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公開番号2024082020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195699
出願日2022-12-07
発明の名称X線検査装置
出願人株式会社イシダ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01N 23/04 20180101AFI20240612BHJP(測定;試験)
要約【課題】検査エラーの場合における物品の個数を管理することが可能なX線検査装置を提供する。
【解決手段】X線検査装置1は、搬送されている物品GにX線を照射するX線照射部6と、物品Gを透過したX線を検出するX線検出部7と、X線検出部7による検出結果から生成されるX線透過画像に基づいて物品Gの良否を判断すると共に、検査エラーの場合における物品Gの個数であるエラー個数を判断する判断部10Aと、判断部10Aで判断されたエラー個数を記憶する記憶部10Bと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送されている物品にX線を照射するX線照射部と、
前記物品を透過した前記X線を検出するX線検出部と、
前記X線検出部による検出結果から生成されるX線透過画像に基づいて、前記物品の良否を判断すると共に、検査エラーの場合における前記物品の個数であるエラー個数を判断する判断部と、
前記判断部で判断された前記エラー個数を記憶する記憶部と、を備える、X線検査装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記記憶部は、1つの前記物品の搬送方向における長さに対応する基準長を記憶し、
前記判断部は、前記X線透過画像において搬送方向Aにおける長さが前記基準長以上の領域に前記物品が存在すると判断した場合に、前記検査エラーであると判断する、請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記記憶部は、前記物品の1つ当たりの重量に対応する基準重量を記憶し、
前記判断部は、
前記検査エラーであると判断した場合、前記X線透過画像において前記物品が存在すると判断した領域に含まれる複数の画素それぞれの明るさに基づいて、当該物品の重量を算出し、
算出した当該物品の重量と前記基準重量とに基づいて、前記エラー個数を判断する、請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記X線検出部よりも前段に位置し、前記物品の搬送方向における長さを検知する物長検知部を更に備え、
前記判断部は、前記物長検知部により前記物品の搬送方向における長さの不良を検知した場合に前記検査エラーであると判断し、前記X線透過画像に基づいて前記エラー個数を判断する、請求項1又は2に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記記憶部は、前記検査エラーの場合、前記X線透過画像と前記エラー個数とを対応させて記憶する、請求項1又は2に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記記憶部は、前記検査エラーであると判断した回数と前記エラー個数とを区別して記憶する、請求項1又は2に記載のX線検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、X線検査装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、搬送されている物品にX線を照射するX線照射部と、物品を透過したX線を検出するX線検出部と、を備えたX線検査装置が記載されている。このX線検査装置では、X線の検出結果から生成されるX線透過画像に基づいて、物品の検査が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2006/001107号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記X線検査装置では、例えば重なった状態で搬送されている複数の物品を対象にして検査が行われる場合があり、この場合、検査エラーと判断され、当該複数の物品が後段にて外部へ排出される。このような検査エラーでは、物品が何個重なっているかを判断することは難しく、検査エラーの場合における物品の個数(以下、「エラー個数」ともいう)を管理することは容易ではない。
【0005】
そこで、本発明の一側面は、検査エラーの場合における物品の個数を管理することが可能なX線検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一側面に係るX線検査装置は、搬送されている物品にX線を照射するX線照射部と、物品を透過したX線を検出するX線検出部と、X線検出部による検出結果から生成されるX線透過画像に基づいて、物品の良否を判断すると共に、検査エラーの場合における物品の個数であるエラー個数を判断する判断部と、判断部で判断されたエラー個数を記憶する記憶部と、を備える。
【0007】
このX線検査装置では、検査エラーの場合、X線透過画像に基づいてエラー個数を判断し、当該エラー個数を記憶部に記憶することができる。これにより、エラー個数を管理することが可能となる。
【0008】
(2)上記(1)に記載のX線検査装置では、記憶部は、1つの物品の搬送方向における長さに対応する基準長を記憶し、判断部は、X線透過画像において搬送方向における長さが基準長以上の領域に物品が存在すると判断した場合に、検査エラーであると判断してもよい。これにより、間隔が狭くなったり重なったりした状態で複数の物品が搬送されている場合の検査エラー(いわゆる物長エラー)を、X線透過画像から判断することが可能となる。
【0009】
(3)上記(2)に記載のX線検査装置では、記憶部は、物品の1つ当たりの重量に対応する基準重量を記憶し、判断部は、検査エラーであると判断した場合、X線透過画像において物品が存在すると判断した領域に含まれる複数の画素それぞれの明るさに基づいて、当該物品の重量を算出し、算出した当該物品の重量と基準重量とに基づいて、エラー個数を判断してもよい。この場合、X線透過画像に基づいてエラー個数を具体的に判断することができる。
【0010】
(4)上記(1)に記載のX線検査装置は、X線検出部よりも前段に位置し、物品の搬送方向における長さを検知する物長検知部を更に備え、判断部は、物長検知部により物品の搬送方向における長さの不良を検知した場合に検査エラーであると判断し、X線透過画像に基づいてエラー個数を判断してもよい。この場合、いわゆる物長エラーを、X線検出部よりも前段の物長検知部の検知結果から判断することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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