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公開番号2024074561
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-31
出願番号2022185807
出願日2022-11-21
発明の名称部品実装基板
出願人日本メクトロン株式会社
代理人個人
主分類G01N 27/00 20060101AFI20240524BHJP(測定;試験)
要約【課題】部品実装基板が液体に浸ったことをより確実に検知することが可能な構造の部品実装基板を提供する。
【解決手段】部品実装基板100は、基材11と、第1導電パターン30と、実装部品50と、を有する基板10と、第1導電パターン30と相補的に回路60を構成している第2導電パターン40と、を備え、第2導電パターン40は、液体に対して可溶であるか、又は液体に濡れて脆弱化するものであり、基材11において第2導電パターン40と対応する部位は、欠落した欠落部12となっており、第2導電パターン40は、欠落部12を跨いで、第1導電パターン30の一部分と第1導電パターン30における一部分とは別の部分とを相互に接続しており、当該部品実装基板100は、更に、可溶層22を備え、第2導電パターン40において少なくとも欠落部12を跨ぐ部分は、可溶層22の一方の面に形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、前記基材上に形成されている第1導電パターンと、前記第1導電パターンに対して電気的に接続されている実装部品と、を有する基板と、
前記第1導電パターンと相補的に回路を構成している第2導電パターンと、
を備える部品実装基板であって、
前記基材において前記第2導電パターンと対応する部位は、欠落した欠落部となっており、
前記第2導電パターンは、前記欠落部を跨いで、前記第1導電パターンの一部分と前記第1導電パターンにおける前記一部分とは別の部分とを相互に接続しており、
当該部品実装基板は、更に、前記基材を基準として前記第1導電パターンと同じ側に配置されているとともに液体に対して可溶である可溶層を備え、
前記第2導電パターンは、前記液体に対して可溶であるか、又は前記液体に濡れて脆弱化するものであり、
前記第2導電パターンにおいて少なくとも前記欠落部を跨ぐ部分は、前記可溶層の一方の面に形成されている部品実装基板。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記欠落部の幅寸法が1.5mm以下である請求項1に記載の部品実装基板。
【請求項3】
前記可溶層の前記一方の面は、前記可溶層における前記基材側とは反対側の面である請求項1又は2に記載の部品実装基板。
【請求項4】
前記可溶層において前記欠落部を間に挟む両側の部分は、それぞれ両面テープを介して前記基材及び前記第1導電パターンに対して貼り付けられている請求項3に記載の部品実装基板。
【請求項5】
前記欠落部を跨いで前記基材上及び前記第1導電パターン上に配置されていて、前記液体に対して可溶である粘着層を有し、
前記可溶層は、前記粘着層上に形成されている請求項3に記載の部品実装基板。
【請求項6】
前記第2導電パターンの両端部は、それぞれ平面視において前記可溶層から外方に延出した延出部となっており、
前記延出部がそれぞれ導電ペースト又は導電粘着材を介して前記第1導電パターンに対して電気的に接続されている請求項3に記載の部品実装基板。
【請求項7】
前記第2導電パターンの厚さが前記可溶層の厚さの2倍以上である請求項6に記載の部品実装基板。
【請求項8】
前記可溶層の前記一方の面は、前記可溶層における前記基材側の面である請求項1又は2に記載の部品実装基板。
【請求項9】
前記第2導電パターンの全体が前記可溶層の一方の面に形成されている請求項8に記載の部品実装基板。
【請求項10】
前記欠落部は、互いに並列に延在する第1延在部及び第2延在部を含み、
前記第1延在部と前記第2延在部に対応してそれぞれ前記第2導電パターンが配置されており、
前記第1延在部に対応する前記第2導電パターンと前記第2延在部に対応する前記第2導電パターンとが一の前記可溶層の前記一方の面に形成されている請求項8に記載の部品実装基板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、部品実装基板に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板と、基板によって支持される同調無線周波数回路と、を備える部品実装基板(同文献のセンサ)について記載されており、同調無線周波数回路は、すべて基板の同じ側に配設された第1導電性パターンと第1コンデンサとジャンパーとを有する。