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公開番号2024078002
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190282
出願日2022-11-29
発明の名称容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 85/72 20060101AFI20240603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物を取り出すための空気取込口となる開口を容易に形成可能であり、且つ、生産効率の向上を図ることができる容器を提供する。
【解決手段】内容物を収容する収容空間を区画する底壁体11と側壁体12とを有し、天面13が開口する容器本体10と、底壁体11に開口を開設するための開口開設機能部20とを備えた容器100であって、開口開設機能部20は、底壁体11の中心を通って直線状に延在する第一の肉厚の薄肉領域からなる折線予定部21と、折線予定部21の中心部分に配置され、第一の肉厚よりも薄い第二の肉厚の薄肉領域からなる破断予定部22aと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容空間を区画する底壁体と側壁体とを有し、天面が開口する容器本体と、前記底壁体に開口を開設するための開口開設機能部とを備えた容器であって、
前記開口開設機能部は、
前記底壁体の中心を通って直線状に延在する第一の肉厚の薄肉領域からなる折線予定部と、
前記折線予定部の中心部分に配置され、前記第一の肉厚よりも薄い第二の肉厚の薄肉領域からなる破断予定部と、を備える、容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記開口開設機能部は、前記底壁体の外縁側において所定の幅を有し、前記破断予定部側に向かって狭幅されるように形成された薄肉領域からなる底面変位用薄肉部を有し、少なくとも一対の前記底面変位用薄肉部が、前記破断予定部を挟んで対向配置される、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記側壁体は、前記底壁体の外縁との連設部分において所定の幅を有し、前記天面に向かって狭幅されるように形成された薄肉領域からなる側面変位用薄肉部を有し、少なくとも一対の前記側面変位用薄肉部が前記容器本体の中心軸を挟んで対向配置される、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記底壁体の中心部分には、その外面側が外側に突出し、内面側に内容物を充填可能な凸部が設けられ、
前記凸部の中心に前記破断予定部が設けられる、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記底壁体から、前記凸部の突出長以上の長さで突出する脚体が複数設けられる、請求項4に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関し、特に容器本体の底壁体に内容物を取り出すための空気取込口を形成可能な容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
プリン、ゼリー、寒天、卵豆腐、ごま豆腐等が充填される容器として、容器本体の底壁体に内容物を取り出すための空気取込口を開設可能な容器が知られている。この種の容器では、一般に、容器本体の底壁体に突設された突出片を押し倒して突出片を基部から折ることで、底壁体の一部が基部と共に除去されて、空気取込口となる空気孔が底壁体に開設されるようになっている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示の容器では、板状の突出片が底板(底壁体)に設けられ、突出片の周囲領域を薄肉に形成することで開口を容易に形成可能としている。
同様に、特許文献2に開示の容器でも、底壁部分において突出片の基部の周囲に環状薄肉部を設け、環状薄肉部の厚みを底壁部分の厚みよりも小さく破断しやすい値とすることで、環状薄肉部を備えていない容器と比較すると、底壁部分と突出片の基部との間を容易に破断可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭57-055181号公報
特開2011-051598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来の容器では意図せず空気孔が開設されないように、底壁体の外縁に沿って突出片を取り囲むように脚壁体(又は保護筒)が設けられていた。突出片は脚壁体の内側であって、大人の指であっても挿入可能なように脚壁体の内周面から所定の程度離間した位置に設けられていた。また、突出片は、幼児などでも簡単に押し倒すことができるように細い棒状又は薄い板状に構成される。さらに、上記のとおり、突出片の基部の周囲では底壁体が薄肉に形成されている。このように、従来の容器は成形の難易度が高く、生産効率よく製造することが困難であった。例えば、成形サイクルを早くしようとすると、突出片の先端に焦げ付きが生じたり、先端まで樹脂が充填される前に樹脂が固化してしまいショートショットが発生するなどするおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、内容物を取り出すための空気取込口となる開口を容易に形成可能であり、且つ、生産効率の向上を図ることができる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る容器は、内容物を収容する収容空間を区画する底壁体と側壁体とを有し、天面が開口する容器本体と、前記底壁体に開口を開設するための開口開設機能部とを備えた容器であって、前記開口開設機能部は、前記底壁体の中心を通って直線状に延在する第一の肉厚の薄肉領域からなる折線予定部と、前記折線予定部の中心部分に配置され、前記第一の肉厚よりも薄い第二の肉厚の薄肉領域からなる破断予定部と、を備える、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る容器において、前記開口開設機能部は、前記底壁体の外縁側において所定の幅を有し、前記破断予定部側に向かって狭幅されるように形成された薄肉領域からなる底面変位用薄肉部を有し、少なくとも一対の前記底面変位用薄肉部が、前記破断予定部を挟んで対向配置される、ことが好ましい。
【0009】
本発明に係る容器において、前記側壁体は、前記底壁体の外縁との連設部分において所定の幅を有し、前記天面に向かって狭幅されるように形成された薄肉領域からなる側面変位用薄肉部を有し、少なくとも一対の前記側面変位用薄肉部が前記容器本体の中心軸を挟んで対向配置される、ことが好ましい。
【0010】
本発明に係る容器において、前記底壁体の中心部分には、その外面側が外側に突出し、内面側に内容物を充填可能な凸部が設けられ、
前記凸部の中心に前記破断予定部が設けられる、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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