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公開番号2024079588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2023184034
出願日2023-10-26
発明の名称耐圧ボトル
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 1/02 20060101AFI20240604BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内圧の上昇時に、中央壁部が下方に向けて膨出変形するのを抑制する。
【解決手段】底部14の連結周壁部16に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部17が形成され、連結周壁部において周方向に隣り合う縦溝部同士の間に位置する各部分に、中央壁部よりも下側に向けて突出した脚部18が形成され、縦溝部の溝底面23は、下方に向かうに従い、径方向の内側に向けて延び、溝底面のうちの少なくとも上端部31aには、周方向の全長にわたって、ボトル軸Oに直交する横断面視において、直線状、若しくは径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する平滑部33が形成され、平滑部の上端部は、周方向の大きさを有し、かつ周方向の全長にわたって胴部の下端部に段差なくボトル軸方向に連なっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成され、
前記底部は、ボトル軸上に位置する中央壁部と、前記中央壁部の外周縁と前記胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、
前記連結周壁部に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部が形成され、
前記連結周壁部において周方向に隣り合う前記縦溝部同士の間に位置する各部分に、前記中央壁部よりも下側に向けて突出した脚部が形成され、
前記脚部の下端部に、周方向に延びる接地部が形成され、
前記縦溝部を画成する内面のうち、径方向の外側を向く溝底面は、下方に向かうに従い、径方向の内側に向けて延び、
前記溝底面のうちの少なくとも上端部には、周方向の全長にわたって、ボトル軸に直交する横断面視において、直線状、若しくは径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する平滑部が形成され、
前記平滑部の上端部は、周方向の大きさを有し、かつ周方向の全長にわたって前記胴部の下端部に段差なくボトル軸方向に連なっている、耐圧ボトル。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記平滑部の上端部の周方向の大きさは、前記溝底面の下端部の周方向の大きさより大きくなっている、請求項1に記載の耐圧ボトル。
【請求項3】
前記平滑部の周方向の大きさは、下方に向かうに従い小さくなっている、請求項1または2に記載の耐圧ボトル。
【請求項4】
前記溝底面の下端部は、前記溝底面に直交する横断面視において、この耐圧ボトルの内側に向けて窪む曲線状を呈する、請求項1または2に記載の耐圧ボトル。
【請求項5】
前記平滑部は、下方に向かうに従い径方向の内側に向けて直線状に延びるストレート部を有している、請求項1または2に記載の耐圧ボトル。
【請求項6】
前記溝底面は、
前記胴部から下方に向けて延びる、前記上端部を有する上部と、
前記上部から下方に向けて延び、前記中央壁部の外周縁に連結された下部と、を備え、
前記平滑部は、前記溝底面のうちの少なくとも上部に形成され、
前記溝底面の上端部は、ボトル軸方向に沿う縦断面視で径方向の外側に向けて突の曲線状を呈し、
前記溝底面の上部のうち、前記溝底面の上端部より下方に位置する部分は、前記ストレート部とされるとともに、前記横断面視で直線状を呈する、請求項5に記載の耐圧ボトル。
【請求項7】
前記溝底面の上端部は、前記横断面視で径方向の外側に向けて突の曲線状を呈し、
前記ストレート部の上端縁は、径方向の外側から見た正面視で、上方に向けて突の曲線状を呈する、請求項6に記載の耐圧ボトル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、耐圧ボトルに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、耐圧ボトルとして、底部が、ボトル軸上に位置する中央壁部と、中央壁部の外周縁と胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、連結周壁部に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部が形成され、連結周壁部において周方向に隣り合う縦溝部同士の間に位置する各部分に、中央壁部よりも下側に向けて突出した脚部が形成され、脚部の下端部に、周方向に延びる接地部が形成され、縦溝部を画成する内面のうち、径方向の外側を向く溝底面が、下方に向かうに従い、径方向の内側に向けて延びている構成が知られている。一般に、溝底面は、溝底面に直交する横断面視において、この耐圧ボトルの内側に向けて窪む曲線状を呈する曲面状に形成されている。
この種の耐圧ボトルに対して軽量化を図ると、内圧の上昇時に、中央壁部が下方に向けて膨出変形するおそれがあることから、従来から、例えば下記特許文献1に示されるように、種々の対策が講じられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-020709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の耐圧ボトルでは、内圧の上昇時に、中央壁部が下方に向けて膨出変形するのを抑制することに改善の余地があった。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、内圧の上昇時に、中央壁部が下方に向けて膨出変形するのを抑制することができる耐圧ボトルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る耐圧ボトルは、口部、肩部、胴部、および底部が、ボトル軸方向に沿って上方から下方に向けてこの順に連設されるとともに、合成樹脂材料で一体に形成され、前記底部は、ボトル軸上に位置する中央壁部と、前記中央壁部の外周縁と前記胴部とを連結する連結周壁部と、を備え、前記連結周壁部に、周方向に間隔をあけて3つ以上の縦溝部が形成され、前記連結周壁部において周方向に隣り合う前記縦溝部同士の間に位置する各部分に、前記中央壁部よりも下側に向けて突出した脚部が形成され、前記脚部の下端部に、周方向に延びる接地部が形成され、前記縦溝部を画成する内面のうち、径方向の外側を向く溝底面は、下方に向かうに従い、径方向の内側に向けて延び、前記溝底面のうちの少なくとも上端部には、周方向の全長にわたって、ボトル軸に直交する横断面視において、直線状、若しくは径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する平滑部が形成され、前記平滑部の上端部は、周方向の大きさを有し、かつ周方向の全長にわたって前記胴部の下端部に段差なくボトル軸方向に連なっている。
【0007】
溝底面のうちの少なくとも上端部に、前記横断面視において、径方向の内側に向けて窪む曲線状ではなく、周方向の全長にわたって胴部の外面に沿うような直線状、若しくは径方向の外側に向けて突の曲線状を呈する平滑部が形成されているので、内圧の上昇時に、溝底面の平滑部が径方向の外側に向けて変形しやすくなる。
平滑部の上端部が、周方向の大きさを有し、かつ周方向の全長にわたって胴部の下端部に段差なくボトル軸方向に連なっているので、内圧の上昇時に、胴部と連結周壁部との接続部分が、周方向の全長にわたって偏り少なく径方向の外側に向けて変形しやすくなる。
以上より、内圧の上昇時に、内圧の上昇を抑えて中央壁部に生ずる応力を緩和することが可能になり、中央壁部が下方に向けて膨出変形するのを抑制することができる。
【0008】
前記平滑部の上端部の周方向の大きさは、前記溝底面の下端部の周方向の大きさより大きくなってもよい。
【0009】
平滑部の上端部の周方向の大きさが、溝底面の下端部の周方向の大きさより大きくなっているので、平滑部、および接地部それぞれの周方向の大きさを確保することが可能になり、接地安定性を確保しつつ、内圧の上昇時に、中央壁部が下方に向けて膨出変形するのを確実に抑制することができる。
【0010】
前記平滑部の周方向の大きさは、下方に向かうに従い小さくなってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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