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公開番号2024081185
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-18
出願番号2022194616
出願日2022-12-06
発明の名称包装用箱
出願人朝日印刷株式会社
代理人個人
主分類B65D 5/50 20060101AFI20240611BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】収容物の側面を4方向から緩衝的に保持し、収容物の底面をクッション性を有して保持し、異なる大きさの収容物にも対応可能な包装用箱を提供する。
【解決手段】筒体に組み立てられた背面板14、左側面板16、正面板18、右側面板20の4側面と、一方の端部に糊付片22を有する。上方を閉鎖する上蓋片32と、下方を閉鎖する底部13を有する。正面板18の内側に所定の間隔を開けて正面板側仕切面74と、背面板14の内側に所定の間隔を開けて背面板側仕切面78を備える。正面板側仕切面74と背面板側仕切面78の間の空間は収容空間134となる。収容空間134は、底仕切面102を備え、正面板側仕切面74と背面板側仕切面78の間隔は、収容物136の側面の外径よりも小さい。収容物136を収容空間134に入れた時に、正面板側仕切面74と背面板側仕切面78が収容物136に押されて弾性変形し、収容物136を弾発的に挟持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一枚の箱体形成片から成り、筒体に組み立てられた背面板、左側面板、正面板、右側面板の4側面と、前記4側面の連接方向の一方の端部に前記4側面の連接方向の他方の端部の裏面に糊付けされて前記筒体を保持する糊付片が設けられ、組立状態で連接された4側面で形成される上方の開口端部を閉鎖する上蓋片と、下方の開口端部を閉鎖する底部が設けられている包装用箱において、
前記包装用箱の内側には、前記正面板の内側に所定の間隔を開けて前記正面板に沿う正面板側仕切面と、前記背面板の内側に所定の間隔を開けて前記背面板に沿う背面板側仕切面が設けられ、前記背面板側仕切面と前記正面板側仕切面は、所定の間隔を開けて互いに対向し、前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面の間の所定の間隔を有する空間は、収容物の収容空間となり、前記収容空間には前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面に交差する底仕切面が前記底部から離間して設けられ、
前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面の間隔は、前記収容物の側面の外径よりも小さく、前記収容物を前記収容空間に入れた時に前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面は前記収容物の側面に押されて弾性変形し、弾性変形した前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面に弾発的に挟まれて緩衝的に保持されることを特徴とする包装用箱。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記正面板側仕切面または前記背面板側仕切面の端部には前記底仕切面が設けられ、前記底仕切面の、その他の側縁部には、前記正面板側仕切面や前記背面板側仕切面又は前記4側面の裏面に重ねられて摩擦力より支持される当接片が設けられ、前記底仕切面は、前記正面板側仕切面または前記背面板側仕切面と、前記当接片により支持される請求項1記載の包装用箱。
【請求項3】
前記箱体形成片は、前記糊付片、前記背面板、前記左側面板、前記正面板、前記右側面板が互いに平行に連接されて設けられ、前記糊付片の、前記背面板とは反対側の側縁部には、前記正面板側仕切面と、前記左側面板の裏面に糊付けされる左側面板用糊付部と、前記背面板側仕切面と、前記右側面板の裏面に前記糊付片を挟んで糊付けされる右側面板用糊付部が、順に連接して互いに平行に設けられ、
前記背面板側仕切面の、前記左側面板用糊付部及び前記右側面板用糊付部との連接方向に沿う下方の側縁部には、前記底仕切面が連接して設けられ、前記底仕切面の、前記背面板側仕切面とは反対側の側縁部には、前記正面板側仕切面の裏面に重なり、摩擦力により支持される当接片が連接して設けられていることを特徴とする請求項1記載の包装用箱。
【請求項4】
前記底部は、前記箱体形成片が糊付けされて折り畳まれた状態から前記4側面を立体形状に組み立てると同時に組み立てられ下方の前記開口端部を閉鎖する請求項1記載の包装用箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、箱体の内側に緩衝用の仕切りが一体に設けられ、瓶等の収容物を包装する包装用箱に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、化粧水や薬液等を瓶に入れた商品は、紙製の包装用箱に収容されて、運搬、保管、陳列がされているものがある。このような包装用箱は、収容した瓶等を保護し、中でがたつかないように、包装用箱内を仕切る緩衝用の仕切りが設けられている。
【0003】
