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公開番号2024073809
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-30
出願番号2022184716
出願日2022-11-18
発明の名称包装体
出願人住友ベークライト株式会社
代理人個人
主分類B65D 85/50 20060101AFI20240523BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】青果物の鮮度を効果的に保持できる技術を提供する。
【解決手段】本発明の包装体は、合成樹脂フィルムの両端を貼り合わせて筒状にし、一方を閉じることで得られた青果物を収容する袋本体10と、背貼り部20と、を備える鮮度保持袋100の袋本体10に青果物を収容したものであって、背貼り部20は、袋本体10の外部と内部とを連通する連通領域30を有し、以下の条件aを満たすように構成されている。
条件a:背貼り部20の平面視における面積(mm2)に対する、連通領域30の平面視における面積(mm2)の割合を開口面積率Sr(%)としたとき、当該青果物の重量Wt(g)に対する開口面積率Sr(%)の比率(Sr/Wt)が1.0×10-4~5.0である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂フィルムの両端を貼り合わせて筒状にし、一方を閉じることで得られた青果物を収容する袋本体と、背貼り部と、を備える鮮度保持袋の当該袋本体に青果物を収容した包装体であって、
前記背貼り部は、前記袋本体の外部と内部とを連通する連通領域を有し、
以下の条件aを満たす、包装体。
条件a:前記背貼り部の平面視における面積(mm

)に対する、前記連通領域の平面視における面積(mm

)の割合を開口面積率Sr(%)としたとき、当該青果物の重量Wt(g)に対する開口面積率Sr(%)の比率(Sr/Wt)が1.0×10
-4
~5.0である。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装体において、
前記背貼り部の幅が2~50mmである、包装体。
【請求項3】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記連通領域が複数であって、当該連通領域の個数が、前記背貼り部の平面視における面積10cm

当たり0.5~250個である、包装体。
【請求項4】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記背貼り部の前記袋本体側の端部における、隣り合う前記連通領域の間隔が、1~300mmである、包装体。
【請求項5】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記背貼り部の長さ方向において、前記連通領域と、接合領域とが交互に繰り返し配置されることで幾何学模様を構成する、包装体。
【請求項6】
請求項5に記載の包装体において、
前記幾何学模様の模様構成単位は、直線、矩形、円形、および曲線の中から選ばれる1または2以上を含む、包装体。
【請求項7】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記背貼り部は、前記袋本体とは反対側に、前記背貼り部の上端から下端に亘る帯状の非シール部を有する、包装体。
【請求項8】
請求項7に記載の包装体において、
前記帯状の非シール部の幅が1~40mmである、包装体。
【請求項9】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記合成樹脂フィルムの厚さは、20~200μmである、包装体。
【請求項10】
請求項1または2に記載の包装体において、
前記合成樹脂フィルムは、ポリエチレン、エチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリアミド樹脂の中から選ばれる1種または2種以上を含むフィルム、あるいは当該フィルムを含む多層フィルムである、包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
野菜、果物等の青果物は、収穫された後も呼吸作用を持続している。このため、収穫後の貯蔵、流通または保存中に、青果物自身の呼吸によりエネルギーを消費し鮮度劣化を引き起こす。そこで、青果物の鮮度保持方法としては、青果物の呼吸を適度に抑制して鮮度を保持する方法が知られている。このような青果物の鮮度保持に使用される包装袋は、MA(Modified Atmosphere)包装として知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、合成樹脂フィルムからなる包装袋に貫通孔を形成することが開示されている。また、特許文献2には、無孔のフィルムからなる袋の熱シール部の少なくとも一部に未接着部を設け、未接着部に生じる微細空隙を通じて袋内の青果物を呼吸させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-46749号公報
特開2000-59号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に記載される従来の包装袋においては青果物を高水準で鮮度保持する点において改善の余地があった。
【0006】
通常、包装袋に設けられる孔の大きさ、総開口面積などによって包装袋を透過するガス量が変動する傾向があり、青果物の鮮度はかかる影響を受ける場合がある。本発明者は、青果物の鮮度を安定的に保持する点から、新たに包装袋の背貼り部に着目し、ガスが透過できる連通路を背貼り部に設け、連通路と青果物の重量とのバランスを制御することが有効であることを見出した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明によれば、以下の包装体が提供される。
【0008】
[1] 合成樹脂フィルムの両端を貼り合わせて筒状にし、一方を閉じることで得られた青果物を収容する袋本体と、背貼り部と、を備える鮮度保持袋の当該袋本体に青果物を収容した包装体であって、
前記背貼り部は、前記袋本体の外部と内部とを連通する連通領域を有し、
以下の条件aを満たす、包装体。
条件a:前記背貼り部の平面視における面積(mm

)に対する、前記連通領域の平面視における面積(mm

)の割合を開口面積率Sr(%)としたとき、当該青果物の重量Wt(g)に対する開口面積率Sr(%)の比率(Sr/Wt)が1.0×10
-4
~5.0である。
[2] [1]に記載の包装体において、
前記背貼り部の幅が2~50mmである、包装体。
[3] [1]または[2]に記載の包装体において、
前記連通領域が複数であって、当該連通領域の個数が、前記背貼り部の平面視における面積10cm

当たり0.5~250個である、包装体。
[4] [1]乃至[3]いずれか一つに記載の包装体において、
前記背貼り部の前記袋本体側の端部における、隣り合う前記連通領域の間隔が、1~300mmである、包装体。
[5] [1]乃至[4]いずれか一つに記載の包装体において、
前記背貼り部の長さ方向において、前記連通領域と、接合領域とが交互に繰り返し配置されることで幾何学模様を構成する、包装体。
[6] [5]に記載の包装体において、
前記幾何学模様の模様構成単位は、直線、矩形、円形、および曲線の中から選ばれる1または2以上を含む、包装体。
[7] [1]乃至[6]いずれか一つに記載の包装体において、
前記背貼り部は、前記袋本体とは反対側に、前記背貼り部の上端から下端に亘る帯状の非シール部を有する、包装体。
[8] [7]に記載の包装体において、
前記帯状の非シール部の幅が1~40mmである、包装体。
[9] [1]乃至[8]いずれか一つに記載の包装体において、
前記合成樹脂フィルムの厚さは、20~200μmである、包装体。
[10] [1]乃至[9]いずれか一つに記載の包装体において、
前記合成樹脂フィルムは、ポリエチレン、エチレン共重合体、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、およびポリアミド樹脂の中から選ばれる1種または2種以上を含むフィルム、あるいは当該フィルムを含む多層フィルムである、包装体。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、青果物の鮮度を効果的に保持できる技術が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の鮮度保持包装袋を模式的に示した斜視図である。
本実施形態の鮮度保持包装袋の変形例を模式的に示した斜視図である。
本実施形態の鮮度保持包装袋の製造手順を模式的に示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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