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公開番号2024078397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2023149252
出願日2023-09-14
発明の名称ヘッドモジュール、画像形成装置及び液体吐出装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類B41J 2/17 20060101AFI20240603BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】液体吐出ヘッドごとに供給される液体の温度のばらつきを抑制する。
【解決手段】液体を吐出する少なくとも2つの液体吐出ヘッド21A,21Bと、液体を貯留する貯留部24と、貯留部24内の液体を加熱する加熱部材26と、貯留部24へ液体を導入する入口部50と、貯留部24内の液体を1つの液体吐出ヘッド21Aへ送り出す第1の出口部51Aと、貯留部24内の液体を別の1つの液体吐出ヘッド21Bへ送り出す第2の出口部51Bとを備え、入口部50と第1の出口部51Aとの間の距離L1が、入口部50と第2の出口部51Bとの間の距離L2よりも短いヘッドモジュールであって、入口部50と第1の出口部51Aとの間に壁部材27が介在する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出する少なくとも2つの液体吐出ヘッドと、
前記液体を貯留する貯留部と、
前記貯留部内の前記液体を加熱する加熱部材と、
前記貯留部へ前記液体を導入する入口部と、
前記貯留部内の前記液体を1つの前記液体吐出ヘッドへ送り出す第1の出口部と、
前記貯留部内の前記液体を別の1つの前記液体吐出ヘッドへ送り出す第2の出口部とを備え、
前記入口部と前記第1の出口部との間の距離が、前記入口部と前記第2の出口部との間の距離よりも短いヘッドモジュールであって、
前記入口部と前記第1の出口部との間に壁部材が介在することを特徴とするヘッドモジュール。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記壁部材は、前記加熱部材よりも入口部側に配置される請求項1に記載のヘッドモジュール。
【請求項3】
前記壁部材は、前記加熱部材よりも第1の出口部側に配置される請求項1に記載のヘッドモジュール。
【請求項4】
前記壁部材は、前記入口部と前記第1の出口部との間に配置される第1の壁部材のほか、前記第1の壁部材に対して離れて配置される第2の壁部材を有し、
前記第1の壁部材と前記第2の壁部材は、液体導入方向から見て、前記貯留部の中央を挟んで両側に配置される請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュール。
【請求項5】
前記貯留部は、液体導入方向から見て、前記貯留部の中央を挟んで前記壁部材とは反対側において前記液体導入方向へ凹む凹部を有する請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュール。
【請求項6】
前記加熱部材は、前記壁部材と前記第1の出口部との間の領域において前記液体を加熱する第1の加熱部材と、前記入口部と前記壁部材との間の領域において前記液体を加熱する第2の加熱部材とを有する請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュール。
【請求項7】
前記液体吐出ヘッドから回収された前記液体を再び前記液体吐出ヘッドへ供給する循環式のヘッドモジュールである請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュール。
【請求項8】
前記液体吐出ヘッドから前記液体を回収しない非循環式のヘッドモジュールである請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュール。
【請求項9】
請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュールを備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1から3のいずれか1項に記載のヘッドモジュールを備えることを特徴とする液体吐出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘッドモジュール、画像形成装置及び液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吐出する液体吐出装置の一例として、紙などのシートに液体のインクを吐出して画像を形成するインクジェット式の画像形成装置が知られている。
【0003】
このようなインクジェット式の画像形成装置においては、液体を貯留する貯留部から液体吐出ヘッドへ適切な温度で液体を供給するため、ヒータなどの加熱部材によって貯留部内の液体を加熱するように構成されているものがある(例えば、特許文献1:特開2020-179534号公報参照)。
【0004】
ここで、1つの貯留部から複数の液体吐出ヘッドへ液体を分配して供給する場合、貯留部内へ液体を導入する入口部から貯留部内の液体を各液体吐出ヘッドへ送り出す出口部までの距離(液体流路の長さ)が異なると、液体吐出ヘッドごとに供給される液体の温度にばらつきが生じる。すなわち、入口部から出口部までの距離が長い箇所においては、貯留部内で液体が加熱される時間が長くなるため、液体吐出ヘッドへ供給される液体の温度が高くなる傾向にある。反対に、入口部から出口部までの距離が短い箇所においては、貯留部内で液体が加熱される時間が短くなるため、液体吐出ヘッドへ供給される液体の温度が低くなる傾向にある。このように、各液体吐出ヘッドに供給される液体温度にばらつきがあると、各液体吐出ヘッドから吐出される液体の粘度などにもばらつきが生じるため、液体の濃度ムラ、液体着弾位置のずれなどが生じる虞がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで、本発明においては、液体吐出ヘッドごとに供給される液体の温度のばらつきを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、液体を吐出する少なくとも2つの液体吐出ヘッドと、前記液体を貯留する貯留部と、前記貯留部内の前記液体を加熱する加熱部材と、前記貯留部へ前記液体を導入する入口部と、前記貯留部内の前記液体を1つの前記液体吐出ヘッドへ送り出す第1の出口部と、前記貯留部内の前記液体を別の1つの前記液体吐出ヘッドへ送り出す第2の出口部とを備え、前記入口部と前記第1の出口部との間の距離が、前記入口部と前記第2の出口部との間の距離よりも短いヘッドモジュールであって、前記入口部と前記第1の出口部との間に壁部材が介在することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、液体吐出ヘッドごとに供給される液体の温度のばらつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係るインクジェット式画像形成装置の全体構成を示す図である。
本実施形態に係るインクジェット画像形成装置の制御システムを示す図である。
本実施形態に係るヘッドユニットの概略構成図である。
本発明の第1実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第2実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第3実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第4実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第5実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第6実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の第7実施形態に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明を非循環式のヘッドモジュールに適用した一例を示す図である。
本発明を非循環式のヘッドモジュールに適用した他の例を示す図である。
比較例に係るヘッドモジュールの構成を示す図である。
本発明の実施形態に係る電極の製造装置の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面に基づき、本発明について説明する。なお、本発明を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材及び構成部品などの構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
【0010】
まず、図1及び図2に基づき、本発明に係る液体吐出装置の一実施形態であるインクジェット式画像形成装置の構成について説明する。図1は、インクジェット式画像形成装置の全体構成を示す図、図2は、インクジェット画像形成装置の制御システムを示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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