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公開番号2024074712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022186048
出願日2022-11-21
発明の名称試験システム
出願人キーコム株式会社
代理人個人
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240524BHJP(測定;試験)
要約【課題】試験室内において、車載センサーを搭載した車両の走行状態を再現するとともに、限られたスペースで、車載センサー及び車両の動作を総合的に検証すること。
【解決手段】本発明は、少なくとも1つの車載センサーを搭載した自動車の車両の前後の車輪を載せるローラーを有するか、又はジャッキで該車両を持ち上げ、該前後の車輪が連動して回転する回転機構を有し、該少なくとも1つの車載センサーの周辺に、少なくとも1つの車載センサーを騙す装置を配する、試験システムを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの車載センサーを搭載した自動車の車両の前後の車輪を載せるローラーを有するか、又はジャッキで該車両を持ち上げ、該前後の車輪が連動して回転する回転機構を有し、
該少なくとも1つの車載センサーの周辺に、少なくとも1つの車載センサーを騙す装置を配する、試験システム。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの車載センサーは、レーダー、単眼カメラ、ステレオカメラ、ライダー及びソナーからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1に記載の試験システム。
【請求項3】
前記車両の運転状況を監視するために、前記車両のメーターを監視する第1監視カメラを更に備える、請求項1又は2に記載の試験システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの車載センサーを騙す装置の指示値を基準値とし、該基準値と、前記第1監視カメラからの実測値とを比較して得られた誤差値を計算する、請求項3に記載の試験システム。
【請求項5】
前記車両の運転状況を監視するために、前記前後の車輪の回転状況を監視する第2監視カメラを更に備える、請求項1又は2に記載の試験システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの車載センサーを騙す装置の指示値を基準値とし、該基準値と、前記第2監視カメラ並びに前記ローラーの回転数及び負荷変動値からの実測値とを比較して得られた誤差値を計算する、請求項5に記載の試験システム。
【請求項7】
前記車両の運転状況を監視するために、前記車両が発する音を収音する少なくとも1つのマイクロフォンを更に備える、請求項1又は2に記載の試験システム。
【請求項8】
前記車両の運転状況を監視するために、
前記車両のメーターを監視する第1監視カメラと、
前記前後の車輪の回転を監視する第2監視カメラと、
前記車両が発する音を収音する少なくとも1つのマイクロフォンと、
を、更に備える、請求項1又は2に記載の試験システム。
【請求項9】
前記少なくとも1つの車載センサーを騙す装置の指示値を基準値とし、該基準値と、前記車両が有するECU(Electric Control Unit)又は該ECUの代替器からの実測値とを比較して得られた誤差値を計算する、請求項1又は2に記載の試験システム。
【請求項10】
前記誤差値を解消できるように、前記ECU又は前記ECUの代替器のプログラムを変更して最適化を図る、請求項9に記載の試験システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、試験システムに関し、詳しくは、ローラー(シャーシダイナモと称する場合がある。)、センサーを騙す装置等を利用した車載センサー搭載車両の室内総合実動試験をするための試験システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
自動運転の自動車(車)の開発にあたっては、車両に搭載したレーダーやカメラなどのセンサーを用いて周辺状況を観察し、観察して得たデータに基づいて自動的にブレーキをかける、加減速する、ハンドルを廻す等の機能を適切に実行できるかを総合的に検証する必要がある。例えば、特許文献1では、自動運転テストシステムに関する技術が提案されている。
【0003】
こうした機能の検証のためには、開発中の車両を実際に公道上で走行させ、上記の機能を検証するのが理想的であるが、気象状況や道路の混雑状況などの影響、関係者との調整にかかる手間などの非効率性の問題が発生する。
【0004】
この問題を解決するためには、試験室内における試験を適宜組み合わせる必要がある。しかし、車載センサーを搭載した車両を室内に設置するだけでは、車載センサーの機能しか検証できない。また、単にローラーに車両を載せて車輪を回転させても、前輪・後輪はそれぞれ別の平面(ローラーの回転機構)上にあるため、車輪の回転が同期せず、現実の走行状態からの乖離の問題が生じる。
【0005】
さらに、試験室内で試験を行う場合、室内のスペースの制約(スペースの面積、スペースの高さ等の制約)から、前方車や歩行者などのセンサーの標的を実際に手配し動作させることはできない。また、前方者や歩行者などを実際に手配することができたとしても、手配する労力が余計な負担になったり、室内のスペースの制約上、試験を行ううえで、非効率化になり得ることは明らかである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2018-96958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものである。本発明が解決しようとする課題は、室内において車載センサーを搭載した車両の走行状態を再現するとともに、限られたスペースで、車載センサー及び車両の動作を総合的に検証することであり、また、試験の効率性の向上や、試験の簡便性の向上や、試験の利便性の向上や、さらには、試験の効率性の向上と試験の簡便性の向上と試験の利便性の向上との両立を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、車両の前後の車輪の回転を同期できるローラーを使用して、室内で車両の走行状態を再現するとともに、センサーを騙す装置を用いて標的(ターゲット)を模擬することで、コンパクトに車載センサー・車両の試験を実施できることを特徴とし、
少なくとも1つの車載センサーを装着した自動車の車両の前後の車輪を載せるローラーを有するか、又はジャッキで該車両を持ち上げ、該前後の車輪が連動して回転する回転機構を有し、該車両に装着された該車載センサーの周辺に、センサーを騙す装置を配する、試験システムを提供する。なお、車載センサーの周辺とは、例えば、車載センサーの前方、後方、右方、左方等を含む概念である(以下同じ。)。そして、車輪はタイヤを含む概念としてとらえてもよい(以下、同じ。)。
【発明の効果】
【0009】
本発明におけるローラーは、前輪用と後輪用とが同期しているため、車載センサーで得た情報が自然に反映され、誤動作の原因にならない。なお、ローラーの回転数及びローラーの負荷変動を利用することにより、自動車の運転動作及び外部から自動車へ加える負荷動作が数値で分かる。
【0010】
また、メーター類を第1監視カメラで観察したり、自動車の前後の車輪(前輪及び後輪)の回転状況(回転数、回転状態等)を第2監視カメラで観察したり、車両が発する音(例えば、異音、異常音、警告音、正常音等)をマイクロフォンで検知したり、又はメーター類を第1監視カメラで観察すること及び自動車の前後の車輪(前輪及び後輪)の回転状況(回転数、回転状態等)を第2監視カメラで観察すること並びに車両が発する音(例えば、車両が発する異音、車両が発する異常音、車両が発する警告音、車両が発する注意音等)をマイクロフォンで検知することとの両方により、車両の動作が異常であるか又は正常であるかどうかを、たとえ、試験室(実験室)から遠隔である場合であったりしても、迅速に、かつ、充分に確認することができ、さらには、試験室内が無人(実験室内が無人(試験者(実験者)、運転手等が居ないこと。)無人である場合であったりしても、迅速に、かつ、充分に確認することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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