従来とは異なり、ストッパ部材の意図しない揺動によって解除位置に不意に変位することを抑制することができる。
その一方、内容物を吐出する場合には、操作片を押込み操作してロック位置から許容位置に変位させる動作と、ストッパ部材を揺動操作して規制位置から解除位置に変位させる動作とを、一連の流れで連続的に行うことができる。従って、操作性を向上することができ、使い易い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
構造体
6か月前
個人
収納用具
3か月前
個人
物品収納具
3か月前
個人
掃除楽々ゴミ箱
4か月前
個人
開封用カッター
5か月前
個人
ダンボール宝箱
6日前
個人
パウチ容器
6か月前
個人
チャック付き袋体
5か月前
個人
圧縮収納袋
10日前
個人
折りたたみコップ
6か月前
個人
伸縮するゴミ収納器
6か月前
個人
粘着テープ切断装置
2か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
個人
チャック付き保存袋
5か月前
個人
粘着テープ剥がし具
28日前
個人
開口しやすいレジ袋
7か月前
三甲株式会社
容器
2か月前
個人
粘着テープ剥がし具
4か月前
積水樹脂株式会社
接着剤
4か月前
株式会社イシダ
箱詰装置
2か月前
個人
プラスチックバッグ
7か月前
個人
穿孔紐通し結束器具
8か月前
三甲株式会社
トレー
4か月前
株式会社joze
攪拌容器
3か月前
個人
装飾品展示台兼梱包箱
5か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
1か月前
個人
蓋付結束バンド
1か月前
日東精工株式会社
検査装置
2か月前
株式会社エフピコ
蓋体
7か月前
株式会社コバヤシ
容器
4か月前
株式会社イシダ
製袋包装装置
1か月前
個人
手荷物吊下げ器具
2か月前
有限会社芳美商事
封筒
5か月前
株式会社藤田
シュート
7か月前
三甲株式会社
パレット
4か月前
株式会社東伸
係止装置
4か月前
続きを見る