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公開番号2024075232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186517
出願日2022-11-22
発明の名称パネル構造体
出願人三協立山株式会社
代理人個人
主分類E04B 2/74 20060101AFI20240527BHJP(建築物)
要約【課題】 施工を簡略化できるパネル構造体の提供。
【解決手段】 上下に並べて取付けられる下パネル1aと上パネル1bを備え、下パネル1aは、見付面の上端部より奥まって形成された段差部2を有し、段差部2は、取付面24への取付部3と、取付部3の下方に位置する傾斜部4と、取付部3の上方に位置する係止部5を有し、上パネル1bは、下端部に下パネル1aの段差部2を被覆する被覆部6を有し、被覆部6は、下パネル1aの係止部5に上方から係止する被係止部7と、下端部に位置する水切片8と、水切片8より後方に突出する位置規制片9を有し、位置規制片9の先端が下パネル1aの傾斜部4に当接し、水切片8の下端が段差部2から離間している。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
上下に並べて取付けられる下パネルと上パネルを備え、下パネルは、見付面の上端部より奥まって形成された段差部を有し、段差部は、取付面への取付部と、取付部の下方に位置する傾斜部と、取付部の上方に位置する係止部を有し、上パネルは、下端部に下パネルの段差部を被覆する被覆部を有し、被覆部は、下パネルの係止部に上方から係止する被係止部と、下端部に位置する水切片と、水切片より後方に突出する位置規制片を有し、位置規制片の先端が下パネルの傾斜部に当接し、水切片の下端が段差部から離間していることを特徴とするパネル構造体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、壁やフェンス等に用いられるパネル構造体に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、間隔をおいて立設した柱にパネルを取付けて構成したフェンス等のパネル構造体が知られている。かかるパネル構造体においては、施工の簡略化が求められている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は以上に述べた実情に鑑み、施工を簡略化できるパネル構造体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるパネル構造体は、上下に並べて取付けられる下パネルと上パネルを備え、下パネルは、見付面の上端部より奥まって形成された段差部を有し、段差部は、取付面への取付部と、取付部の下方に位置する傾斜部と、取付部の上方に位置する係止部を有し、上パネルは、下端部に下パネルの段差部を被覆する被覆部を有し、被覆部は、下パネルの係止部に上方から係止する被係止部と、下端部に位置する水切片と、水切片より後方に突出する位置規制片を有し、位置規制片の先端が下パネルの傾斜部に当接し、水切片の下端が段差部から離間していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
請求項1記載の発明によるパネル構造体は、上下に並べて取付けられる下パネルと上パネルを備え、下パネルは、見付面の上端部より奥まって形成された段差部を有し、段差部は、取付面への取付部と、取付部の下方に位置する傾斜部と、取付部の上方に位置する係止部を有し、上パネルは、下端部に下パネルの段差部を被覆する被覆部を有し、被覆部は、下パネルの係止部に上方から係止する被係止部と、下端部に位置する水切片と、水切片より後方に突出する位置規制片を有し、位置規制片の先端が下パネルの傾斜部に当接し、水切片の下端が段差部から離間していることで、パネルの取付けを容易に且つ安定して行えるので、施工を簡略化できる。また、上パネルと下パネルの間の部分に水が溜まるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
(a)はパネル構造体の第1実施形態を示す壁の正面図、(b)は同平面図である。
図1のA-A断面図である。
図2のX部を拡大して示す縦断面図である。
図2の上側を拡大して示す縦断面図である。
図1のB-B断面図である。
パネルの取付け方を示す縦断面図である。
同構造体の上部を拡大して示す縦断面図であって、(a)は上から2段目のパネルが基準高さ位置にある状態、(b)は同パネルが最も上に上がった状態、(c)は同パネルが最も下に下がった状態を示す。
パネル構造体の第2実施形態を示すカーポートの縦断面図である。
第2実施形態のパネル構造体の変形例を示す縦断面図である。
パネル構造体の第3実施形態を示すマルチルーフの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、後述する第1,2,3実施形態のうち請求項1記載の発明の実施形態は第1,2,3実施形態であり、当該発明に関する説明は、段落[0011]~[0015]に記載されている。
図1~5は、パネル構造体19の第1実施形態を示している。本実施形態は、住宅の敷地の道路との境界部や門の脇などに設置される壁16に適用したものである。
壁16は、図1,2,5に示すように、3本の柱17が間隔をおいて地面Gから立設され、柱17の上端に桁18を架設して骨組みが構成され、その骨組みの道路側と敷地側の見付面に横長のパネル1,1,…,12を上下に並べて取付けてなるパネル構造体19が設けられている。桁18の上面と左右の柱17の外側面には枠20がそれぞれ取付けてあり、枠20でパネル1,1,…,12の小口を隠している。
【0008】
柱17は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図5に示すように、正方形断面の中空状に形成されている。
左右の柱17の外側面には、枠20を取付けるためのベース材21が上下方向に間隔をおいて取付けてあり、枠20はベース材21に一対の爪片64,64を係合して取付けられている。枠20は、パネル1,1,…,12の端部を呑み込む呑み込み部22を有し、呑み込み部22にパネル1,1,…,12の端部を呑み込ませてある。
柱17の道路側及び敷地側の見付面には、ふかし材23が取付けてある。ふかし材23は、アルミ合金の押出形材で形成したものであり、見込方向に突出して左右方向に間隔をおいて二列形成したパネル取付部24と、中央部に形成された凹部25を有し、凹部25の位置で柱17にねじ26で固定して取付けてある。パネル取付部24には、パネル1,1,…がねじ27で取付けてある。
【0009】
桁18は、アルミニウム合金の押出形材で形成したものであり、図4に示すように、矩形断面の中空部28と、中空部28の下側に下向きに開口した凹部29とを長手方向に連続して有している。柱17は、上端部を凹部29に呑み込ませて金具(図示省略)で凹部29の底壁に固定してある。
桁18の上面には、ベース材21が桁18の長手方向に間隔をおいて取付けてあり、ベース材21に係合して枠20が取付けてある。
【0010】
パネル構造体19は、図1,2に示すように、アルミ押出形材で形成されたパネル1,1,…,12を下側(一方側)から上側(他方側)に向かって順番に取付けて構成してある。一番下から上から2段目までのパネル1,1,…は、断面形状が同一のものであり、一番上の段のパネル12は、パネル1,1,…の寸法誤差や施工誤差を吸収することのできる誤差吸収パネルとなっている。
(【0011】以降は省略されています)

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