TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024067286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177240
出願日2022-11-04
発明の名称オイル封入方法
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類G01L 13/02 20060101AFI20240510BHJP(測定;試験)
要約【課題】オイル封入空間にオイルを導入して満たした後、オイル導入孔を封止するまでの間、満たしたオイルの減少を抑制する。
【解決手段】オイル導入路105および第1ダイアフラム室103a,第2ダイアフラム室103bにオイルを導入した直後から、オイルの揮発が抑制された空間であるチャンバー141に基板101を配置する(第3工程)。基板101を配置する空間は、陽圧状態およびオイルの蒸気が含まれた状態の少なくとも1つとすることができる。この後、オイル導入路105、第1ダイアフラム室103a、第2ダイアフラム室103bにオイルが導入された状態で、オイル導入孔104を封止する。
【選択図】 図1C
特許請求の範囲【請求項1】
基板の一方の面にダイアフラムを形成し、前記ダイアフラムの内側の面に圧力を導入するためのダイアフラム室を形成し、前記ダイアフラム室に連通して前記基板の他方の面にオイル導入孔を有するオイル導入路を形成する第1工程と、
前記基板の他方の面から、前記オイル導入孔にオイルを供給して前記オイル導入路および前記ダイアフラム室に導入する第2工程と、
前記オイル導入路および前記ダイアフラム室に前記オイルを導入した直後から、前記オイルの揮発が抑制された空間に前記基板を配置する第3工程と、
前記空間に前記基板を配置した後、前記空間で前記オイル導入孔を封止する第4工程と
を備えるオイル封入方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
請求項1記載のオイル封入方法において、
前記空間は、陽圧状態および前記オイルの蒸気が含まれた状態の少なくとも1つとされていることを特徴とするオイル封入方法。
【請求項3】
請求項1記載のオイル封入方法において、
前記空間は、密閉可能とされたチャンバーの内部空間であることを特徴とするオイル封入方法。
【請求項4】
請求項3記載のオイル封入方法において、
前記チャンバーは、前記内部空間を真空排気可能とされていることを特徴とするオイル封入方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オイル封入方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、工業用の差圧計では、一方のダイアフラムに加えられた圧力を他方のダイアフラムに伝達させるために、2つのダイアフラム室およびこれらを連通する連通路を、オイルなどによる圧力伝達物質で満たしている。また、2つのダイアフラム室および連通路に満たしたオイルは、これらの空間に封入するため、オイルの導入孔を、封止部材で封止している(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-159593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧力伝達物質としてシリコーンオイルやフッ素オイルなどが用いられるが、これらオイルは蒸発する。このため、2つのダイアフラム室および連通路にオイルを満たした後、封止完了まで時間を要してしまうと、2つのダイアフラム室および連通路に満たしたオイルが減少し、例えば連通路上端よりオイル液面が下降する場合が発生する。この状態で封止をすると、封止された領域(オイル封入空間)に気泡が混入し、圧力が正しく伝達できなくなる懸念がある。
【0005】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、オイル封入空間にオイルを導入して満たした後、オイル導入孔を封止するまでの間、満たしたオイルの減少を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るオイル封入方法は、基板の一方の面にダイアフラムを形成し、ダイアフラムの内側の面に圧力を導入するためのダイアフラム室を形成し、ダイアフラム室に連通して基板の他方の面にオイル導入孔を有するオイル導入路を形成する第1工程と、基板の他方の面から、オイル導入孔にオイルを供給してオイル導入路およびダイアフラム室に導入する第2工程と、オイル導入路およびダイアフラム室にオイルを導入した直後から、オイルの揮発が抑制された空間に基板を配置する第3工程と、空間に基板を配置した後、空間でオイル導入孔を封止する第4工程とを備える。
【0007】
上記オイル封入方法の一構成例において、空間は、陽圧状態およびオイルの蒸気が含まれた状態の少なくとも1つとされている。
【0008】
上記オイル封入方法の一構成例において、空間は、密閉可能とされたチャンバーの内部空間である。
【0009】
上記オイル封入方法の一構成例において、チャンバーは、内部空間を真空排気可能とされている。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように、本発明によれば、オイル導入路およびダイアフラム室にオイルを導入した直後から、オイルの揮発が抑制された空間に基板を配置して、この空間でオイル導入孔を封止するので、オイル封入空間にオイルを導入して満たした後、オイル導入孔を封止するまでの間、満たしたオイルの減少を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

アズビル株式会社
検出システム
10日前
アズビル株式会社
流量制御システム
1か月前
アズビル株式会社
調整装置及び隔膜真空計
21日前
アズビル株式会社
電力需要調整システムおよび方法
18日前
アズビル株式会社
保護膜の形成方法、保護膜、及び、センサ
1日前
アズビル株式会社
情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
29日前
アズビル株式会社
周波数解析方法、周波数解析装置、周波数解析プログラム、機器監視方法および機器監視システム
28日前
オンキヨー株式会社
システム
3日前
株式会社ヨコオ
検査治具
15日前
横河電機株式会社
光学プローブ
3日前
個人
歩行者音声ガイドシステム
14日前
株式会社豊田自動織機
無人走行体
18日前
太陽誘電株式会社
検出装置
10日前
昭電工業株式会社
測定装置
16日前
大和製衡株式会社
重量選別機
8日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
11日前
村田機械株式会社
変位検出装置
18日前
キーコム株式会社
試験システム
21日前
キーコム株式会社
試験システム
21日前
トヨタ自動車株式会社
測定治具
18日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
11日前
矢崎総業株式会社
センサ
10日前
TDK株式会社
磁気センサ
15日前
個人
氷河融雪水流出量の推定方法
2日前
大同特殊鋼株式会社
形状検出装置
10日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
3日前
トヨタ自動車株式会社
劣化推定装置
11日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
11日前
オムロン株式会社
スイッチング装置
21日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
16日前
株式会社不二越
X線測定装置
18日前
株式会社島津製作所
分析装置
10日前
日本メクトロン株式会社
部品実装基板
21日前
株式会社ダイヘン
異常検出装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
電気機器
14日前
東海電子株式会社
アルコール測定装置
3日前
続きを見る