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公開番号2024077454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189561
出願日2022-11-28
発明の名称電気機器
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G01K 1/16 20060101AFI20240531BHJP(測定;試験)
要約【課題】基板に配置された電子部品の温度の測定精度を向上させる。
【解決手段】基板10上に、トランジスタ20と、トランジスタ20の温度を測定するサーミスタ30とが配置され、基板10は、トランジスタ20のサーミスタ30による温度測定の対象部位の下部または近傍に形成されたスルーホール14と、スルーホール14からサーミスタ30の下部まで延びた内層パターン15とを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
基板上に、電子部品と、該電子部品の温度を測定する温度センサーと、が配置された電気機器であって、
前記基板は、
前記電子部品の前記温度センサーによる温度測定の対象部位の下部または近傍に形成されたスルーホールと、
前記スルーホールから前記温度センサーの下部まで延びた内層パターンと、を有する、電気機器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、電気機器に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
基板上に配置された電子部品の温度を測定することは、電子部品の故障を事前に防止したり、故障を検出したりするために有効な手段である。
【０００３】
ここで、電子部品が配置された基板に温度センサーを設け、温度センサーによって電子部品の温度を測定する技術が知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－５８１７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
電子部品が配置された基板に温度センサーを設ける場合、電子部品と温度センサーとの間の絶縁性を確保する必要がある。大気は絶縁体よりも電気抵抗が低いため、電子部品と温度センサーとの間の絶縁性を確保するためには、電子部品と温度センサーとを一定距離以上離して配置することが考えられる。
【０００６】
しかしながら、大気は一般的に熱伝導率が低いため、電子部品と温度センサーとを一定距離以上離して配置した場合、電子部品と温度センサーとの間の大気による熱抵抗が大きくなる。そのため、電子部品の温度測定の対象部位の実際の温度と、温度センサーによって測定された温度との間に乖離が生じ、温度センサーによって電子部品の温度を精度よく測定することができないという問題点がある。
【０００７】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、基板に配置された電子部品の温度の測定精度を向上させることができる電気機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するために本発明は、
基板上に、電子部品と、該電子部品の温度を測定する温度センサーと、が配置された電気機器であって、
前記基板は、
前記電子部品の前記温度センサーによる温度測定の対象部位の下部または近傍に形成されたスルーホールと、
前記スルーホールから前記温度センサーの下部まで延びた内層パターンと、を有する。
【発明の効果】
【０００９】
本発明によれば、基板に配置された電子部品の温度の測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【００１０】
本発明の電気機器の一実施形態を示す部分断面図である。
従来の電気機器の一例を示す部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
（【００１１】以降は省略されています）

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