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公開番号2024076660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188334
出願日2022-11-25
発明の名称容器
出願人株式会社吉野工業所
代理人個人,個人
主分類B65D 1/26 20060101AFI20240530BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】内容物を取り出すための空気取込口を容易に形成可能であり、且つ、生産効率の向上を図ることができる容器を提供する。
【解決手段】内容物を収容する収容空間を区画する底壁体11と側壁体12とを有する容器本体10と、底壁体11の外面の外縁部分において周壁状に突設された脚壁体14と、底壁体11に空気取込口30を開設するための空気取込口開設機能部20とを有する容器100であって、脚壁体14の周壁面は、底壁体11に連設される基端部から先端部に向けて周方向に断続されており、空気取込口開設機能部20は、脚壁体14の断続部分14bに設けられ、脚壁体14の周壁面と断続する押倒面を有する押倒部22と、押倒部22の基部22aの周囲に設けられ、基部22aを底壁体11に連結する破断予定部21aとを有し、押倒部22を底壁体11側に押し倒すことで破断予定部21aが破断して空気取込口30が開設されるようにした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内容物を収容する収容空間を区画する底壁体と側壁体とを有する容器本体と、前記底壁体の外面の外縁部分において周壁状に突設された脚壁体と、前記底壁体に空気取込口を開設するための空気取込口開設機能部と、を有する容器であって、
前記脚壁体の周壁面は、前記底壁体に連設される基端部から先端部に向けて周方向に断続されており、
前記空気取込口開設機能部は、前記脚壁体の断続部分に設けられ、前記脚壁体の周壁面と断続する押倒面を有する押倒部と、前記押倒部の基部の周囲に設けられ、前記基部を前記底壁体に連結する破断予定部とを有し、
前記押倒部を前記底壁体側に押し倒すことで前記破断予定部が破断して前記空気取込口が開設される、容器。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記脚壁体の前記周壁面は、前記底壁体の前記外面の中心側に凹む凹部を有し、当該凹部において断続し、
前記空気取込口開設機能部は前記凹部において前記脚壁体の断続する部分に設けられる、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記空気取込口開設機能部は2n個(但し、nは自然数とする)設けられ、一の押倒部に対して、他の押倒部が対向配置される、請求項1に記載の容器。
【請求項4】
前記押倒部の前記基部は、前記底壁体のその他の部分よりも薄肉に形成された薄肉領域に取り囲まれており、
前記薄肉領域は、前記破断予定部と、前記破断予定部よりも肉厚が厚く、且つ、前記破断予定部が破断した後に前記押倒部と前記底壁体との連結状態を維持するための連結維持部とを有する、請求項1に記載の容器。
【請求項5】
前記押倒部の前記底壁体の前記外面からの突出長さは、前記脚壁体の他部における前記底壁体の前記外面からの突出長さよりも短い、請求項1に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関し、特に容器本体の底壁体に内容物を取り出すための空気取込口を形成可能な容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
プリン、ゼリー、寒天、卵豆腐、ごま豆腐等が充填される容器として、容器本体の底壁体に内容物を取り出すための空気取込口を開設可能な容器が知られている。この種の容器では、一般に、容器本体の底壁体に突設された突出片を押し倒して突出片を基部から折ることで、底壁体の一部が基部と共に除去されて、空気取込口となる空気孔が底壁体に開設されるようになっている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示の容器では、板状の突出片が底板(底壁体)に設けられ、突出片の周囲領域を薄肉に形成することで開口を容易に形成可能としている。
同様に、特許文献2に開示の容器でも、底壁部分において突出片の基部の周囲に環状薄肉部を設け、環状薄肉部の厚みを底壁部分の厚みよりも小さく破断しやすい値とすることで、環状薄肉部を備えていない容器と比較すると、底壁部分と突出片の基部との間を容易に破断可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭57-055181号公報
特開2011-51598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記従来の容器では意図せず空気孔が開設されないように、底壁体の外縁に沿って突出片を取り囲むように脚壁体(又は保護筒)が設けられていた。突出片は脚壁体の内側であって、大人の指であっても挿入可能なように脚壁体の内周面から所定の程度離間した位置に設けられていた。また、突出片は、幼児などでも簡単に押し倒すことができるように細い棒状又は薄い板状に構成される。さらに、上記のとおり、突出片の基部の周囲では底壁体が薄肉に形成されている。このように、従来の容器は成形の難易度が高く、生産効率よく製造することが困難であった。例えば、成形サイクルを早くしようとすると、突出片の先端に焦げ付きが生じたり、先端まで樹脂が充填される前に樹脂が固化してしまいショートショットが発生するなどするおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明の課題は、内容物を取り出すための空気取込口を容易に形成可能であり、且つ、生産効率の向上を図ることができる容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明に係る容器は、内容物を収容する収容空間を区画する底壁体と側壁体とを有する容器本体と、前記底壁体の外面の外縁部分において周壁状に突設された脚壁体と、前記底壁体に空気取込口を開設するための空気取込口開設機能部と、を有する容器であって、前記脚壁体の周壁面は、前記底壁体に連設される基端部から先端部に向けて周方向に断続されており、前記空気取込口開設機能部は、前記脚壁体の断続部分に設けられ、前記脚壁体の周壁面と断続する押倒面を有する押倒部と、前記押倒部の基部の周囲に設けられ、前記基部を前記底壁体に連結する破断予定部とを有し、前記押倒部を底壁体側に押し倒すことで前記破断予定部が破断して前記空気取込口が開設される、ことを特徴とする。
【0008】
本発明に係る容器において、前記脚壁体の前記周壁面は、前記底壁体の前記外面の中心側に凹む凹部を有し、当該凹部において断続し、前記空気取込口開設機能部は前記凹部において前記脚壁体の断続する部分に設けられる、ことが好ましい。
【0009】
本発明に係る容器において、前記空気取込口開設機能部は2n個(但し、nは自然数とする)設けられ、一の押倒部に対して、他の押倒部が対向配置される、ことが好ましい。
【0010】
本発明に係る容器において、前記押倒部の前記基部は、前記底壁体のその他の部分よりも薄肉に形成された薄肉領域に取り囲まれており、前記薄肉領域は、前記破断予定部と、前記破断予定部よりも肉厚が厚く、且つ、前記破断予定部が破断した後に前記押倒部と前記底壁体との連結状態を維持するための連結維持部とを有する、ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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