例えば、特許文献1に開示されている緩衝仕切付紙箱は、収容物が収容される紙箱の内側に、収容物の側面を保持する二段構成の緩衝仕切が互いに平行に一対設けられ、各緩衝仕切の下方には収容物の底面を支持する下部支持片が各々形成されている。二段構成の緩衝仕切の、上段と下段の間は空隙部で区切られている。緩衝仕切と下部支持片の間は、切込線で区切られている。緩衝仕切の下段の中心には、スリット付折罫線が上下方向に沿って設けられている。この緩衝仕切付紙箱は、一対の緩衝仕切の間を広げて収容物である瓶を入れて収容する。この時、緩衝仕切の下段は、スリット付折罫線を頂点として外側に屈折した状態になり、瓶の側面に4方向から弾性的に当接して保持する。また瓶の底面は、下部支持片の断面によって支持される。
【0004】
また、特許文献2に開示されている包装箱は、外箱の各内面から離間した状態の内箱を備え、内箱は、縦折り目を介して連接され外箱の側板と対向配置された4つの内側側板と、内側側板の底部を形成する内側底板を有している。少なくとも1組の相隣る内側側板の側縁をそれぞれ延長した延長部が設けられ、延長部が、外箱の内面に折り目を介して接続されて、内箱が外箱に支持されている。この紙箱は、内箱の中に収容物である瓶を入れて収容し、瓶の底面は、内側底板の面に支持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平11-49145号公報
特開2016-060491号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記背景技術の場合、特許文献1では、瓶の側面に4方向から緩衝仕切が弾性的に当接して保持するため、クッション性があり高い緩衝効果を有するが、瓶の底面は、下部支持片の断面によって支持されるため、クッション性はなく、緩衝効果が十分ではない。特許文献2では、瓶の底面は内側底板の面に支持されているため、クッション性が高い。しかし、内箱は瓶が入る大きさに作られており、内箱の内側側板は瓶の側面に弾性的に当接することはなく、側面方向の衝撃に対して緩衝効果が十分ではない。また、内箱は1組の相隣る内側側板の側縁をそれぞれ延長した延長部を介して外箱に支持されているため、角部が位置決めされて形状が変形しにくいものであり、径が異なる瓶に対応することができない。
【0007】
この発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、収容物の側面を4方向から緩衝的に保持し、収容物の底面を面で受けてクッション性を有して保持し、異なる大きさの収容物にも対応可能な包装用箱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、一枚の箱体形成片から成り、筒体に組み立てられた背面板、左側面板、正面板、右側面板の4側面と、前記4側面の連接方向の一方の端部に前記4側面の連接方向の他方の端部の裏面に糊付けされて前記筒体を保持する糊付片が設けられ、組立状態で連接された4側面で形成される上方の開口端部を閉鎖する上蓋片と、下方の開口端部を閉鎖する底部が設けられている包装用箱において、前記包装用箱の内側には、前記正面板の内側に所定の間隔を開けて前記正面板に沿う正面板側仕切面と、前記背面板の内側に所定の間隔を開けて前記背面板に沿う背面板側仕切面が設けられ、前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面は、所定の間隔を開けて互いに対向し、前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面の間の所定の間隔を有する空間は、収容物の収容空間となり、前記収容空間には前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面に交差する底仕切面が前記底部から離間して設けられ、
前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面の間隔は、前記収容物の側面の外径よりも小さく、前記収容物を前記収容空間に入れた時に前記正面板側仕切面と前記背面板側仕切面は前記収容物の側面に押されて弾性変形し、弾性変形した前記背面板側仕切面と前記背面板側仕切面に弾発的に挟まれて緩衝的に保持される包装用箱である。
【0009】
前記正面板側仕切面または前記背面板側仕切面の端部には前記底仕切面が設けられ、前記底仕切面の、その他の側縁部には、前記正面板側仕切面や前記背面板側仕切面又は前記4側面の裏面に重ねられて摩擦力より支持される当接片が設けられ、前記底仕切面は、前記正面板側仕切面または前記背面板側仕切面と、前記当接片により支持される。
【0010】
前記箱体形成片は、前記糊付片、前記背面板、前記左側面板、前記正面板、前記右側面板が互いに平行に連接されて設けられ、前記糊付片の、前記背面板とは反対側の側縁部には、前記正面板側仕切面と、前記左側面板の裏面に糊付けされる左側面板用糊付部と、前記背面板側仕切面と、前記右側面板の裏面に前記糊付片を挟んで糊付けされる右側面板用糊付部が、順に連接して互いに平行に設けられ、前記背面板側仕切面の、前記左側面板用糊付部及び前記右側面板用糊付部との連接方向に沿う下方の側縁部には、前記底仕切面が連接して設けられ、前記底仕切面の、前記背面板側仕切面とは反対側の側縁部には、前記正面板側仕切面の裏面に重なり、摩擦力により支持される当接片が連接して設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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