TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024075066
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186217
出願日2022-11-22
発明の名称シャント抵抗器
出願人KOA株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01C 13/02 20060101AFI20240527BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】測定レンジを広くすることができるシャント抵抗器が提供される。
【解決手段】シャント抵抗器1は、電極部材10に取り付けられた少なくとも2つの素子150を備える。少なくとも2つの素子150は、異なる比抵抗を有する抵抗体5を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
導電性材料から構成された電極部材と、
前記電極部材に取り付けられた少なくとも2つの素子と、を備え、
前記少なくとも2つの素子は、異なる比抵抗を有する抵抗体を備えている、シャント抵抗器。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記少なくとも2つの素子のそれぞれは、前記シャント抵抗器の厚さ方向に積層された積層素子である、請求項1に記載のシャント抵抗器。
【請求項3】
前記積層素子としての前記少なくとも2つの素子は、同一の形状を有している、請求項2に記載のシャント抵抗器。
【請求項4】
前記少なくとも2つの素子のそれぞれは、前記シャント抵抗器の長さ方向に配列された直列素子である、請求項1に記載のシャント抵抗器。
【請求項5】
前記抵抗体は、一方に配置された焼結体と、他方に配置された合金と、を備えている、請求項1に記載のシャント抵抗器。
【請求項6】
前記焼結体は、450μΩ・cm以上の比抵抗値を有している、請求項5に記載のシャント抵抗器。
【請求項7】
前記合金は、CuMn系合金から構成されており、
前記焼結体は、NiCr、CuMnまたはCuNiの金属粒子とアルミナなどの絶縁粒子を混ぜた焼結体から構成されている、請求項5に記載のシャント抵抗器。
【請求項8】
前記電極部材は、その中央部分に形成された凸部を有している、請求項1に記載のシャント抵抗器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シャント抵抗器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
電流を抵抗体に流し、その両端の電圧(電位差)から電流の大きさを測定するシャント抵抗器が存在する。このようなシャント抵抗器は、抵抗体と、抵抗体の両端に接続された2つの電極と、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-536166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
シャント抵抗器では、抵抗による電力ロスを小さくするために、低い抵抗値に設定されている。例えば、40Aの電流を検出するためには、0.5mΩの抵抗値が用いられ、抵抗器の両端の電位差は20mV程度である。同じ電位差を検出したい場合、400Aの電流を流すと、50μΩの抵抗値が必要とされる。このように、検出したい電流値が異なる場合に必要とされる抵抗値の差分は、10倍ほど異なる。
【0005】
400Aの電流を測定する場合、例えば50μΩのシャント抵抗器を用いることが考えられるが、同じシャント抵抗器により10A近辺の電流も検出したいというように、回路設計によっては計測(測定)範囲の要求が広くなる場合がある。この場合、50μΩの抵抗値のシャント抵抗器で10Aの電流を測定すると、0.5mVの電位差になるため、電流検出の精度を確保するのが難しいという問題がある。
【0006】
このように、シャント抵抗器では、測定する電流の大きさの範囲(すなわち、測定レンジ)を広くすることが望ましい。しかしながら、上述したシャント抵抗器では、測定レンジは、2つの電極の間に配置された単一の抵抗体の比抵抗(抵抗値)に大きく依存しているため、測定レンジを広くすることは困難である。複数の抵抗体を直列に接続するシャント抵抗器が知られているが(例えば、特許文献1参照)、特許文献1は、測定レンジを広くする構成を開示していない。
【0007】
そこで、本発明は、測定レンジを広くすることができるシャント抵抗器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一態様では、導電性材料から構成された電極部材と、前記電極部材に取り付けられた少なくとも2つの素子と、を備えるシャント抵抗器が提供される。前記少なくとも2つの素子は、異なる比抵抗を有する抵抗体を備えている。
【0009】
一態様では、前記少なくとも2つの素子のそれぞれは、前記シャント抵抗器の厚さ方向に積層された積層素子である。
一態様では、前記積層素子としての前記少なくとも2つの素子は、同一の形状を有している。
一態様では、前記少なくとも2つの素子のそれぞれは、前記シャント抵抗器の長さ方向に配列された直列素子である。
【0010】
一態様では、前記抵抗体は、一方に配置された焼結体と、他方に配置された合金と、を備えている。
一態様では、前記焼結体は、450μΩ・cm以上の比抵抗値を有している。
一態様では、前記合金は、CuMn系合金から構成されており、前記焼結体は、NiCr、CuMnまたはCuNiの金属粒子とアルミナなどの絶縁粒子を混ぜた焼結体から構成されている。
一態様では、前記電極部材は、その中央部分に形成された凸部を有している。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
集積回路
18日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
ローム株式会社
半導体装置
8日前
株式会社PFA
異物除去具
8日前
株式会社ダイヘン
碍子
2日前
マクセル株式会社
電池
3日前
株式会社魁半導体
プラズマ処理装置
11日前
京セラ株式会社
積層型電子部品
1日前
株式会社ヨコオ
変換回路
8日前
日本航空電子工業株式会社
押釦
15日前
トヨタ自動車株式会社
搬送装置
1日前
住友電装株式会社
コネクタ
3日前
東レエンジニアリング株式会社
転写装置
1日前
三洲電線株式会社
撚線導体
11日前
シャープ株式会社
入力装置
15日前
ローム株式会社
半導体装置
17日前
住友電装株式会社
コネクタ
4日前
東レエンジニアリング株式会社
転写方法
15日前
オムロン株式会社
電磁石装置
8日前
日本航空電子工業株式会社
コネクタ
8日前
三菱電機株式会社
半導体装置
9日前
三菱電機株式会社
半導体装置
1日前
住友電装株式会社
雌端子金具
9日前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
オムロン株式会社
電磁継電器
17日前
オムロン株式会社
電磁石装置
8日前
株式会社はくぶん
電池ボックス装置
4日前
日本圧着端子製造株式会社
コネクタ
4日前
株式会社ダイフク
搬送車
15日前
ルビコン株式会社
キャパシタンス装置
16日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
8日前
TDK株式会社
電子部品
11日前
TDK株式会社
電子部品
2日前
CKD株式会社
ユニットカバー
16日前
旭化成株式会社
紫外線発光装置
8日前
日亜化学工業株式会社
発光装置
1日前
続きを見る