第1コンデンサは、第1コンデンサ板と、第2コンデンサ板と、第1コンデンサ板と第2コンデンサ板との間に配置された第1誘電材料を含み、第1誘電材料は、液体に対して可溶である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-529732号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者の検討によれば、特許文献1の部品実装基板は、部品実装基板が液体に浸ったことをより確実に検知する観点で、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、部品実装基板が液体に浸ったことをより確実に検知することが可能な構造の部品実装基板を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、基材と、前記基材上に形成されている第1導電パターンと、前記第1導電パターンに対して電気的に接続されている実装部品と、を有する基板と、
前記第1導電パターンと相補的に回路を構成している第2導電パターンと、
を備える部品実装基板であって、
前記基材において前記第2導電パターンと対応する部位は、欠落した欠落部となっており、
前記第2導電パターンは、前記欠落部を跨いで、前記第1導電パターンの一部分と前記第1導電パターンにおける前記一部分とは別の部分とを相互に接続しており、
当該部品実装基板は、更に、前記基材を基準として前記第1導電パターンと同じ側に配置されているとともに液体に対して可溶である可溶層を備え、
前記第2導電パターンは、前記液体に対して可溶であるか、又は前記液体に濡れて脆弱化するものであり、
前記第2導電パターンにおいて少なくとも前記欠落部を跨ぐ部分は、前記可溶層の一方の面に形成されている部品実装基板が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、部品実装基板が液体に浸ったことをより確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る部品実装基板の平面図である。
第1実施形態における欠落部及びその周辺構造を示す平面図である。
図2に示すA部の部分拡大図である。
第1実施形態に係る部品実装基板の端面図である。
第1実施形態における第1延在部及びその周辺構造を示す端面図である。
第1実施形態に係る部品実装基板の分解端面図である。
第1実施形態に係る部品実装基板の端面図であり、吸水膨張材が膨張した状態を示す。
第1実施形態の変形例1における第1延在部及びその周辺構造を示す端面図である。
第1実施形態の変形例1における第1延在部及びその周辺構造を示す端面図であり、第2導電パターンに段差が形成されている例を示す。
第1実施形態の変形例2における欠落部及びその周辺構造を示す平面図である。
図10に示すA部の部分拡大図である。
第1実施形態の変形例3に係る部品実装基板の分解端面図である。
第1実施形態の変形例4に係る部品実装基板の分解端面図である。
第2実施形態に係る部品実装基板の端面図である。
第3実施形態に係る部品実装基板の端面図である。
第3実施形態に係る部品実装基板の分解端面図である。
比較形態における欠落部及びその周辺構造を示す端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について、図1から図7を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。図1においては、基材11、第1導水シート85、第2導水シート86、第1透水シート87及び第2透水シート88を二点鎖線で図示している。また、図3においては、第1導電パターン30及び欠落部12を選択的に図示しており、その他の部位の図示を省略している。図4は図1に示すA-A線に沿った切断端面を示しており、図6及び図7は図4と対応する部位の分解端面図である。また、図4~図7においては、部品実装基板100の層構造を分かりやすくするため、便宜的に各層の厚みを模式的に厚く図示している。
【0010】
図1から図7に示すように、本実施形態に係る部品実装基板100は、基材11と、基材11上に形成されている第1導電パターン30と、第1導電パターン30に対して電気的に接続されている実装部品50と、を有する基板10と、第1導電パターン30と相補的に回路60を構成している第2導電パターン40と、を備える。
基材11において第2導電パターン40と対応する部位は、欠落した欠落部12となっており、第2導電パターン40は、欠落部12を跨いで、第1導電パターン30の一部分と第1導電パターン30における一部分とは別の部分とを相互に接続している。
部品実装基板100は、更に、基材11を基準として第1導電パターン30と同じ側に配置されているとともに液体に対して可溶である可溶層22を備えている。
第2導電パターン40は、液体に対して可溶であるか、又は液体に濡れて脆弱化するものであり、第2導電パターン40において少なくとも欠落部12を跨ぐ部分は、可溶層22の一方の面に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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